旅行計画を立てる時に、目的地の候補のひとつとなる場所といえばパワースポットですよね。近年では日本国内でもパワースポット巡りは定番になっていますが、海外にもパワースポットは数多く存在していて、観光の人気スポットになっています。世界にあるパワースポットの特徴は、日本とは桁違いの規模だということです。今回は、日本のパワースポットだけでは飽き足らない! という人のために世界の壮大なるパワースポットを紹介していきましょう。

圧巻の規模を誇る世界のパワースポットたち

パワースポットでの御利益は、地球が本来持っている自然のパワーを分けてもらい、生きる力や幸運をもたらしてもらうということ。スピリチュアルな意味合いが強いことでもあるので、信じられない人にはあまり意味がないかもしれませんね。
ですが、パワースポットと呼ばれるだけある場所では、その壮大な景色を見るだけでも気分が清々しくなり、日常生活でのストレスなどが軽減されるのも事実です。信じる人も信じない人も、行って損になることはないと思いますよ!

世界のパワースポットに行く時の準備と注意

各地のパワースポット紹介の前に、まずは行く前の準備と現地での注意点を解説しましょう。せっかくのパワースポットでトラブルは避けたいですよね。

※服装の準備
パワースポットがある場所は市街地などではなく、そのほとんどが大自然の中にあります。それだけに移動が大変なことも多いのです。特に歩く距離が長いスポットに行くなら、スニーカーなどの歩きやすい靴は必須。また、服装も軽装にして動きやすくする、荷物はできるだけ最低限に抑えて行くことも大切です。これらを考えると、次の場所に行くための繋ぎではなく、パワースポット自体を目的に出かける時間を作るのがいいかもしれません。

※天候のチェック
海外では、日本ほど天候が安定していない地域も多くあります。特に自然の中にあるパワースポットでは当日の天候をしっかりチェック、雨が降りそうなら雨具の準備、悪天候なら止めておくことも必要です。また、天候が変わりやすい場合もあるので、レインコートを荷物に入れておくといざという時に重宝します。

※薬の用意
自然の中に行く時の準備として、「虫除けスプレー」「虫刺され用の薬」「湿布薬」は必需品です。さらに「胃腸薬」もあるといいでしょう。もうひとつ、薬ではありませんがミネラルウォーターもおすすめ。現地でも飲食できる場所はあると思いますが、海外の硬水は日本人には合わないのでお腹を壊す可能性も出てきます。

※マナーを守る
“現地にゴミを捨てていく”“禁止地域で飲食をする”“周囲を無視して大騒ぎする”などのマナー違反は絶対にしないこと! さらに、パワースポットにある岩などを削ったり、現地にあるものに落書きをするなどの行為はもってのほかです。日本でもよくありますが、マナーをきちんと守るのは最低限です。

※犯罪トラブルに注意
地域にもよりますが、置き引きやスリには要注意。荷物を置いてその場所を離れることは厳禁です。知らない人に声をかけられた時も用心が必要。品物を売りつけられたりすることもあるので気をつけましょう。

世界のパワースポット

世界のパワースポットには、観光地として有名な場所やあまり知られていない場所などがあります。知られていない場所に行く時には、サイトで行き方や現地の情報をきちんとチェックしておくと安心できます。

【マチュピチュ/ペルー】まずは観光地としてもお馴染み、ペルーのマチュピチュです。標高約2400m以上の山間に位置する古代インカ帝国最大の遺跡で、霧の上に浮かぶその姿はまさに“空中都市”です。インカの人々が秘密の儀式や暦を作るために太陽観測をしていたといわれるだけに、古代より太陽神に近い神聖なる場所として浄化のパワーがあるスポットです。

【ストーンヘンジ/イギリス】イギリス南部の平原にいきなり出現するのが巨石群ストーンヘンジです。起源は約5千年前といわれ、“巨人伝説”“天文台だった”“UFOの発着場所だった”などの多くの噂がありますがいまだに謎です。“癒やしの場所だった”という説もあり、この場所の溢れるパワーが人々に力をくれるのは間違いなさそうです。

【ホワイトサンズ/アメリカ】ホワイトサンズはアメリカの広大な平野に拡がる、石膏でできた真っ白な砂漠です。何千万年という時間の流れの中で、いくつかの条件が偶然に重なって石膏が結晶化して砂になったという神秘的な逸話があります。見渡す限り真っ白なその風景は、そこに立つだけでも純真が解き放たれて心が浄化されます。また、夕暮れ時の色彩の変化はまさに神秘そのものです。

【マウナラニ/ハワイ】日本から行きやすい場所としてあるのが、ハワイ島のマウナラニ。ハワイ語で「天国に手が届く場所」という意味のマウナラニは世界3大スポットのひとつで、ここで特にパワーがあると言われるのが“フィッシュポンド”です。王族への献上や儀式で使う魚を育てたこの場所は、周囲の大自然からマナ(神聖な力)が集まる強力スポットなのです。

【黄龍/中国】黄龍は中国の四川省にある湖沼群の景勝地。元は石灰岩層だった地形が、長い年月の浸食を受けて渓谷になり、石灰成分を含む水が流れ込んで滝などが形成されたといわれています。その水の色は時間や場所によって変化し、地面は黄金色に輝いて見えるという神秘的すぎる風景が拡がります。清らかな水の浄化パワーと、金色の龍にも見える地がもたらすエネルギーで、強力なパワーを感じることでしょう!

【ゴールデンロック/ミャンマー】ミャンマーの中でも代表的な聖地なのがゴールデンロック。突き出た崖の端に今にも落ちそうな金色の大きな岩があるのですが、不思議と落ちることはありません。これは昔にここに来た仏陀の頭髪を祀っているから、という言い伝えもあります。この不思議な力を感じるために多くの人が訪れて、その不思議を体感しています。ただしこの場所に入るにはルールがあるので、訪れる前に要チェックです。

【テオティワカン遺跡/ペルー】最初に紹介したマチュピチュに劣らない、ペルーのもうひとつの強力パワースポットがテオティワンカ遺跡です。メキシコシティ近郊にあるこの遺跡は紀元前2世紀から6世紀にかけて栄えた古代都市で、かつては人口20万人もの人々が暮らしていました。テオティワンカには“月”と“太陽”の2つのピラミッドがあり、その構造から当時の高度な知識と文明がうかがい知れます。太陽のピラミッドの頂上中心には「金色の印」があり、ここに触れると願いが叶うとか…。行くしかないでしょう!

【セドナ/アメリカ】アメリカ・アリゾナ州にあるセドナは、太古の昔からネイティブアメリカンの人々が儀式を行なっていた場所です。ここはスピリチュアルに興味のある人には有名なパワースポットで、“4大ボルテックス”という4ヵ所のエネルギーが集中するポイントがあります。セドナには他にも様々なエネルギーがあるといわれていて、自分に合ったスポットを探すという楽しみもあります。スピリチュアルに興味があってもなくても、行く価値のある特別な場所といえるでしょう。

本記事では寺院や教会以外のパワースポットを紹介しましたが、世界にはまだまだ多くのパワースポットが存在します。興味のある人はネットで色々と調べてみると面白いでしょう。また、実際にパワースポットに行く時には、くれぐれも無理をしないスケジュールと行動を心がけましょう。世界中にある神秘の力を感じる旅行、というのはいかがですか?