2024年パリオリンピックの基礎知識

まずはパリオリンピックの基礎知識からご紹介。現地に行けなかったとしても、自宅でのTV観戦がより面白くなる豆知識として読んでみて下さいね。

【100年ぶりのオリンピック】パリでのオリンピックは、冬季大会以外では過去2回開催されていて今回で3回目。1900年と1924年に続き2024年の開催なのでなんと100年ぶりの開催なのです。これはもう盛り上がらない訳がないですよね。パリどころかフランス中でオリンピックを楽しむための準備が進められています。

【追加競技は4種類】行なわれる主な競技は、陸上競技/水泳（競泳、飛込み、水球、アーティスティックスイミング、マラソンスイミング）/サッカー/テニス/ローイング/ホッケー/ボクシング/バレーボール／ビーチバレー/体操（体操競技、新体操、トランポリン）/バスケットボール/3×3バスケットボール/レスリング/セーリング/ウエイトリフティング/ハンドボール/自転車（ロード、トラック、マウンテンバイク、BMXレーシング、BMXフリースタイル）/卓球/馬術（障害馬術、馬場馬術、総合馬術）/フェンシング/柔道/バドミントン/射撃/近代5種/7人制ラグビー/カヌー（スプリント、スラロール）/アーチェリー/トライアスロン/ゴルフ/テコンドー
さらに今回新たにスポーツクライミング/サーフィン/スケートボード/ブレイキンの4種類が追加されました。注目はダンス競技となるブレイキンかもしれません。

参照（オリンピックTEAM JAPAN公式サイト）
https://www.joc.or.jp/paris2024/

【現時点でチケットは取れる？】オリンピックのチケットは2022年12月からオリンピック公式サイトから抽選予約販売されて、すでに販売終了しています。特に人気の競技については予約開始から殺到してあっという間に売り切れたとか…。
ですがまだチャンスは残っていて、公式サイトで春からリセールを予定しています。リセールとはチケット購入者が何らかの理由で参加できなくなったことで、他の人にチケットを売ることをいいます。リセールはオリンピック公式サイトで正式に行なわれるので、正規の価格となり安心です。ボッタクリのサイトやオークションで購入せずに、リセールを狙うのが超おすすめです！

【オリンピック開催によるパリの様子は？】前述した通り大盛り上がりとなっているパリは、開催期間中に訪れることで競技場に行けなくてもオリンピックの雰囲気をパリ全体で味わうことができるでしょう。ただし、航空機やホテルは現時点でも満席満室になっている所も多いはずなので、今夏にパリに行くなら今から計画して予約したほうがいいでしょう。さらに航空券も宿泊代もかなりの高額となっているので、自分のお財布とよく相談する必要があります。

パリを楽しむポイント

どうせならオリンピックの盛り上がりの中でパリを楽しみたい！ という人も多いかもしれません。しっかりと安全にパリを味わうためにはいくつかのポイントと注意点があります。

【パリ旅行の基本的な旅費】パリには歴史的な街並みやショップ、美術館など魅力的な観光場所が多く存在します。これらを十分に堪能するためには1週間ほどの滞在が理想的。1週間のパリ滞在を目安に交通費や宿泊代、食費、観光費などを平均的ランクで考えると、30万円くらいの旅費が必要でしょう。オリンピック時期を考慮するとさらに費用がかかるはずなので、旅費を抑える工夫が必要です。
※節約術として…
簡単なのはフリーツアーを利用すること。特に航空券とホテル代がセットのツアーがおすすめです。日程的にはツアーに合わせる必要がありますが、オリンピックなどは関係なく旅行するならいいでしょう。
他には、“航空機を直行便ではなく乗り継ぎ便にする”“豪華ディナーを楽しむために昼はショップで絶品グルメを購入して公園でランチ”“宿泊代をできるだけ抑える”などがあります。特にパリの場合、ホテルの種類が多いので予算に合わせたホテルも見つけやすいです。この時には、なるべく駅に近いホテルを探すこと。石畳が多いパリでは長時間の移動は大変です。

【パリで犯罪被害者にならないために…】どの国にもあるように、パリにも入らない方がいい危険地域があります。ルーブル美術館を中心に考えると、美術館の北側から北東に位置する18、19、20地区には行かない方が無難。観光客を狙ったスリやひったくりが多発しているので要注意です。また、他の地域でもクレカのスキミングやボッタクリもあるので気をつけましょう。パリに着いて観光をする際には、大きな荷物はホテルに置いておき“なるべく身軽な状態で出かける”“観光客の雰囲気は出さないようにする”“ATMは街頭では使わずに銀行内のものを利用する”“ブランドのバッグなどは持たない”“女性は肌の露出が多い服装は避ける”など防犯対策を取りましょう。特に日本人観光客は狙われやすいので十分に注意が必要です。

【おすすめの観光スポット】
※ルーブル美術館
「モナリザ」「ミロのヴィーナス」をはじめ世界的な美術品が見られるルーブル美術館は観光場所として外せません。世界最大級の美術品所蔵量を誇るだけに、しっかり回るには約1週間はかかるといわれています。事前にミュージアム・パスを購入しておくと入場がスムーズなのでおすすめ。ルーブル見学だけが目的のパリ行き、というのもいいかもしれませんね。

※オペラ座
ネオ・バロック様式の外観も美しいオペラ座も欠かせません。本場パリでオペラとバレエを観賞するのも最高のひとときとなるでしょう。また、公演鑑賞以外にも、有料で館内の見学も可能です。どちらにしてもオペラ座に行ったらロゴの入ったオペラ座グッズは購入必須です！

※シャンゼリゼ通り
コンコルド広場から凱旋門までの約2キロに渡って続くシャンゼリゼ通り。歌の歌詞になっているほど超有名なこの通りでショッピングや食事をするのは最高です。ルイヴィトンの本店もあるので見逃さないように！

※セーヌ河岸
パリの風景で有名なセーヌ川のほとり。シュリー橋からイエナ橋までが“パリのセーヌ河岸”という名称で世界遺産登録されています。その美しさはまさに絶景。日中と夕暮れの両方で異なる美しさが楽しめます。セーヌ川のクルーズもあるので体験するのもいいでしょう。

※サント・シャペル
パリで最も美しいステンドグラスが見られるサント・シャペル聖堂。ここは裁判所の中にある聖堂で、自然光で輝くステンドグラスは一見の価値が大ありです。さらに床のモザイクも美しいので、上ばかり見ないで足下にも要注目です。ここではコンサートも開かれるのでスケジュールをチェックしてみましょう。

※エッフェル塔
パリに来たらエッフェル塔といえますが、2月19日から従業員のストライキで閉鎖されています。オリンピック時期には解除されている可能性もあるので、最新ニュースを要チェックです。

オリンピック開催期間であれば、パリ中がオリンピック一色の風景となっています。そんな中での観光地巡りというのも普段では見られない光景なので貴重です。ただし、航空機もホテルも予約でいっぱいだったり、値段がかなり高かったりとパリ行きを実現するのは大変なはず。もし実現するなら、後悔の無いようにしっかりと楽しみましょう！