可愛いペットと一緒に海外旅行に行く方法~注意点とアイテム編
ペットを海外に連れて行く時の注意点
ペットの神経はとっても繊細です。日常生活の中の少しの環境の変化などで大きなストレスを抱えることもあります。海外旅行に行くとなると、移動中や現地での滞在時はペットにとってとても大きな変化となります。少しでもストレスが軽減できるよう、最善の注意を払ってあげるのも飼い主としての役目です。また、旅行先では日常生活以上にペットマナーに気をつけることも大切です。ペットも自分も、周囲の人も気持ちよく過ごせるようにしましょう。
移動時の注意点
ペットを連れて行く時には、まず利用する航空会社にペットを同伴することを事前に連絡する必要があります。ペットは基本的には貨物室に預けることになりますが、以下のような例外の場合には、基本的には機内に持ち込むこともできます。
・前の座席下に収まるサイズの旅行用ケージに入る、飼い慣らされた犬やネコ
・輸送前に生後4ヵ月を経過している
・介助用動物
これらの内容は航空会社によって異なってくるので、事前に確認しておくこと。また、介助用動物の場合にはペットの規制とは異なるので、これも確認しておきましょう。
安心して貨物室に預けるために
環境作り
貨物室は空調機器で管理されてはいますが、暑さ寒さが機内と違うことや、狭い空間の上に飛行機などの音がすることでストレスも大きくなります。季節によって暑さ寒さに対応することと、普段使っている、飼い主の匂いがついたタオルや毛布類を入れておくなどのケージ環境を作って安心させてあげましょう。
エサとトイレ
飛行機に乗ると、目的地に着くまでは飼い主もCAも規定でエサや水を与えることが一切できません。さらに乗り継ぎ地点でも与えられません。これを考えて、長時間のフライトや短時間でもエサの時間と重なる場合、エサや水は事前に必ず与えておくことが重要です。また、トイレシートも必須です。この時には消臭効果の強いタイプのシートがいいでしょう。
旅行先での注意点
飛行機と同様に、各国でのホテルもペットが同伴可能かどうかを確認しておきましょう。同伴可能でもホテルによって様々なルールがあるので、その内容も頭に入れておくことが大切です。さらに現地でのペットとの過ごし方にも注意が必要です。
ホテルでの過ごし方
例えば“建物内ではペットを抱きかかえる”など、利用するホテルなどの宿泊施設のルールには必ず従うことです。また共有エリアでの過ごし方も要チェック。ホテルによっては事前登録や承認が必要な所もあるので、早めの相談が無難です。
街中でのルール
国によって規制は違ってきますが、基本的なペットのルールやマナーは同じです。ただし日常生活以上に注意することを心がけておくといいでしょう。
お散歩
指定場所以外ではリードを付けて歩くことや、ムダに吠えさせないこと、周囲に迷惑がかからないようにすることは基本です。基本的なしつけがしっかり守れないと、国によっては検疫所に強制的に送られるなどの処置もあり得ます。
トイレの始末
飼い主のモラルとして、ペットのトイレの始末はしっかりと行なうことです。日常生活でいい加減な事をしていると、海外に行っても同じことをしてしまいがち。国に関わらず共通のマナーとして、トイレの始末はキチンとしておきましょう。国によっては罰金額が高価な場合もありますよ!
連れて行ける、遊べる場所
街中や公園、ビーチなど、基本的にはペットと一緒でも問題がない場所が多いですが、中には動物の立入を禁止している場所もあります。飼い主が飲食をする場所などでは特に注意が必要です。ホテルの近隣や外出先で、ペットがOKな場所を事前に調べておくと安心できます。
動物病院の場所
人間と同様に、ペットも具合が悪くなる可能性もあり得ます。いざという時のために、旅行先での動物病院の場所を確認しておきましょう。また、念のためにペット用の薬も持って行くといいでしょう。
必須&あると便利なペット用アイテム
ペットと海外に行くには、手続きだけではなく持って行くアイテムも大切です。必ず必要なアイテムや、あると重宝するアイテムなどを紹介しましょう。
必須アイテム
ペットの証明書
「狂犬病予防接種証明書」や「ワクチン接種証明書」など、日常ではあまり持ち歩かないペットの証明書ですが、海外では必ず持って行くようにしましょう。ホテルやドッグランなどで提示が必要になることもあります。証明書類はまとめておくと便利です。
ペット用ケージ
飛行機などで必ず必要なのがペット用ケージです。サイズはペットに合わせたものが基本ですが、あまり狭すぎてもかわいそう。といっても大きすぎるのも大変です。ペットの大きさや自分が運ぶときの負担を考えて選びましょう。この時には、通気性や防水性なども考慮に入れるといいでしょう。また、旅行前にペットを入れて外出するなど、アル程度慣れさせておくのも方法です。
トイレ用シーツ、マット
旅行先では、必ずトイレトレーがあるとは限りません。普段使っているものと同じようなトイレシーツやマットを持参することで、普段通りのトイレ環境を作って上げることにもなります。
エサ(ドライフードなど)
神経過敏なペットだと、環境が関わることでエサを食べなくなることもあります。そんな状態で、現地で購入したエサを与えても意味がありません。エサは普段食べ慣れている種類を持って行くようにしましょう。旅行先では、手作りエサではなくドライフードが便利です。
手作りでは悪くなる可能性もあるので細心の注意が必要になります。
便利アイテム
エサの保存袋
ドライフードを旅行先で計量するのは面倒なもの。旅行前に事前にエサを計量して、ジップロックなどの保存袋に小分けにしておくと重宝します。滞在日数を考えて小分けし、多少多めに持っていくといいでしょう。
ペットの洋服
ペットの洋服はオシャレをするだけではなく、抜け毛時の予防や周囲へのアレルギー対策にもなります。また、不意のおしっこなどの対策としてマナーウェアやマナーベルトを付けておくのも安心度が高いです。
お手入れセット
旅行先でのブラッシングも大切。ブラシと共にコロコロも持って行き、落ちた毛を掃除しておくのもマナーです。さらに歯ブラシもあるといいですが、これも普段使っているものを持って行くのがベストです。さらに蚊などの虫除け対策として、虫除けスプレーも考えましょう。
ペット用玩具
旅行先にペットを遊ばせる施設があって行く予定であれば、普段遊んでいる玩具を持って行きましょう。環境の変化によるストレスを少しでも和らげるには効果があるでしょう。ただしあまり大きいものや数多く持って行くと荷物になるので注意です。
キャリーバッグ、カート
ペットがスッポリと覆われるキャリーバッグやカートは、これがあれば店内に入れる飲食店もあるので便利です。ただし、かなりの荷物にはなるので他の荷物の量などを考えて持って行きましょう。
海外の中でも、グアムやハワイ、そしてイギリスなどはペットに優しく過ごしやすい国だといえます。もし行き先に迷っているなら、まずはペットも過ごしやすいこれらの国に行ってみるといいかもしれません。あくまでペットのことを考えて海外旅行をしましょうね!