海外用モバイルWi-fiルーターレンタルのポイントと注意点

今や海外旅行先でもスマホや携帯電話、タブレット、ノートパソコンを使うのは当たり前のこと。情報収集やSNSへの発信、日本への電話など、現地でも欠かせないツールです。

ですがこれらを海外で使うには、ただ持っていけばいいというわけではなく、海外旅行出発前にそれなりの準備が必要となります。
その方法にはいくつかの種類があるのですが、特に現地でスマホなどを気兼ねなく使いたいなら、海外用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルする方法がオススメなのです。

海外用モバイルWi-Fiルーターってなに？

海外用モバイルWi-Fiルーターとは、モバイル機器を海外でもWi-Fi接続で繋げて通信できるようにする、持ち運び用のコンパクトなWi-Fiルーターのことです。
このルーターをサービス提供会社からレンタルして持って行くことで、自分のスマホなどを日本に居るときと同じように使うことが出来るようになります。

モバイルWi-Fiルーターのポイントと注意点

利用料金のポイント

モバイルWi-Fiルーターはレンタル使用料が安いのが嬉しいところ。旅行先の国や使える容量によって異なりはしますが、1日で平均1000円前後とかなりリーズナブルです。

利用料金の注意点

気をつけたいのは、モバイルWi-Fiルーターは使い放題ではないものが多いということです。契約内容によって1日に使える通信データ量が決まってくるので、それ以上になると最悪で通信が出来なくなります。
契約時には、なるべく余裕のあるデータ容量を選ぶようにしたいところです。

利用方法のポイント

Wi-Fiルーターを使えるようにするためには最初に設定が必要ですが、その方法は複雑ではないので誰でもすぐに設定が出来ます。1度設定が終われば再度設定し直す必要もなく、旅行先ですぐに使えるようになります。
また、セキュリティの心配がほとんどないということもポイントです。海外でも安心して通信出来るわけです。

利用方法の注意点

日本のキャリア会社が海外のキャリア会社と提携することでスマホが使えるようになるサービスに、“国際ローミング”というものがあります。“国際ローミング”はスマホの設定によって自動的に選択されて、そのままにしておくとWi-Fiではなくこの接続方法で繋がってしまうことも…。
この時に、もし自分のスマホのキャリア会社と提携していない海外のキャリア会社と繋がると、後からとんでもない高額請求をされることになりかねません。

これらを避けるためには、スマホの設定で「データローミング」をOFFにする必要があります。必ず確認しましょう。

利用人数のポイント

海外用モバイルWi-Fiルーターは、2人以上のグループで海外旅行に行った際には、メンバーの誰かひとりが持っていればみんなで使うことが出来ます。利用料金を旅行参加人数で割れば、さらに安くルーターを使うことが出来ます。

利用人数の注意点

モバイルWi-Fiルーターを使うには、当然ルーターを持っている人と一緒にいることが条件です。もしグループ旅行で別行動を取りたいなら、もう1台モバイルWiFiルーターをレンタルするか、その他の方法で通信出来るようにしておくことです。

海外用モバイルWi-Fiルーター本体について

モバイルWi-Fiルーター本体の現地での注意点は、充電をしっかりすることです。せっかくルーターを持ち歩いているのに、バッテリー切れでは何の意味もありません。1日が終わってホテルで寝る前に、忘れずに充電することが大切です。

また、Wi-Fiルーター本体はコンパクトで持ち運びに便利ではありますが、荷物がひとつ増えることにはなります。そして精密機器なので、あまり乱暴な扱いや落としたりぶつけたりすることは故障や破損の原因になります。
丁寧に扱うことと同時に、レンタルサービス会社との契約時に保障プランに加入しておくと安心できるでしょう。