要注意!海外旅行で日本人がやりがちな23の行動
海外旅行に行くというのは、言葉も文化も生活習慣も異なる異国の地に足を踏み入れるということです。
そこには当然その国ならではのマナーやルールが存在します。
今回は、さまざまな国にある主なマナーやルールを紹介しましょう。
日本の常識は世界の非常識?
日本では普通にやっているようなことでも、海外ではとんでもない非常識行為だったりすることがあるかもしれません。
近年では、海外旅行者のマナーの悪さが問題になったりもしています。日本人として恥ずかしくない行動をするためにも、世界のマナーとルールは守るようにしたいところです。
世界のマナーとルール
各国のマナーやルールは、日本でも当たり前のことや、日本人からすると風変わりに思えるものもあります。ですが、相手の国にお邪魔しに行くのだから、守るのは当然ですよね。
海外旅行時の注意点として、ちょっとした豆知識として、いろいろなマナーやルールを知っておくといいでしょう。
アメリカ
ハワイではビーチの飲酒禁止
ハワイというと、ビーチでのんびり飲み物を飲んでくつろぐイメージがありますが、
実はビーチでは法律によって飲酒が禁止されています。
これはビーチだけではなく、公園やバスの中をはじめとする公共の場所でも同じです。軽い気持ちで「ちょっと飲んじゃえ」なんて思うと大変な事になるかも!
トイレのドアのノック禁止
アメリカのトイレのドアは外から足下が見えるようになっています。これは密室での犯罪を防ぐためですが、このために誰かが入っていればすぐに解ります。
このことからもドアのノックは不必要。ノックをすると「早く出ろ」という意味なってしまいます。
オレゴン州では、飲酒や喫煙は21歳から
日本と違い、オレゴンでは飲酒や喫煙は21歳にならないと禁止です。これはショップで購入するときも同じ。
もし21歳以上に見えなかった場合は、身分証明書の提示を求められます。
シンガポール
ガムを持っていると罰金
シンガポールでは、街を綺麗に保つための罰則が多数あります。
ゴミやタバコのポイ捨ては論外。そしてガムは持っているだけで罰金を取られてしまいます。
タイ
頭を触ってはいけない
タイでは、子どもの頭を撫でるのはタブーです。
子どもの頭は神聖な場所とされているので、カワイイからといって日本の感覚で撫でたりすると大変なことになります。
これは相手が子ども同然にかわいがっているペットにも言えるので要注意です。
中国
時計をプレゼントするのは厳禁
中国では、時計を贈るという意味の言葉「送鐘」が、死を意味する「送終」と同じ発音になることから、プレゼントには不向きです。
また、日本と同じように数字の4は死と同じ発音なので、こちらもNG。プレゼントの数を4にしないように気をつけましょう。
パートナーの女性を褒めるのは禁止
男性が相手の男性のパートナーである女性をあまり褒めるのは、中国ではマナー違反。
これは“褒める=その女性を狙っている”と見なされるからです。褒めるのもほどほどがいいということです。
香港
公共の場所での喫煙は禁止
日本でも拡がっていますが、香港では公共のあらゆる場所での喫煙は全面的に禁止です。
警察や取締員に見つかると、日本のように甘くはなく罰金となります。
喫煙は自宅や車の中などのプライベートスペースと喫煙コーナーで許されるのです。
韓国
正座してはいけない
韓国では、正座は罪人が取るポーズなので、人前で正座をするのは縁起も悪くタブー。
床に座るときには男性はあぐら、女性は片膝を立てるのが正しいマナーです。
オランダ
ミニスカ&生足&サンダルは危険
日本では夏場に若い女性たちが気軽にするファッションではありますが、オランダではミニスカやショートパンツで生足、サンダル履きだとやたらと男性の注目を集めます。
これは、法的に認められた地域でセックスビジネスをする女性と間違われるから。親しげに声をかけられることにもなり、大変危険です。
ローマ
スペイン広場での飲食はNG
映画「ローマの休日」でも有名なスペイン広場ですが、ローマの遺跡での飲食物の汚れやポイ捨てが激増、遺跡を守るためにも罰金付きの禁止になりました。
映画を真似てアイスを食べたりすると罰金を払うハメになります。
ロシア
黄色い花は贈らない
ロシアでは黄色い花は“さよなら”を意味するので、親しくなったロシア人に花を贈るときには黄色い花はNG。最もその相手とお別れしたいのであれば、黄色い花を添えて“さよなら”するのもいいでしょう。
イスラム教諸国
女性は肌の露出禁止、男性も要注意
女性の場合、できる限り肌の露出は避けること。キャミソールやノースリーブなどは論外です。半袖なども場所によってはNGなので、長袖のカーディガンやショールを持ち歩きましょう。
また、男性の場合は膝の見える短パンなどは避けましょう。
アルコールは禁止
アルコールはイスラムの聖典コーランで禁じられていることもあり、一般的な飲食店では飲むことができません。
外資系のホテルであれば飲めますが、一般世論としてアルコールには否定的なので頭に入れておきましょう。
左手は使わない
イスラムでは左手は不浄の手といわれています。
食べ物を直接手で食べたり、人に者を渡す時や受け取る時、握手などは必ず右手を使います。
また、イスラムの女性は男性と握手をすることはありません。もし現地に男性に握手を求められても、断るのは失礼にはなりません。
複数国
ハンドサインに要注意
特に写真を撮る時など、ピースサインをするのは日本では何気ないことですよね。
ですが国によってはこのハンドサインがマナー違反になります。
たとえばブラジルでは“OKサイン”、イギリスやオーストラリア、ギリシャでは“ピースサイン”が相手を侮辱する意味となります。
無断での写真撮影は禁止
香港やオーストラリア、ネパール、エジブト、バングラディッシュなど、多くの国での禁止行為が、人を無断で写真撮影することです。
これは日本でも同じですよね。もし撮影をしたいのなら、ひと言断ってからにしましょう。
また、景色の撮影時、周囲の人が映り込んでしまいそうなら場所をずらして撮影した方がいいでしょう。
お店の利用時間に注意
イタリアでは昼の13時から15時30分までと月曜日の午前中、アルゼンチンやブラジルでは日曜日と祭日が完全休業、土曜日は半日営業です。
これらの国でショッピングをする時には注意しましょう。
カンパイ時のマナーあれこれ
歴史的因縁を発端に今でもマナーとされることがあるのが、ヨーロッパの国々。
ハンガリーでは、昔オーストリア軍がハンガリー軍を破った時にグラスをぶつけて乾杯したことから、グラスをぶつけたり音をたてるのはタブーです。
逆にオーストリアやドイツなどは、カンパイ時に“カチン”と音を鳴らすのが礼儀です。
飲食には茶碗を持ち上げない
韓国をはじめ、多くのアジア圏では、テーブルから茶碗を持ち上げるのはタブーです。
お茶など温かい飲み物は例外ですが、スープなどはスプーンで、ご飯はお箸などでこぼさないように口まで運ぶのがマナー。
さらに中国や香港では、お皿と茶碗を重ねて出す場合がありますが、この時にはそのまま重なった状態で使うのがマナーです。
料理を残さないで食べる
中国をはじめとするアジア諸国では、家庭などで料理を出されたら全部食べるのは失礼に当たります。
これは“料理が足りなかった”という意味の行為になってしまいます。
ただし、レストランではきれいに食べても大丈夫。
汁ものを口で“フーフー”しない
熱い汁ものを口で“フーフー”と冷ましながら飲む…これは西欧の多くの国でタブーな行為です。
スープなどをスプーンで飲む文化の国では、原則としてスープはアツアツではありません。
“フーフー”はみっともない行為なので、猫舌の人は注意です。
すすめられたものを断ってはいけない
世界の多くの国では、すすめられた食べ物ははたとえどんなに丁寧にでも断るととても失礼な行為になります。日本では“遠慮”という概念がありますが、外国では異なるのです。
いかがでしたか?
もし以上のようなマナーやルールがある国を旅行する時には気をつけましょう。今回ご紹介したものはまだほんの一部です。世界の国々にはさらに色々なマナーやルールがあるのです。
機会があったらまたご紹介しましょう!