海外旅行に最適なシーズンを紹介するオススメカレンダー後編です。
最適といっても、時期によって見どころや楽しみ方が異なるので重複する国もありますが、前編も含めて自分で行ってみたい! と思う国を選んで下さいね。

7月/July

7月はヨーロッパ各地でベストシーズンに入る季節。イベントも盛り沢山で、日照時間が長いことで夜まで遊べちゃいます。
ヨーロッパでは8月に長期休暇に入るショップやレストランも多いので、その前に訪れるのがいいでしょう。

イギリス

ロンドンのオススメシーズン真っ只中が7月。20度前後の平均気温で過ごしやすく、夜遅くまで明るいので観光にはピッタリ。
観光地巡りを考えているなら、ちょっとしたカーディガンなどを持参すれば遅くまで快適に楽しめます。

ドイツ

フランクフルト、ベルリンの気候が初夏のようで過ごしやすい7月。日照時間も長くて1日をたっぷりと楽しめます。
フランクフルトの大聖堂や市内最古のニコライ教会、ベルリンのブランデンブルグ門、ドイツ連邦議事会議事堂、ベルリン大聖堂など、見ておきたい場所は目白押しです。

オーストリア

2000年以上の歴史を持つウィーンは、歴史的建造物への散策がオススメ。過ごしやすい季節の7月に訪れたいところです。
音楽の都としては、オペラやオーケストラ、バレーの公演も見逃せません。7月下旬から開催の“ザルツブルグ音楽祭”もぜひ!

8月/August

本格的な夏休みのシーズンとなる8月。家族での海外旅行を計画する人も多いでしょう。
夏の定番とも言えるビーチリゾートもいいですし、いつもとは趣向を変えた海外旅行も楽しいでしょう。

インドネシア

8月はバリ島の乾期のど真ん中で、雨も少なく気持ちのいい日々を満喫できます。
子どもたちと海で思いっきりはしゃいだり、お祭りや宗教的な儀式を体験することもできます。
強い日差しの対策として帽子やサングラス、日焼け止めなどを忘れないように。

マレーシア

マレー半島の東部は、まさに夏真っ盛りの8月がベスト。
レダン島やティオマン島、ランデンカ島などのリゾートアイランドの定番がオススメ。どの島でも居心地抜群のリゾートホテルがあり、マリンスポーツもたっぷりと楽しめます。

カナダ

1月のカナダ北部と逆に、西海岸の大都市バンクーバーは夏が最適です。平均気温が約20度前後で過ごしやすく、街歩きに向いています。大自然と大都市が共存する魅力を満喫しましょう。
また、イングリッシュ・ベイでの花火大会をはじめ、イベントも盛り沢山です。

さらにカナダのもうひとつのオススメが、北西部のイエローナイフ。ここは真夏でもオーロラ観賞ができる稀な場所。
オーロラは夜の時間が長くて天気のいい8月から9月にしか見られません。最低気温は約10度前後なので、防寒具を着込まなくてもオーロラ観賞ができます。オーロラが湖面に映り込む“逆さオーロラ現象”は幻想的です。

9月/September

ヨーロッパでは秋の気配が色濃くなる9月。各国の街の街路樹の葉が紅葉に染まる、夏とは雰囲気が一変する季節です。
さらに国によっては、この季節ならではのフェスティバルが開催されます。

ドイツ

ミュンヘンでは9月から10月にかけて“オクトーバー・フェスティバル”が開催されます。
これは世界最大のビールのお祭りで、ビールだけではなく、ソーセージやザワークラウトななども堪能できます。
他にも馬車や民族衣装の人々のパレード、音楽のステージなどがあり、ビール以外にも楽しめます。

スイス

9月のスイスは秋らしく、空気が澄んで気持ちのいい散策ができますし、下旬には紅葉が始まります。
さらに各地のワイン産地ではブドウの収穫祭が催されて、狩猟解禁で野生動物を使った料理も登場。9月のグルメ旅行にはスイスがオススメ!

ハワイ

常夏のハワイですが、湿度が低くて晴れの日が多い9月はオススメのシーズン。
夏休みを少し過ぎたこの時期なら、ホテルなどの料金も下がって予約を取りやすくなります。
この時期はハワイ最大のお祭りである“アロハ・フェスティバル”が開催されます。ハワイ独自の伝統文化を楽しめるでしょう。

10月/October

日本では肌寒くなってくる季節の10月。海外では秋真っ只中の国や、南半球ではまだ夏真っ盛りの国も。航空料金が比較的安めとなるこの月は、各国のイベント目当てに渡航するのもいいでしょう。

アメリカ

10月31日はハロウィン。ニューヨークでは世界最大規模の“ニューヨーク・ヴィレッジ・ハロウィン・パレード”が開催されます。
仮装した人々がグリニッジ・ヴィレッジからスタートして練り歩く様は壮観です。本場のハロウィンを体験するならココです!

オーストラリア

メルボルンで10月中旬から開催されるのが“メルボルン・インターナショナル・アートフェスティバル”です。
世界のあちこちからアーティストが集結、街中でダンス、音楽、演劇などが楽しめます。まさに芸術の秋を満喫できるでしょう。

ノルウェー

ノルウェーの“フードフェスティバル”はグルメならぜひ参加したいところ。農業や漁業のプロモーション的意味合いのあるフェスなので、低値段で屋台料理や飲み物が楽しめるチャンスです。
北欧グルメを満喫しながら、雑貨やファッションのショッピングをするのもオススメです。

フランス

パリの10月は、モンマルトルで伝統行事の“ブドウの収穫祭”が開催されます。
パレードや屋台を始め、催し物も色々ですが、いちばんのお目当てはやっぱりワインの試飲会! ワイン好きにはたまらない体験になるでしょう。夜の花火も見逃せません。

11月/November

日本などでは冬本番に突入する11月ですが、東南アジア方面は夏が終わって過ごしやすい季節。また、ヨーロッパでは下旬からクリスマスシーズンに突入。街中がイルミネーションで華やかに飾られていきます。

ネパール

乾期となるネパールは晴れの日が多く訪れるにはベスト。この機会にヒマラヤを体験してみるの一考です。
トレッキングやマウンテンフライトなど、ヒマラヤを眺める方法も色々。体調管理だけはしっかりとして壮大なる風景を楽しみましょう。

ヨーロッパ各国

フランス

パリでは様々な規模のクリスマスマーケットが開催されます。最大のマーケットはシャンゼリゼ通り。凱旋門からコンコルド広場までが息を飲む華やかさです。

スイス

チューリッヒの中央駅で開かれるクリスマスマーケットは屋内ではヨーロッパ最大。高さ15mの巨大ツリーを中心に、駅構内はクリスマスムード一色。150を超える屋台では料理から小物などまでがズラリ。聖歌隊の歌も必聴です。

ドイツ

ドイツでは国内約150ヵ所以上でクリスマスマーケットを開催。中でもシュトウットガルト、ドレスデン、ニュルンベルクが3大マーケットとして有名です。
この時期ならではのホットワインもありますよ。

オーストリア

ウィーンのクリスマスマーケットでは、一番大きいのが市庁舎前広場のマーケットです。
ホットワインとレープクーヘンを味わい、音楽の都ならではの合唱隊のコンサートを楽しめます。

フィンランド

フィンランドはクリスマスシティとも呼ばれるトゥルクのマーケットが有名。
ジンジャーブレッドや手編みの靴下、ホットドリンクのグロッギなど、北欧ならではのアイテムや飲食物が勢揃いです。

12月/December

新年を迎える直前の季節として、世界が賑わう12月。寒いのがイヤなら定番ハワイもアリですが、冬を思いっきり楽しみたいなら各国のクリスマス&新年のイベント旅行がオススメです。

アメリカ東海岸

新年へのカウントダウンイベントといえば、やっぱりニューヨーク。ベタかもしれませんが、初めての人はもちろん、常連さんでもオススメ度はナンバー1。
タイムズスクエアには約100万人以上が集まり、一斉にカウントダウンが始まります。ライブステージからダンスパフォーマンス、花火、名物のボール・ドロップを体験しましょう。

中国

香港で開催される“ニューイヤーズ・カウントダウン・セレブレーションズ”はアジアの盛大なイベントです。
ヴィクトリア・ハーバーの展望スポットには沢山の人々が集まり、賑わいが朝まで続きます。
31日の23時から15分毎に打ち上げられる花火も見ものです。

ベルギー

ブリュッセルにある大広場グラン=プラスには、巨大なクリスマスツリーが飾られてマーケットが開催されます。
30分おきの音と光のショーやベルギーならではのチョコレートが味わえます。クリスマスの限定品も勢揃いです。