《海外旅行で見逃せない! 世界のスーパーマーケット》
豊富な品揃えと低価格は共通! 世界のスーパーマーケット事情
日本でも知らない土地に行ったときに、そこにあるスーパーって気になりませんか? どこでも共通の商品の他に、その土地ならではの物を見つけると嬉しくなっちゃいますよね。海外のスーパーの場合、規模から置いてある商品、その店の特徴などが日本とは大きく異なってきます。
海外でも気軽に入れて楽しいスーパー
スーパーのいちばんの特徴は、“気軽に入れて”、“品揃えが豊富”で“値段が安い”ことですが、これは世界のスーパーでも共通です。他のショップのように店員さんがついて回ることもないですし、店に入ったからといって「何か買わないと悪いかな…」というような気遣いも無用。海外ではじめてショップに入るのは、慣れていないと勇気がいることかもしれませんが、スーパーではそんな心配はいりません。
お土産に迷ったら、店内で物色!
購入予定だった商品は専門店での購入で済みますが、問題は何を買っていけばいいのか迷ってしまうお土産。そんな時はスーパーがおすすめ。どんな国でもスーパーの品揃えは豊富で、しかも安い! 現地の人たちが日常に買っている商品をお土産にするのは、チョイス次第で喜ばれるはずです。また、日本のスーパーで見たことがある商品の場合、現地で同じ物を買えばかなり格安で手に入ることも。お土産の目的の他にも、現地に住んでいる人たちと同じ感覚、視点でショッピングできるのもいいところです。観光地では味わえない海外の日常が味わえます。
世界のスーパーでおすすめのお土産は?
※お茶
お土産としてまずハズレがないのは「お茶」です。特にヨーロッパでは紅茶系、アジアなら日本ではあまり売っていないその国特有のお茶がおすすめ。値段も安く、お茶が嫌いな人はまずいないので最適でしょう。
※お菓子
日本では売っていない、気になるお菓子をお土産にするのもOK。あまり値段を気にすることがないので、数種類をチョイスして渡せば豪華さも演出できそう。美味しくても不味くても、みんなで盛り上がること間違いなしです。
※スキンケア用品
家族や親しい友人ならスキンケア用品もおすすめです。ハンドクリームやスキンクリーム、ベビーオイルをはじめ、日本で見られない種類はもちろん、日本ではスーパーでも値段が高い高品質商品を安価で購入して渡せば、自分も相手も満足度が高いでしょう。
※調味料
ちょっと地味ですが、意外と喜ばれるのが調味料。値段も安いし小さいので大荷物にもなりません。フランスやイタリアなどヨーロッパのスーパーでは調味料の種類が豊富なのでおすすめ度も高いです。
※日用雑貨
海外の日用品や雑貨類も、日本ではあまり見ない種類が多いので高ポイントです。スーパーにある種類なら値段も高くはないし、珍しい物をお土産にすればいいでしょう。日用雑貨は、国によって特徴が出やすいといえるので、その地域ならではのものを選ぶといいでしょう。
世界のスーパー、レジ袋の現在は?
日本ではスーパーなどの小売店の大きな変化として、環境問題を踏まえたレジ袋の有料化がありましたが、世界のスーパーではどうでしょうか? 各地での状況を見ていきましょう。
【アメリカ】
米国連邦政府は法律や指針を設けていませんが、ニューヨーク、ワシンドンDC、カリフォルニアなどでは独自の条例を制定して施行しています。これをはじめとして、アメリカでも大手スーパーや小売店で使い捨てのプラスチック性レジ袋は急激に減少、代わりに持ち手あり&なしの無料紙袋が提供されています。ちなみに、精肉や野菜用の薄手のポリエチレン袋は、日本同様にまだ存在しています。
【イギリス】
イギリスでは2010年以降に各地域でレジ袋の有料化が導入されています。その結果、テスコ、モリソンズをはじめとするイギリスの7大スーパーでは90%に迫る消費量の減少を実現しました。さらに近年では、スーパーにセルフレジ(精算機を使ってお客さんが自分で料金を支払う)が導入されていて、その際にマイバッグ持参orレジ袋を何枚使うかを選択し、必要な人だけがレジ袋を購入するようになっています。
【フランス】
2016年から「生分解性プラスチック製以外の使い捨てのレジ袋」が全国的に禁止されたのがフランスです。レジ袋はすべて有料、さらに使用が許可されるのは厚さ50ミクロン以上の丈夫で再使用可能な店のロゴ入り大型ショッピングバッグ、又は茶色の紙袋となっています。また、野菜や果物売り場などの量り売りコーナーでは、紙袋に入れて計量します。ここでは薄い透明のポリエチレン袋も使われていますが、これも段階的に減らしています。
【ドイツ】
他国よりもさらに一歩進んでいるのがドイツです。ドイツのスーパーでは有料のプラスチックレジ袋でさえ姿を消しつつあります。代わりに有料の紙袋や繰り返し使える厚手のバッグを販売しています。さらにトレイやカップ、ストローなどのプラスチック製品の廃止も決定しています。以前からエコバッグの文化があるドイツでは、これは当然の施策として浸透しているようです。
その他、イタリア、ノルウェー、オーストラリア、インドなどでもプラスチック製のレジ袋の有料化や廃止が進んでいます。日本でも同様のエコ化は進んでいますが、世界的にはまだ多少遅れている感は否めない、といったところでしょうか。
一度は入店してみたい、世界のスーパー
世界にある有名なスーパーマーケットをご紹介します。もちろんスーパーは他にもありますが、行って損がないおすすめスーパーです。現地に行ったら、ぜひ寄り道してみましょう!
※ウォルマート/世界15ヵ国以上
アメリカ合衆国に本部がある、世界最大規模のスーパーです。世界15ヵ国以上に進出しているウォルマートは、低価格とコスト削減、物流管理などで世界最大の売り上げを誇る企業です。日本でも西友を子会社化して事業展開していましたが、2021年にほとんどの株式を売却したことで話題となりました。とはいえ、世界的には最大のスーパーであり豊富な商品種類と低価格で各国でもなくてはならない存在になっています。
※トレーダー・ジョーズ/アメリカ
ウォルマートとは異なり、オーガニックフードや輸入食品、ワインなどを揃えているのが、高級志向のグルメスーパーであるトレーダー・ジョーズです。最大の特徴は自社ブランドに力を入れていることで、調味料からワイン、エコバッグなどを展開、低価格で高級感漂う商品を揃えています。
※ホールフーズ・マーケット/アメリカ、イギリス、カナダ
オーガニックやグルメ・フードに特化した高級志向のスーパーです。オーガニックの化粧品やシャンプーのほか、フレッシュなサラダなどを量り売りしている総菜など商品の種類も豊富です。
※テスコ/イギリス
テスコはイギリスを代表するスーパーです。物価の高いイギリスにおいては、庶民からの支持も高い便利なスーパーで、お土産探しにも最適。おすすめはイギリスだけに紅茶類で、本場の紅茶を低価格で買うことができます。
※モノプリ/フランス
フランスを代表する高級スーパーのモノプリでは現地ならではの美味しそうなお菓子が勢揃いしていて、お財布に優しい価格も嬉しいところです。近年ではインテリア専門店も展開していて、こちらではおしゃれな雑貨が低価格で揃っています。
※ロッテマート/韓国
ソウル駅にある庶民派スーパーのロッテマート。食料品から韓国コスメまでを、充実した品揃えと低価格で提供しています。女子用のお土産ならロッテマートでなんでも揃っちゃうでしょう!
※ウェルカム/香港、台湾
食品やお菓子が低価格で購入できるウェルカム。中国料理に使われる調味料などの種類が豊富です。また、日本のインスタントラーメンが人気の香港では、香港ならではのオリジナル・インスタントラーメンもあります。