ひと昔前であれば、ひとりで海外旅行なんて準備から大変すぎて考えられないことでした。
ですが情報社会の現在、インターネットやSNSを使えば海外の情報も簡単に手に入りますよね。もちろん航空機やホテルの予約もできちゃいます。
そこで今回は、2024版ボッチ旅の最新情報をお伝えしましょう!

海外を自由に満喫! ひとり旅

家族や親しい友人たちとワイワイ海外を楽しむのもいいものですが、旅行のスケジュールが合わなかったり現地での行動計画をすり合わせたりと、何かと気を使うことも多いもの。その点、ひとり旅であれば何を決めるのも自分次第。自由に行動できちゃいます。ただし、ひとり旅での注意点もあるので、事前に覚えておきましょう。

ひとり旅のメリットとデメリット

ひとり旅にもメリットとデメリットがあります。まずはここからです。

※メリット
【スケジュールは自由自在】海外旅行の日程から現地での行動計画まで、自分の好きなように組むことができます。航空機の時間からホテルの種類など、大変ではありますがすべてが自分次第。さらに現地での急な予定変更も簡単に決めることができます。

【人に気を使うことがない】旅先での同行者の希望や体調などに気を使うことがなく、ちょっとしたことでケンカになってイヤな雰囲気になることもナシです。高齢者や幼児などが一緒の家族旅行もいいものですが、常に気を使うことになるのは目に見えています。これらのストレスが一切無いのもひとり旅の利点といえるでしょう。

【非日常を存分に味わえる】同行者がいないことで、基本的に周囲は現地語を話す外国人ばかり。この状況から日常では考えられない異国情緒や緊張感が味わえます。そんな中で偶然にも日本人と出会えたときの喜びもあるでしょう。

【旅行後の充実感が大きい】無事に旅行を終えて帰国した後の充実感は、複数人数で行ったときとは異なるものがあります。すべてを自分で計画して行動し、存分に楽しめたならその気分は格別でしょう。多少のミスや失敗なんて気にしない! 自分が楽しめたならそれでOKです!

※デメリット
【すべてをひとりで準備する】旅行計画から航空機、ホテルの手配、観光計画はもちろん、バスポートやビザ、海外旅行保険、現地通貨などの準備などなどなど、これらをすべて自分だけですることになります。ひとり旅を考えているのなら、複数人で旅行するときよりも早い段階から準備を始めるのが得策。現地で準備不足になっても気軽に助けてくれる人はいません。

【現地での非常事態も自分だけで対応】ちょっとしたトラブルから大きめの非常事態まで、現地で何かあっても、すべて自分で対応しなければなりません。これを考えても、旅行前の準備は万端にしておきましょう。

【現地での楽しみ方が変わる】例えば食事のとき、同行者がいればシェアすることで色々な
料理を楽しめますが、ひとりではそうはいかず自分で頼んだものだけ…。アトラクションなども感想が聞けないので自分が体験する必要があります。また、現地での荷物の管理も十分に注意しなければならないので、大荷物にならないようにするなど工夫などが必要です。

ひとり旅に必要な準備と注意点

だれも助けてくれない、責任は全部自分となるひとり旅なので、それ相応の準備をしておきたいところ。気をつけたいことも多々あるので、事前に頭に入れておきましょう。

基本的な事前準備

ひとり旅の場合“自分で自分の責任を持つ”という自覚が必要です。その為の基本的な事前準備をしておきましょう。

【旅行先の国の状況を確認】外務省の「国・地域別の海外安全情報」で行く予定の国の安全度や医療情報、滞在時の留意事項などを確認しましょう。さらにその国のサイトなどで現地の気象情報なども調べておくと安心です。

外務省「海外安全」HP

https://www.anzen.mofa.go.jp/

【“たびレジ”に登録する】旅行先の国の最新情報を日本語で確認できるのが、外務省の“たびレジ”です。事件や事故、災害の発生などを含めた安全情報がメールで届くので、ひとり旅では特に必須のアプリといえます。無料で登録できるので必ずしておきましょう。

【重要書類などの事前チェック】パスポートやビザの有効期限、クレジットカードの限度額、現金の用意、緊急連絡先のメモ、これらを準備したら旅行前に要チェックです。また、旅行日程と現地での滞在先、連絡先などを家族などに伝えておくのも忘れずに。念のためではありますが、必要になることもあるかもしれません。

【現地の危険な地域をチェック】旅行先国のサイトやSNSなどで、その国の危険地域や発生しがちなトラブル、犯罪などを確認しておくと安心です。さらに現地での行動は常にひとりとなるので“危険地域へ入る”“夜の外出”“人がいない路地への侵入”などはしないように心がけましょう。

ひとり旅のスタイルとおすすめの国

行く人数にかかわらず、海外旅行にはいくつかのスタイルがあります。このスタイルはひとり旅の場合には結構重要となってくるので、自分に合ったスタイルで旅行するのがおすすめです。そしてひとりでも不自由なく観光ができる国に行くのがポイントです。海外旅行のベテランであれば心配は少ないでしょうが、ひとり旅の初心者やまだ不慣れの場合には、なるべく安心して行ける国をセレクトするのがベストです。

ひとり旅のスタイル

【パッケージツアー】最初のひとり旅におすすめなのが、旅行会社のパッケージツアーに参加することです。旅行日程から航空機、ホテルの予約までをすべて旅行会社がやってくれるので、自分が準備するのは基本的には持って行く物だけ。必要種類の困りごとなども相談できます。さらに添乗員のいるタイプであれば、空港から現地まで付き添ってくれるので心強いこと間違いなし。ただし、あらかじめ決められた航空機とホテル、観光地などを巡るので自由度は低いといえます。

【フリープランツアー】パッケージツアーの中にあるフリープランでは、搭乗する航空機と宿泊先のホテルがセットになっているもので、あとは現地で自分がアレンジした行動ができます。困ったことが発生しても旅行会社がサポートしてくれるので安心度も高く、まだひとり旅に慣れていない人にはおすすめできるスタイルです。詳細は各旅行会社で確認して下さい。

【個人旅行】旅慣れた人向きですが、ひとり旅の醍醐味を存分に味わえるのが個人旅行。すべてをひとりで準備して現地を巡るので、充実した旅行になるかどうかは自分次第です。万全な準備をしてから旅立つ必要があります。

ひとり旅におすすめの国

ここからはひとり旅に向いている国を紹介しましょう。基本的には「治安が良くて安全度が高い」「交通網が充実していて移動に困らない」の2点が大切です。

【韓国、台湾など】日本から短時間のフライトで行ける韓国や台湾は、ひとり旅初心者には最適です。韓流ブームで親しみのある韓国、親日的で親しみやすい国の台湾では、現地でも多くの日本人観光客がいるので安心できます。屋台料理や有名コスメ、独自の自然環境を安全に楽しめます。すべてにおいて料金が安めなのもいいですね!

【ハワイ、グアムなど】海外旅行の定番である常夏の国、ハワイやグアムは初心者から旅慣れた人までが訪れています。なにより日本語が通じやすく、治安も良いのでひとりでも不安は最低限です。現地で親しくなった人とマリンスポーツなどのアクティビティを楽しむのもアリです。まずはハワイからひとり旅、もおすすめです。

【アメリカ、イギリス】ニューヨークやロンドンは交通網も充実しているし、治安も悪くありません。基本的な注意さえすれば、安心して楽しめる国といえるでしょう。言葉が不安であれば、自動翻訳機を持って行くのがおすすめ。観光の楽しみ方が様々ある大国をひとり旅するのもいいですね。

ひとり旅に向いている国はまだまだあります。興味があるならば、ネットでじっくりと検討してみましょう!