私の好きなある有名社長が、会社が伸びる一番大事な行動は「感謝」することだと言っていた。そのことにピンとこなかったが、身近なある人に私から感謝されていないと失望的に言われたのもあり、私自身が一番大事である感謝が出来ていないと痛感した。どうすれば感謝ができるのだろうと、コンサル時に相談したところコーチは私がなぜ感謝できないのか掘り下げて共に分析していってくれた。その方法は以下のようにひたすら私に質問を繰り返していくものだった。

なぜ感謝できないと思うのか

私は愛がない人間だから⇒なぜ愛がないのか

表現しないから⇒なぜ表現しないのか

恥ずかしいから⇒なぜ恥ずかしいのか

したことがないから⇒なぜしたことがないのか

上手くできないとかっこ悪いから⇒なぜ上手くできないとかっこ悪いのか

ぎこちない違和感が伝わってしまうから⇒なぜぎこちない違和感が伝わってしまうのか

相手に自分とは違うと思われたくないから⇒なぜ相手に自分とは違うと思われたくないのか

異質な人間と思われたくないから⇒なぜ異質な人間と思われたくないのか

平和でいたいから⇒なぜ平和でいたいのか

角が立たないようにしたいから⇒なぜ角が立たないようにしたいのか

悩みたくないから⇒なぜ悩みたくないのか

余計な気を遣いたくないから

以上を書き出していき、なんとなく見えてきた。
そして指摘を受けた箇所は
・自分とは違うと思われたくない
・異質な人間と思われたくない
という恐れや不安が私の潜在意識にあると指摘された。
そのため
・平和でいたい
・角が立たないようにしたい
・悩みたくない
・余計な気を遣いたくない
という無意識で内向きな願望が同時に存在し、それに伴って感情表現をストップさせるという防衛行動を起こしていると分析された。なぜそのような防衛行動を取るかさらに遡って考察された結果、コンサルタントは私と今まで話し合ってきたふとした話の発端を見逃さずに親との仲の悪さではないかと行き着かれた。

その時私は図星であると、驚きと同時にやはりそうだったかという確信と客観的に言い当てられたこと、そしてその事実に苦痛さが少しこみあげてきた。
家庭環境、とりわけ親との確執が遠因であると至った結果に、うすうす気づいていたことだが改めて考え直してみると、この苦痛が伴うテーゼに向き合っていく時期なのかと思った。一部では確実に親からの愛情は受けているわけで、そこにフォーカスして自分も愛情のある行動をとれる様、人に愛を施せる人間に近づけるにはどうしたらいいかを考えることが今私ができる前向きな行動なのかと思った。

今までの私の感謝の定義は ”条件” であったように思う。
自分のことを話す必要がないから話さない、相手とはビジネスライクな関係で結ばれていればよい。
合理性のある関係、御恩と奉公、成果と報酬、シンプルで分かりやすいギブアンドテイクのWinWinで成り立つバーター…。そういう条件付きである。

具体的には
社員が辞めちゃうだろうから手厚く待遇するとか、本人の為を思って注意すべきことも叱責もしないなど。

感謝の表現は相応の見返りである、お金で測れる合理性。ビジネスとしてはそれをしてきたつもりだ。しかし心の隅では、一人ではなく組織を運営しており、相手にも感情があるし、”本当に必要なのは伝える、表現すること”ではないだろうか、そしてそれができない自分が嫌でもあった。

「素で感謝したい」

それを出来るようになるためのヒントが
身近な周囲からの 愛を受け取る、愛に気づく ことではないだろうかとコンサルタントから提案された。
一朝一夕で出来るものはないことはわかっているが、これも習慣付けで、
やらざるを得ない環境に落とし込むことと、素直に実行するのが私の得意とするところ、
それを実現するためのコーチングでもある。

したがって、
佐藤、愛への挑戦2020

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【10月のテーマ:家族の愛を受け取る・愛に気づく】

①1日1ありがとうを伝える(社員・奥さん)
②父親、母親、奥さんから貰ってきた愛情・感情をそれぞれ箇条書きで書き出す。
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最初は不自然さと気恥ずかしさとの闘いかもしれない。
むやみやたらの感謝と、心のこもった感謝の、クオリティの差はどうなんだろうかとか、、
考えるな、感じろ。

こちらも参考になり、導入するのも良いかも 
マコなり社長ブログ

感謝の習慣で会社は伸びる