海外旅行に限らず、何処かへ旅行に出かけるときに必ずあるのが“待ち時間”です。交通機関を利用する時、ホテルに泊まる時、イベントに参加する時などで、程度の差はあるものの必ず待っている時間は発生しますよね。特に海外では日本ほど時間にキッチリしていない国も多いので、「いつまで待てばいいの?」とイライラすることも多いかもしれません。
そこで今回は、この待ち時間を有効に利用する方法を紹介していきましょう。

家を出た瞬間から旅行を楽しもう!

海外旅行当日、家から出発した時点で旅行は始まっているのでワクワクがとまらないですよね! 空港までの移動時は通勤や通学とさほど変わらないものの、空港に到着すればそこはもう非日常です。後は航空機に乗って現地に行くだけですが、その間も楽しむことを心がければ楽しさも倍増しちゃいます。

待ち時間、移動時間中にできること

たとえば交通機関を待っている間や移動中の時間、ただボーッとしていてもつまらないです。この間にできることは色々あるのです。遠方の国に行く場合の航空機内や長距離列車利用時などは、結構な時間を費やすことでしょう。これは詰め込んで何かをするということではなく、この時間も有意義に活用しようというススメです。

空港での待ち時間

空港に着くベストな時間は、基本的にフライトの2時間から3時間前です。まずは余裕を持って空港に到着するのが基本。空港内は思ったより広いので、自分の搭乗する航空会社のカウンターを目指しましょう。

【必要手続きを済ませる】まずは搭乗のために必要な手続きです。航空会社のカウンターでチェックインをしますが、近年では事前のウェブチェックインも24時間前からできるので、これを利用するのも方法。これならカウンターでのチェックイン時間を大幅に短縮できます。荷物を預けたら次はセキュリティチェック、出国審査へと進みます。これさえ済ませてしまえば、搭乗時間までは自由です。

【ショッピングや飲食を楽しむ】この時点でどれだけ待ち時間が残っているかによって変わってきますが、免税店でのショッピングや食事などを楽しむのがおすすめです。空港でしか買えないものや食べられないものも数多くあります。見るだけでも楽しめるので、ぜひウインドウショッピングをしてみましょう。ただし搭乗時間に遅れないように、くれぐれも注意です。

【空港内散策も!】空港内を散策するのもおすすめ。特に旅行先の国の空港ならではの設備や景色を堪能するのもいいものです。これは搭乗の必要手続きをする前にしましょう。出国審査まで終えると国内から出たことになるので、移動できる範囲が限られてしまいます。空港散策後には必要手続きが待っています。時間には余裕を持って切り上げて手続きを行なうことが重要です。散策をするなら、搭乗時間の3時間以上前に空港に行くようにしましょう。

フライト中の航空機内

フライト中は座席に座っていることになるので、できることも限られてきます。基本的にはリラックスできる状態でいることが大切です。

【体調管理の用意をする】少なくとも数時間は座っている機内では身体をリラックスさせるのがポイント。“靴を脱いでスリッパにする”“ベルトを緩めて締め付けをなくす”“ネックピローなどを利用する”など、身体への負担を軽くすることが必要です。また、機内は乾燥しがちなので水分補給のミネラルウォーターなどをすぐ飲めるように用意しておくといいでしょう。また、幼児や高齢者などが一緒の場合にはその人たちの体調も確認することが大切です。

【到着後の予定をチェック】現地到着後の予定をチェックしておくと安心。ホテルへ直行か観光に行くかで変わってくるので、現地での交通機関乗り場までの行き方などを確認しておきましょう。

【映画や音楽を楽しむ】長時間フライトの場合、同じ景色を見続けるわけにもいかずにヒマを持て余しがちです。機内では映画などを上映しているので観賞するのもいいでしょう。機内ならではの作品も多々あるのでチャンスです。また音楽を聴いたり読書をする、携帯用ゲーム機をプレイする、というのアリです。これらをする時には、定期的に軽くストレッチをしておきましょう。

【食事の時の注意点】機内食を味わえるのも楽しみのひとつですが、無理して全部食べるようなことはせずに、腹八分目くらいがベスト。また、アルコールのサービスもありますが、くれぐれも飲み過ぎないように注意です。現地到着後に体調不良になるとせっかくの海外旅行がいきなり台無しです。

駅での待ち時間

行き先の国での交通機関利用時は、楽しみも盛り沢山! その国独自の景色を堪能したり、大きい駅なら駅舎自体が見どころになります。

【駅自体を楽しむ】例として挙げると、イギリスはロンドンの「セントパンクラス駅」やフランス、パリの「パリ北駅」、アメリカのロサンゼルスにある「ユニオン駅」などは、駅舎自体が広大でレストランやカフェがあり、待ち時間が足りなくなるほど楽しめます。国や地域によって様々な特徴の駅があるので事前に要チェック。中には美術館などが併設されている駅もあります。また、その駅ならではのグッズなどもあるのでちょっとしたお土産には最適です!

【置き引きには超注意】駅を楽しむ間、置き引きなどの犯罪に巻き込まれないようにすることも重要です。荷物を置いたままその場から離れるのは厳禁。お財布なども大っぴらに開けると狙われやすくなるので要注意です。特に治安が不安定な国では気をつけましょう。

移動中の列車内

長距離列車などを利用する際には、航空機同様にまずはリラックスできる体勢を整えることがポイントです。

【写真や動画を撮りまくり】日本では見ることのできない列車や駅の写真、動画は映えること間違いなし! さらに移動中の列車内から見られる風景も場所によっては絶景です。鉄道ファンではなくても写真を撮りたくなるはず。独自の景色を存分に堪能しましょう。ヒマだからといってスマホばかり見ているのは勿体なさ過ぎ!

【列車内を探検!?】長距離列車なら食堂車もあるので車内で料理を楽しめます。特に欧州の国では、フランスのTGV、イタリアのフレッチャロッサ、国をまたぐユーロシティなどの特急で街中のレストラン同様の料理が味わえます。メニューはその国独自の様々な特色があるので、選ぶのが大変かもしれません。

ホテルの待ち時間

ホテル到着後のチェックインまでに待ち時間があるなら、ちょっと冒険してみるのもいいかもしれません。ただし迷子にならないように!

【ホテル内を探索】まずは外観、さらにロビーなどの内観を楽しんで、思い出のためにも写真を撮っておくといいでしょう。これはチェックイン後に十分できることではありますが、撮り忘れがないように最初にしておくのもいいでしょう。大きいホテルならその内観は超ゴージャスでしょう。

【現地の人と会話をする】ちょっと勇気を出して、外国人のホテル利用者に話しかけてみるのも体験です。現在では自動翻訳機もあるので大いに利用しましょう。この時には、あまりプライベートなことは“言わない、聞かない”こと。軽い会話を楽しむ程度がマナーであり、トラブル防止になります。

その他観光地やイベント会場での待ち時間

上記以外の観光地やイベント会場などでの待ち時間でも、現地の景色や空気感などを味わうようにしたいところ。こういう場所での写真撮影時には、周囲の人がガッツリと映らないようにするのがエチケットです。もしその人を入れて写真を撮りたいのなら、事前に了解を得てから撮影しましょう。