海外旅行で今さら聞けない、世界の基本情報
世界の常識
まずは世界の常識から。各国の代表的な内容といえるので、今さら人に聞くのは恥ずかしいと思ってしまう、代表的な常識をまとめてみました。
【日本との時差】
海外に行く時に重要な事のひとつに“日本との時差”があります。時差が大きいほど、出発時間などをよく考える必要があります。時差ボケ対策も必要ですし、海外初心者は初めのうちは時差の少ない国への旅行がいいかもしれません。ここでは国別の時差を紹介します。同じ国でも地域によって異なるので覚えておきましょう。
※海外旅行で人気の主な国と日本との時差
-19時間 ハワイ/タヒチ
-14時間~-19時間 アメリカ
-9時間 イギリス
-8時間 フランス/イタリア/ドイツ/オーストリア/スイス/スペイン
-3時間半 インド
-1時間 中国/香港/台湾/シンガポール
±0時間 韓国
+1時間 グアム
+3時間 フィジー
+3時間~-7時間 ロシア
【英語で会話できる国】
世界共通語の英語。日本でも英語が話せる人が増えている今、海外旅行の行き先として英語圏を選択するのも方法です。現約在70ヵ国以上で英語が通用します。
※英語が通じる主な国
(アジア)インド/マレーシア/フィリピン/シンガポールなど
(アメリカ)アメリカ/カナダ/バハマ/パプアニューギニア/バハマ諸島など
(ヨーロッパ)イギリス/アイルランド/スコットランド/マルタ/ジャージー島など
(アフリカ)南アフリカ/ガーナ/ケニア/ルワンダ/ウガンダなど
(オセアニア)フィジー島/グアム/パラオ/ソロモンなど
【ドル、ユーロが使える主な国】
国によって異なる通貨ですが、代表的な通貨であれば換金も難しくありません。ここでは、アメリカを始めとして多くの国で使われているドルと、主にヨーロッパで使われているユーロがあれば安心な国を紹介しましょう。
※ドル
アメリカ、グアム、パラオ、エクアドル、(米ドル)/ シンガポール(シンガポールドル)/カナダ(カナダドル)/オーストラリア(オーストラリアドル)/ニュージーランド(ニュージーランドドル)など
※ユーロ
イタリア/ドイツ/スペイン/オランダ/フランス/ベルギー/オーストリア/フィンランド/ギリシアなど
【日本と同じ左側通行の主な国】
海外旅行先で車を運転することも多々ありますが、ここでやっかいなのが日本とは逆の右側通行の国です。当然車のハンドルも逆となるので慣れるまでは充分な注意が必要です。運転が苦手な人は、日本と同じ左側通行の国でのみ運転するといいかもしれませんね。
※日本と同じ左側通行(右ハンドル)の主な国
香港/マカオ/インドネシア/シンガポール/タイ/イギリス/アイルランド/オーストラリア/ニュージーランド/クック諸島/ソロモン諸島/南アフリカ/インド/ネパール/パキスタン/モルディブなど
※日本と逆の右側通行(左ハンドル)の主な国
韓国/中国/台湾/フィリピン/カンボジア/ベトナム/イタリア/オランダ/オーストリア/スイス/スペイン/ロシア/ドイツ/フランス/ポルトガル/モナコ/ギリシア/トルコ/ハンガリー/ルーマニア/スウェーデン/デンマーク/フィンランド/グアム/ニューカレドニア/パラオ/ポリネシア/アメリカ/カナダ/アルゼンチン/チリ/ブラジル/ペルー/エジプト/エチオピア/モロッコ/イスラエル/イラクなど
【日本からの渡航時間】
海外旅行に行く際に気になる現地までの渡航時間。搭乗時間が短ければいいですが、長い場合には機内での過ごし方も考えなければなりません。また、小さい子どもや高齢者が一緒の場合には、なるべく短時間で行ける旅行先にしたいところ。さらに同じ国でも空港によって渡航時間は変わってきます。
※日本(成田&羽田)からのおおよその渡航時間
◎アジア
韓国(ソウル)2時間半/中国(上海)3時間/台湾(台北)4時間/香港5時間/ベトナム(ハノイ)5時間/タイ(バンコク)6時間半/シンガポール7時間/インド8時間45分
◎北米、中南米
アメリカ(ロサンゼルス)10時間(ニューヨーク)12時間/カナダ(バンクーバー)8時間半/メキシコ12時間半
◎太平洋地域
サイパン3時間半/グアム3時間45分/ハワイ7時間/オーストラリア(ゴールドコースト)8時間50分/タヒチ11時間半
◎ヨーロッパ
ロシア10時間/イギリス、フランス、イタリア、スイス12時間半/オランダ11時間45分/ドイツ12時間/スペイン14時間半
海外旅行時の基本情報
ここからは、主に海外旅行時に役立つ事柄をピックアップ。これを基本として覚えておくと、海外旅行の計画や現地での行動に役立つでしょう。
【航空運賃はシーズンによって値段が変わる】
現地では、お金のことを気にしないで楽しみたいもの。そのためにもなるべく安く済ませたいのが航空運賃です。旅慣れた人ならご存じでしょうが、航空運賃はシーズンによって変わってきます。これはホテル代などにもいえます。海外旅行のスケジュールを決めるときに、ある程度融通が利くならなるべく安くなるシーズンを狙うのが基本です。
※運賃が高めのシーズン
まず「12月末~1月のクリスマスから年末年始」「4月末~5月初めまでのゴールデンウィーク」「8月のお盆や夏休み期間」はみんなが休暇のシーズンなので、航空運賃もかなり割高になります。
※運賃が安めのシーズン
逆にそれ以外のシーズンの航空運賃は安めになります。特にクリスマスから年末年始前後は、冬ということもあり比較的安価。ゴールデンウィーク前後やお盆、夏休み前後も安めになります。また、国によっては雨季などが安めになるので狙い目かもしれません。
【チップのいる国、いらない国】
日本では料亭や温泉旅館などで、ちょっとした「お心添え」を包んで渡すことがります。海外では同じような意味合いにチップがありますが、大きな違いとしては海外においてチップは給料の一部という考え方があるのと、レストランやホテルだけではなく、様々な場面で必要になる場合があることです。国によっては金額が変わってくるので、旅行先となる国のチップ事情は事前に要チェックです。
※様々な場面でチップが必要な主な国
アメリカ/カナダ/メキシコ/カタールなど
※レストランなどでチップが必要な主な国
オランダ/オーストリア/アイルランド/ロシア/トルコ/ブラジル/南アフリカなど
※特別な対応をして貰った際にチップが必要な主な国
中国/韓国/台湾/インドネシア/シンガポール/マレーシア/イギリス/イタリア/スペイン/ドイツ/ギリシア/スウェーデン/スイス/オーストリア/ニュージーランド/インドなど
※チップがいらない国
フランス/アルゼンチンなど
【海外旅行初心者の必須基本アイテム】
海外旅行に持って行きたい便利アイテムは多々ありますが、海外旅行初心者やまだあまり旅慣れていない人は、まずは必ず持って行くべき基本アイテムを揃えましょう。これさえあれば、取り敢えずは困らないという基本的なアイテムなので、真っ先にカバンに詰めておくのがおすすめ!
※防犯グッズ
どんなに安全な国といわれていても、日本と同じ感覚でいるのは危険なので、防犯グッズはマストです。身体にぴったり密着させる腰巻きやショルダータイプ、首から提げるタイプなどいろいろあるので、2、3種類は用意して貴重品を入れておきましょう。
※電気系アイテム
海外でも大活躍するスマホのバッテリー補充のために、モバイルバッテリーは欠かせません。同時に、モバイルバッテリーを充電するための変圧器や変換プラグも必要です。これら一式を揃えて、同じバッグに入れておくと便利です。
※薬
ちょっとした体調不良のときのためにも、胃腸薬、風邪薬、鎮痛剤、絆創膏は必要です。不断自分が使っている薬を持って行けばそれだけで安心できます。
※予備バッグ
お土産などで予想外に荷物が多くなりがちな海外旅行。折りたたみ式の予備バッグを2、3枚持って行くと重宝します。その際には、大きさの違うバッグと便利です。