海外旅行で日本人がやりがちな危ない10個の行動
日本では当たり前の行動や言動が、外国ではとんでもない事態を引き起こす可能性があります。余計なトラブルや危険から自分を守り、海外旅行を存分に楽しむためにも、海外でやってはいけない危険な行動を覚えておきましょう。
海外ではカモ? 狙われやすい日本人観光客
日本人観光客は、外国だとお金持ちと思われがちなもの。
ただでさえターゲットにされやすいのに、自分から「私はお金を持っているよ」と教えるような行動は危険すぎます。
海外では日本の常識が通用しないことも多いのです。特に観光地では、海外旅行者を狙った犯罪者がカモを物色している可能性もあるので、現地での行動には十分に注意が必要と言えるでしょう。
海外ではやらない方がいい危険な行動
代表的な危ない行動は以下の通り。覚えておいて、やらないようにしましょう。
道ばたで地図やガイドブック、スマホを見る
土地勘のない海外では、道に迷ったり行き先が解らなくなることもあるでしょう。そんな時にやりがちなのが、道ばたで地図などをチェックする行為です。
これは周囲に“私は土地に不慣れな観光客です”と宣伝しているようなもの。スリやぼったくり、置き引きの格好のターゲットになってしまいます。
調べものをする時には人が多い場所に移動して、建物を背にした状態でしましょう。
また、スマホに夢中になることも危険です。周囲への注意力が散漫になり、誰かが近寄ってきても気づかずに荷物を盗まれる可能性も大きくなります。
知らない人に写真撮影を頼む
海外の風景をバックに写真を撮るのは楽しみでもありますが、安易に知らない人に写真撮影を頼むのは考えものです。
日本製のカメラやスマートフォンは、海外では高価で性能がいいと評判でもあり、そのまま持って逃げられることもあり得ます。特にインドではこの類の事件が多いと言います。
撮影を頼むなら同じ観光客などにするほうが無難でしょう。
また、自撮り棒を使うのも方法ですが、場所によっては自撮り棒が使用禁止の場合もあるので注意しましょう。
周囲をキョロキョロして歩く
見るものすべてが新鮮な海外の風景ですが、興奮しすぎてキョロキョロするのも危険です。初めて来る観光客だと解れば、犯罪者の格好の標的になってしまいます。
また、キャーキャーと大声をあげて歩くのもマナーを考えて慎みましょう。
大金を持ち歩く・周囲に見えるように扱う
海外での支払いはクレジットカードが大半だと思いますが、万が一の場合に備えて現金を持って行かないわけにはいきません。
かといってあまりに大金を持つのは考えものです。
また、現金での支払い時に、周囲に現金が見えるようにするのもNG。誰がどこで見ているのか解らないので危険度が増してしまいます。
現金を持つのはほどほどにして、複数の場所に分けるようにしましょう。
ついつい飲み過ぎて酔っぱらう
海外旅行先での食事では、あまりに楽しくて飲み過ぎてしまうこともありがちですが、ひどく酔っぱらうと何をされても覚えていることすらできなくなります。犯罪者は、こういう観光客を見逃しません。
レストランやバーでお酒を飲む時は、適度な量に抑えることが大切です。特に、ひとりで飲む時には十分に気をつけましょう。
もし酔いたいなら、宿泊先のレストランのラウンジなどで飲むのがオススメ。すぐに部屋に戻れるし、ある程度であればスタッフがフォローしてくれます。
ただし周囲に迷惑をかけたり意識がなくなるほど酔うのは禁止です。
知らない人についていく、一緒に飲む
現地の人とのコミュニケーションも海外旅行の醍醐味ですが、突然話しかけてくる人には注意が必要です。
特にカタコトでも日本語で話しかけられると嬉しくなりますが、これがクセ者の場合も…。詐欺が目的かもしれません。
さらに面識のない現地の日本人にも気をつける必要があります。日本人が日本人を騙す事件も多発しています。
話すときには気を許さずに、本当に安心できるまで用心しましょう。
また、見知らぬ人がレストランやバーで近づいてきて「1杯奢るよ」なんて映画のワンシーンのようなことがあってもご用心です。
飲み物に睡眠薬が入っていて、気がつくと身ぐるみ剥がされていた、という事件も実際にあります。
“フレンドリーでいい人”に思えても、相手は“騙されやすい日本人”としか思ってないかもしれません。
道で流しのタクシーを拾う
これは南米や中米、アフリカなどで特に気をつけたいことですが、道で流しのタクシーに乗るのはやめましょう。
知らない場所に連れていかれて身ぐるみを剥がされたり、そのまま拉致される可能性もあります。
現地の人でさえ流しのタクシーを使わないという場所もあるくらいなので、絶対に使わないことです。
タクシーを使う時には、ホテルやレストランで呼んで貰えばOKです。
身につけるものにも注意する
海外旅行先では、身につけるものにも注意が必要です。
ハンドバッグを持ち歩く
腕に簡単にかけられるハンドバッグタイプは、それだけ簡単に取られやすいので使わないほうが無難。リュック型やウエストポーチなど、自分の胴体にしっかりと密着して持てるタイプがいいでしょう。
高価な装飾品を身につける
オシャレをして歩きたい時でも、あまり高価な装飾品を身につけると強盗に狙われるかもしれません。
万が一取られてもいいように、安めの装飾品にするなどの対策をしてオシャレするのが大切です。
メーカーロゴ入りストラップでカメラをぶら下げる
カメラやスマホなど、日本製の電化製品は海外では高値で取引されます。
このことからも、特にカメラをぶら下げて歩く時には配慮が必要です。有名メーカーのロゴ入りストラップを使えば、良いカメラを持っていると周囲に宣伝することにもなります。
ストラップはロゴの入っていないものに取り換えておきましょう。
そして、カメラはできるだけぶら下げないで、必要な時にバッグから出して使うようにする方がいいでしょう。