海外に行く場合は、日本円とその国の通貨を両替しなくてはいけないので、外貨両替をしなくてはいけません。
外貨両替には交換するための手数料がかかりますが、その手数料が一番安いのがFXです。
FXは、為替レートの変動を利用し、通貨を交換して売買することでその差額が利益になるという投資です。
つまり、日常的に外国の通過を取り扱っているので、外貨両替の手間がかからないため手数料も銀行などより安く提供できるのです。


昔と比べると、外貨両替の方法も多様化していて、利用するお店によって受け取る金額にも大きく差がつくようになりました。
その差額のポイントとなるのが外貨両替の手数料です。
両替する金額によっては大きな影響を与えるので、少しでも手数料の安いところを選ぶ必要があります。

そこで注目されているのが、銀行よりも安く両替ができるFXです。
外国為替取引を利用して投資を行うFXで、なぜ安い手数料で外貨両替ができるのか、その理由を見ていきましょう。

FXなら銀行より安く両替できる3つの理由
どんな外貨両替方法よりもFXの手数料が安いその理由は、FXのビジネスモデルにあります。
以下で、安く両替できる理由とあわせて、銀行両替との違いを解説します。

・・1. FXの手数料が安いのは通貨が取引商品だから
投資方法の1つであるFXは、投資内容が分かりづらいという方もいますが、単純にいうと銀行からドルや日本円を安く仕入れて、顧客に手数料を上乗せして売ることで利益を得ています。
顧客は、購入した通貨の為替レートをチェックして、仕入れ値よりも高いレートになったタイミングで売ることで利益を得ます。
つまり、FX会社は仲介業者を通さずに通貨を仕入れることができるのです。

たとえば、八百屋さんが市場で野菜を仕入れると中間マージンが上乗せされるので、その分野菜の売値も高くしなくてはいけません。
しかし、農家さんから直接野菜を仕入れれば、中間マージンがかからないので安く販売することができます。
FXの通貨もこの野菜と同じ原理ですから、低価格で顧客に販売できるのはもちろん、両替にかかるもろもろの手間がないので両替手数料を安くできると考えられます。

・・2. FX会社にとって外貨両替はサービスの一環でもある
FX会社は投資会社ですから、通貨取引をする顧客を増やさなくてはいけません。
しかし、FXを検索するとたくさんのFX会社がヒットすることから分かるように、国内外には多数のFX会社が存在します。
この中から自社を選んでもらうためには、ほかのFX会社との差別化が必要なのです。

外貨両替は、他者との差別化を図るためのサービスのひとつであり、FX会社が利益を得るためのものではありません。
投資という入口だけではなく、外貨両替という入口も用意することで顧客を増やし、囲い込むのが目的です。

そのため、FX業界の中で手数料に関しての価格競争が起こり、各社は競うように手数料を下げてきたことによって、今ではどの外貨両替方法よりも安くなっているのです。

・・3. FXと銀行両替の手数料の違い
FXの外貨両替手数料は、会社によって異なるものの1ドルあたり0.03円から0.2円となっています。
一方、銀行両替の手数料は1ドルあたり3円というのが相場です。
しかし、FXのビジネスを見ると、銀行から通貨を安く仕入れています。
仕入れ元となる銀行の手数料がFX会社よりも高いのは、銀行にとって外貨両替はビジネスの1つになるからです。
FX会社は外貨両替をサービスとして捉えていますが、銀行は業務として捉えています。

銀行の業務は預金と投資だけではなく、ローンや保険、融資など金融商品の取り扱いなど多岐に渡りますが、外貨両替も含まれています。
サービスであれば、そこから利益を得るという考え方ではないので、手数料も必要最低限に抑えられます。
しかし、ビジネスであれば、利益を得るために手数料を高く設定する必要があるのです。

また、銀行は普段から利用する機会が多く、信頼性が高いという強みがあります。
一方、FX会社は、投資をしている人以外からすると、実態がよく分からない会社と言うイメージですが、そのため、外貨両替手数料を高くしても利用する人が減らないことが、FX会社との手数料の差につながっていると考えられます。

外貨両替のコストはFXで抑えることができる!
海外の通過を手に入れるには両替が必須ですが、できるだけ減らさないようにしたいのが一般的な感覚でしょう。
FXの口座を活用すれば、どの両替方法よりも外貨両替のコストを抑えることができます。
投資をしない方にとっては馴染みがないFXですが、外貨両替の手数料を安くするための手段の1つとして、口座の開設を検討してみてはいかがでしょうか。