海外旅行に行きたいけど、どこがいいのかよく解らない…なんて時のために、
12ヵ月の月別にオススメの代表的な国々をご紹介。これらの国から選べば、現地を楽しめること間違いなし!
まずは1月から6月です。仕事などの休みが取れる時期と照らし合わせて、旅行先の国をセレクトしてみてはいかかでしょう?

1月/January

1月は主に気候の暖かい地域がオススメ。南半球や東南アジアの国々のビーチリゾートを中心に、さらに趣向を変えて北極に近いカナダなどもいいですよ。

オーストラリア

1月は夏真っ盛り。東海岸のシドニーも西海岸のパースも日中の気温は30度を越えますが、湿度が低いので過ごしやすいはハズ。
また、ケアンズやゴールドコーストは雨期ですが気温は25度前後なので、イヤな気分にはならないでしょう。
26日はオーストラリアデーで各地でイベントも開催。26日狙いで行くのもアリ!

中国

亜熱帯気候である香港の気温は15度から18度程度。爽やかで気持ち良く過ごせます。グルメやショッピング三昧で楽しめるのですが、少し肌寒くなることもありそうなので、薄手の上着を持って行きましょう。

タイ

タイのビーチリゾート地、プーケットやクラビ、ピピなどもベストシーズン。ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツを思いっきり楽しめます。
また、プーケットにはラフティングやエレファント・サファリ、洞窟探検ツアーなどもあるので家族みんなで楽しめます。

カナダ

カナダ北部は気温がマイナス30度にもなり、ビーチリゾート地とは真逆。ですがこの時期は日照時間が短くて夜が長いので、オーロラ観賞にはピッタリ! 幻想的なオーロラを観賞したいなら、空が澄んでいるこの時期です。

2月/February

2月はカーニバルなどのお祭りの季節です。それぞれ独特の雰囲気を堪能しましょう。

ブラジル/イタリア/トリニダード・トバコ

ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、イタリアのベネチア、トリニダード・トバコのポート・オブ・スペインでは、世界三大カーニバルが開催されます。
“リオのカーニバル”の圧巻のサンバ、“ベネチア・カーニバル”の仮装による幻想的な世界、“トリニダード・カーニバル”の音楽系イベントと、各カーニバル共に壮大な大騒ぎが体験できます。

台湾

冬でも温暖な気候の台湾は、1月下旬から2月上旬にかけてが春節で盛り上がります。
多くのイベントも開催されますが、イチオシは“ランタン・フェスティバル”。いくつもの巨大なランタンが光ってライトアップされた光景は圧巻で、幻想的空間を作り出します。
ランタン・フェスティバルはその年によって3月上旬の開催もあるので、事前に要チェックです。

タイ

台湾同様にタイも春節の季節で、この期間は賑やかに飾られます。
街中の赤い提灯や京劇、獅子舞などの演舞、花火や爆竹などで常に盛り上がっています。
さらに中華街では、タイの食材による中国料理を低価格で体験できるのもポイント。
ビーチリゾート地としての印象とは異なるタイの魅力が味わえるでしょう。

3月/March

フィリピン、ベトナムなどがオススメの3月。
日本では年度末で卒業のシーズンなので、海外旅行に行くにはちょうどいい季節です。また、ベネチアなどのカーニバルは3月まで開催されていることもあるので、2月に都合がつかないなら3月に行くのもいいです。事前にしっかりとカーニバルの日程を確認しましょう。

フィリピン

日本からは比較的短い約5時間で行けるセブは、フィリピンの代表的なビーチリゾートエリアです。3月は27度程度と海を楽しむには絶好の気温なので、美しい海辺をエンジョイするには最適です。また、海の透明度が上がってくる時期でもあるのでダイビングも楽しめます。
同様にセブの隣にあるボホールや、アジアでナンバー1の美しさのビーチがあるボラカイもオススメ。

ベトナム

ベトナム中部のダナンやホイアンは、3月から降水量が減って乾期に入ります。オススメは、まだあまり暑くならない乾期の入り時期である3月からです。
世界遺産であるホイアンの歴史地区を散策したいならこの時期がベスト。ただし、まだ朝晩は寒くなるので注意です。

アラブ首長国連邦

夏が激暑となる中東への海外旅行は、3月から4月にかけてが最適の時期です。
映画「ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル」の舞台となったドバイの街を歩くにはちょうどいい季節。ドバイの高層ビル群の景色には圧倒されるでしょう。

4月/April

アジア、ヨーロッパ、アメリカと多くの国で過ごしやすい季節に入る4月。さらにGW前であれば航空券などが安くなります。日本近隣から遠方まで、好みの国への海外旅行にはオススメといえるでしょう。

韓国

韓国の首都ソウルのいちばんのオススメは秋口なのですが、4月から5月の短い春での来訪もいいと思います。
一面に拡がるケナリの花で街が黄色一色になる様は見もの。黄砂に備えてマスクをしながら散策しましょう。

タイ

タイの旧正月、ソンクラーンは“水かけ祭り”と呼ばれていて、4月中旬に各地で開催されます。
特にバンコクでは、シーロム通りやカオサン通りで大々的なパレードが行なわれ、バケツや水鉄砲などで水かけ合戦が始まります。
気温が30度を超えることも多いので、暑さ対策だけは忘れずに。

オランダ

オランダに春の訪れを感じさせてくれる4月。リッセにある世界最大の球根花公園「キューケンホフ公園」では、約600万にも及ぶチューリップが花を咲かせます。そのカラフルな光景は壮大。一見の価値アリです。

アメリカ西海岸

年間を通して気温が高く、晴れの日が多いアメリカ西海岸ですが、4月からは特に雨が少ないシーズンに入るのでロサンゼルスのディズニーランドやユニバーサルスタジオに行くならベストです。

5月/May

ヨーロッパでは冬が終わり、アメリカ東海岸も過ごしやすい気候になる5月。
また、他国のビーチリゾートもいい季節になってきます。

ギリシャ

ビーチリゾートとして人気の高いギリシャですが、真夏となる6月以降よりも過ごしやすい5月もオススメの時期。ビーチリゾート目当てというよりは美しい街中を散策することを目的に行けば快適です。
ただし、復活祭の祝日が5月にあるので、その点だけは注意しましょう。

スペイン

ギリシャ同様、ビーチリゾートが目的なら6月以降ですが、バルセロナなどの街を散策するなら5月。観光客で溢れる少し手前の時期に訪れれば、ゆったりと楽しめるでしょう。

ペルー

マチュピチュ、さらにクスコ、プーノがあるアンデスの山岳地帯は、乾期となる5月からがオススメの季節。
とはいえ、熱帯雨林地域が隣接する国でもあるので、いつ雨が降るとも限りません。雨具だけはしっかりと用意して大自然と歴史を楽しみましょう。

アメリカ東海岸

4月に続きアメリカ西海岸もオススメシーズンですが、5月となれば東海岸のニューヨークもいい季節。屋外イベントが賑やかになるほか、マンハッタン南にあるガバナーズアイランドも開放されます。

6月/June

ヨーロッパ各国でベストシーズンを迎えるのが6月。アメリカでは中南部がオススメです。サマーバカンスシーズンの直前ということもあり、航空券やホテルが安めなのもポイントです。

フランス

気温が上がり、日照時間も長くなるこの季節は、パリにある屋外のカフェでゆったりとするには最適です。街並みとパリジャンたちの姿を見ながらお茶するのもいいでしょう。
6月は下旬になるとインテリア雑貨などのショップがセールを始めるので、掘り出し物が見つかるかも!

スイス

スイスのツェルマットでは、6月にロープウェイやケーブルカーの運航が開始されます。山頂の雪景色と、麓の村の新緑、高原に咲く花々の異なる風景が一緒に楽しめます。夜には気温が一ケタ台になるのでセーターなどは必須です。

アメリカ中南部

アリゾナ州のグランド・キャニオンは、標高2000mの高地で4月までは雪、さらに夏は強い日差しに照らされますが、6月は天候も安定していて過ごしやすいと言えます。紫外線と乾燥への対策をしっかり取れば、その広大な景色をゆっくりと体験できます。
同時に近隣の国立公園などを巡るのもいいでしょう。