0228 流行りのアレを始めました
弊社インターバンクは外貨両替商です。
創業者である私、佐藤豪が
17年前の2005年に自己資金180万円
で起業しました。
当時、株式会社は1,000万円以上の
資本金が必要だっため
300万円で設立できる
有限会社として始めました。
残りの資本金120万円は
どうしたかというと、
アルバイトをしていた信用だけで
消費者金融つまりサラ金で
カードを8枚作製し、
各社から一時的に借金を
して銀行へ1週間預け入れ
資本金の証明書を取得、
すぐに引き出して返済しました。
金利は1週間で1万円程度でした。
当時は街中でもましてや
インターネット上でも外貨両替
というビジネスが弊社以外無い状況でした。
ネットでHPを作成して
外貨両替商を立ち上げたわけですが、
最初はネットに広告を出しても
お客様が全然来ませんでした。
今、それを分析すれば明らかに
わかることがあります。
それは有限会社で
始めてしまったことです。
消費者であるお客様は
モノやサービスを購入する際、
イメージで判断します。
ウェブでの購入の場合、
それは顕著に現れます。
2006年当時はネットを
利用してビジネスをしている会社が
中小企業レベルではまだ多くなく、
アクセスや需要はあれど
胡散臭いイメージは常に
付きまとっていました。
お金を扱い、遠方のお客様には
振り込みをしていただく
ビジネスモデルでしたので
イメージ、信用が何よりも重要でした。
その過程で有限会社という形態は
多くの人に小規模という強いイメージを
持たれてしまい、取引をしようという気持ちを
減退させていたと考えています。
小さいものを大きく見せる。
日本有数の経営者である
日本電産の永守社長は
創業当初に日産や日本電気に
間違えられて受注がもらえるように
と社名を命名したとおっしゃっています。
小さい会社が世間に認知していただくのは
至難の業ですが、盛る技術が横行する現代で
等身大を表現する力が今後の世の中では
より一層求められていくと思います。
お陰様で今では審査に厳しい
融資型クラウドファンディングで
110名の投資家から合計3,000万円の
融資を受けております。
創業時に消費者金融から一時借り入れ
をしていた頃よりも各段に責任と信用を
求められる立場になりました。
等身大の自分を発信し続けたいものです。