キッチンで海外旅行! 世界の料理を自宅で作ってみよう
自宅でも作れる世界の料理
自宅でも作ることができる世界の料理は思ったよりも沢山の種類があるので、とても全ては載せきれません。今回はその中でもちょっと珍しい料理を中心にご紹介! 料理名と内容を掲載しているので、詳しいレシピはネットで料理名から検索してみましょう。レシピを参考にして、自分流にアレンジしてみるのも楽しそう!
世界の料理集
【ケジャリー/スコットランド】ケジャリーは白身魚の入ったカレーピラフで、インド料理のキチュリが由来とされるスコットランド料理です。カレーピラフと白身魚というのは日本ではちょっと珍しいかもしれません。ピリッとしたピラフの中には、主にスモークされた魚やゆで卵が入っています。
【カオマンガイ/タイ】タイのチキンライスとも呼ばれるカオマンガイ。日本で一般的なケチャップを使ったチキンライスとは違い、崩れるくらい柔らかく茹でられた鶏肉を、その茹で汁を使って炊いたご飯の上に乗せてあります。肉の旨味が染み込んだご飯が絶品で、香辛料や甘辛いタレをかけて食べるのが一般的です。
【バインミー/ベトナム】ベトナムのサンドイッチであるバインミーは作り方もお手軽。柔らかめのフランスパンに具材を挟めば出来上がり。外はサクサクで中はモッチリとしたフランスパンに、パクチーや玉ねぎ、ハムやチャーシュー、レバーペーストなどを挟むのが定番です。ボリュームを出すために鶏肉や厚切りベーコンを挟むのもアリです!
【キッシュロレーヌ/フランス】フランスの郷土料理キッシュの中でも古くからレシピがあり、最もポピュラーなのがキッシュロレーヌです。基本的にはパイ生地やタルト生地に炒めた野菜やベーコン、チーズ、クリームなどを加えてオーブンで焼きますが、その内容は、家庭によって様々。自分なりのキッシュを考えてみるのも良さそうです。
【地中海風ライスサラダ/地中海】余ったご飯を美味しいサラダに変身させるのが、地中海風ライスサラダ。サラダではありますが、ライスを入れることによって主食としても十分なボリューム。イタリアなどではパスタの代わりに食されています。冷や飯にキュウリ、トマト、コーン、ナッツなどを混ぜ合わせて塩コショウやバーブで味を整えます。ツナやピクルスを入れると絶品です!
【フライドブレッド/イギリス】イギリスの代表的な朝食といえば、フライドブレッドでしょう。作り方は超カンタンで、ベーコンやソーセージを炒めた後の油でパンを焼くだけ! 残った油にラードやバターを加えるのもいいでしょう。パンは食パンもいいですが薄く切ったフランスパン、なんていうのもOK。これにスクランブルエッグやサラダを添えれば出来上がりです。
【ジョロフライス/西アフリカ】西アフリカでよく食されているのが、ピラフに似ているジョロフライス。ピラフ似ではありますがこれは炊き込みご飯で、セネガルで暮らしていたヴォロフ族のソウルフードといわれています。チキンやビーフ、野菜を入れてトマトベースで炊くのが基本です。ココナッツオイル、オレガノを使えば本格的な味に仕上がりますよ。
【エルテンスープ/オランダ】エルテンスープは農業王国オランダならではの伝統的スープ。メイン材料は乾燥したエンドウ豆ですが、グリーンピースでも代用は可能。この豆をベースにして、豚肉、ソーセージ、ジャガイモ、玉ねぎ、セロリなどの具材をたっぷりと入れて豆と具材が崩れるまでじっくりと煮込みます。かなり濃厚なスープでトロトロの肉と野菜が絶品! さらに1日寝かせると濃厚さがグッと増します。
【パラチンタ/ハンガリー】ハンガリーのクレープです。クレープのように生クリームとチョコレートソース、バナナ、イチゴなどで巻けばスイーツになりますが、牛肉やハム、生野菜などを巻けば主食にもなります。バリエーションが豊富なパラチンタですが、生地を焼くときには砂糖などを入れずに甘くしないのポイントです。自分の好みの具材を巻いて食べるのは、日本の手巻き寿司に似ていますね。
料理を作るなら揃えたい、世界の調味料
世界の料理を美味しく作るために欠かせないのが調味料。世界各国にはその国独自の調味料が多々あるので、海外旅行のお土産として買って帰りたいところです。また、現在では日本のショップやネットなどで簡単に手に入るものも少なくありません。これらの調味料は日本の料理にも使えるので、新しい味の探求にも役立つかも? 世界の調味料から代表的なものをご紹介しましょう!
※ナチュラル・ソルト/オーストリア
現在でも塩鉱のあるオーストリアのハルシュタットでは、様々なナチュラル・ソルト(塩)が売られています。色々なフレーバーで味付けされたソルトや、料理だけではなくお風呂に入れるバスソルトやボディーローション、シャンプ-、ソープなど多種多様のソルトがあります。料理の基本的調味料であるソルト。まずはここから揃えたいところです。
※パプリカ/ハンガリー
ハンガリーの名物料理に欠かせないのがパプリカ。その種類は100種類以上もあるので、どれがいいのか迷ってしまいます。おすすめのパプリカや使い方はネットで検索してみましょう。事前にチェックしたら、お土産屋さんでかわいいパッケージのパプリカを探してみましょう。
※ソース/フランス
フランス料理の調味料でよく使われるのが各種のソースです。主にブイヨンから作られるエスパニョール・ソースやブルーデル・ソース、トマト・ソース、バターとレモン果汁、黄卵を使ったオランデーズ・ソース、そしてミルクがベースのベシャネル・ソースなどです。もうひとつ、フランスでは珍しいピリ辛のサムライ・ソースは、マヨネーズとケチャップを混ぜ合わせたソースです。
※ケチャップマニス/インドネシア
インドネシアのお醤油といえるのがケチャップマニスです。といってもトマトを使ったいわゆるケチャップとは全くの別もので、味は甘めの焼き鳥のタレといった感じです。ケチャップマニスを使うことで炒め物などにいっそうのコクを出してくれます。
※ニョクマム/ベトナム
ベトナムの魚醤であるニョクマムは、タイのナンプラーと似てはいますが、ニョクマムの方がマイルドな味わいです。ベトナムではバインセオ(ベトナム風お好み焼き)などのタレとして使われています。様々な料理に合うニョクマムは、ひと垂らしするだけでエスニック風の味に変えてくれます。
※ウーシャンフェン(五香粉)/中国
花椒やクローブ、シナモン、チンピ、スターアニス、フェンネルなどの5種類以上の香辛料をミックスした混合香辛料で、中国ではほとんど全土で使われている代表的な調味料です。地方によって配合されている香辛料は異なりますが、独特でクセのある香りを醸し出しています。好き嫌いはあると思いますが、小量を加えることで中華風の味付けができます。
※パームシュガー/東南アジア
ナツメヤシやオウギヤシなどのヤシ由来の砂糖がパームシュガーで、東南アジアでは定番の調味料です。独特の風味とコクのある味わいが特徴で、マレーシアやシンガポールではココナッツとパームシュガーを混ぜてクレープに包んだスイーツが人気です。料理やコーヒーなどに使えば独特の味わいを堪能でるでしょう。