本格的に海外旅行の解禁となった2024年。ですが、急激な円安や燃油の値上がりなどで様子見の計画だけで終わってしまう人も多かったのではないでしょうか? そこで「2025年こそは海外旅行へ!」”思っている人に向けて、おすすめの海外旅行先をご紹介していきましょう。

海外旅行の前の基本的な下準備

これまでも海外旅行に行く際に必要な準備などを掲載してきましたが、2024年最後の記事として今一度、基本的に必要な下準備をまとめてみました。どれも海外に行くために大切なことなので忘れずに行ないましょう!

【重要書類の期限確認】まず真っ先に確認を考えたいのが、海外に行くときに必ず必要となるパスポートの期限です。期限は5年と10年の2種類あるので、久々の海外であればしっかりと確認しておきましょう。また、ビザが必要な国に行くならこれも要チェック。ビザは大使館や領事館で申請しますが、パスポートより発行に日数がかかることもあるので早めの申請をおすすめします。

【クレジットカードの限度額】クレカは海外では必須の支払方法なので、現地で限度額がいっぱいだったり、有効期限切れのカードだったりすると大変です。特に海外でも使えるクレカを日常で使っている人は要注意。また、旅行先がバーコード決済やQRコード決済も有効な国なら、ある程度入金して使い分けるのが便利です。

【最低限必要な持ちもの】レンタルWiFiルーターや電源変換プラグ、モバイル充電器などの電気関係アイテム、胃腸薬や頭痛薬、持病用の薬、防犯グッズ、旅行の目的で変わる衣服や靴なども早めに確認。必要アイテムを持っていないなら購入しておきましょう。

【その他】便利アイテムとしてエコバッグや小さめの簡易圧縮袋、チップが必要な国なら現地外貨の小銭などを事前に準備しておくといいと思います。さらに現地での行動計画表、ホテルや大使館、病院や警察の所在地と連絡先も作成しておくと安心できます。

2025年に行きたい国

海外旅行先を決めるときには目的や予算、日程など色々なことを考えますよね。どんな旅行先がいいのか、自分に合ったおすすめの国を探してみましょう。

アメリカ大手メディア発表の旅行先

アメリカの世界的大手メディア「ナショナルジオグラフィック」が、2025年の世界のおすすめ旅行先“Best of the World 2025(2025年に行くべき世界の旅行先25選)”を発表しました。初めて聞くような場所もあるかもしれませんが、文化的な体験や持続可能な観光地、地域の伝統を守りながら新たな価値観を提供している場所を重視、魅力ある旅行先が選ばれています。ちなみに、日本からは「本物の日本が味わえる」ことで金沢ランクイン!

【アメリカ大陸】ロサンゼルス、オカラ国立森林公園などのお馴染みの場所のほか、太平洋に浮かぶ100以上の小島で構成されるハイダ・グワイ、大部分が北極圏に属し、首都ヌークに新たな国際空港ができたグリーンランドなどが選出。どこも壮大な絶景が堪能できる所です。
◎アンティグア/グアテマラ
◎オカラ国立森林公園/アメリカ
◎グアダラハラ/メキシコ
◎グリーンランド
◎セラード/ブラジル
◎ハイダ・グワイ/カナダ
◎バルバトス/アメリカ
◎ボイシ/アメリカ
◎ロサンゼルス/アメリカ

【ヨーロッパ】
2022年のブラックコメディ映画『イニシェリン島の精霊』の舞台となったアウター・ヘブリディーズは大小119の島が鎖状に連なる列島。セノビティック修道院は共同体生活を重視する約200もの修道院があり、スピリチュアルな雰囲気に包まれるおすすめの場所。ブラショフでは中世の街並みがそのまま残っていて、過去にタイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。
◎アウター・ヘブリディーズ/イギリス
◎コーク/アイルランド
◎ストックホルム諸島/スウェーデン
◎セノビティック修道院/イタリア
◎ブラショフ/ルーマニア

【アジア】日本の金沢も選ばれたアジアではバンコクやアブダビのほか、インドやインドネシアの名所が選ばれています。さらに、豪華列車イースタン&オリエンタル・エクスプレスが異色の選出です。
◎アブダビ/UAE
◎イースタン&オリエンタル・エクスプレス/マレーシア
◎金沢/日本
◎スル渓谷/インド
◎バンコク/タイ
◎ラジャ・アンバット/インドネシア

【オーストララシア】オーストララシアとは、オーストラリア大陸、ニュージーランド北島&南島、ニューギニア島とその近海の諸島を含む地域のこと。特に、稀少な野生動物が棲息するニュージーランドのノースランド地方はぜひ行ってみたい場所です。また、地元民の生活に重要な役割を果たしているマリー川も選出されています。
◎ノースランド地方/ニュージーランド
◎マリー川/オーストラリア

【アフリカ】南アフリカのクワズール・ナタール州では広大な大自然と動物たちとの遭遇がいちばんの魅力です。聞き慣れない地域での住民たちとの触れ合いはまさに未知との遭遇のような体験かも…。
◎クワズール・ナタール州/南アフリカ
◎セネガル
◎チュニジア

近場から定番の旅行先

「ナショナルジオグラフィック」選出の旅行先はちょっとハードルが高い…という人に向けては、日本からの移動時間が短い国や海外旅行の定番国などを中心に紹介していきましょう。

【台湾】2025年の近場旅行先でいちばんのおすすめは台湾! 特に高雄(カオシュン)は、2024年に日系のホテルニッコー高雄がオープン、さらに2025年7月にはユナイテッド航空が成田~高雄線を開設予定なので、近くて安いお手軽な海外旅行が楽しめます。台湾の観光地としての魅力を満喫するなら、2025年が最適かもしれません。

【韓国】日本の隣国である韓国も台湾と並んで定番ながらおすすめ。2025年4月にはソウルで6年振りのダンスミュージック・フェスティバル“EDC KOREA”を開催予定。フェスを第一目的として、その前後の日程でショッピング&グルメのスケジュールを組めば完璧です。

【シンガポール】お手軽海外旅行ならシンガポールも! 2025年には人気スポット“マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ”に新たな施設がオープン予定。人口施設&自然が融合した旅行先として、海外初心者や子ども連れでも安心して楽しめます。

【パラオ】親日国であり、あのアントニオ猪木の島としても有名なパラオ。コロナ渦でスカイマークの日本からの直行便計画が頓挫していましたが、2025年の夏にユナイテッド航空による成田からの直行便が正式に就航予定。ビーチリゾートとしてだけではなく、パラオの独特な文化や大自然を堪能したいところです。

【サウジアラビア】ちょっと異色感がありますが、サウジアラビアもおすすめ国。観光ビザの発行が無かった国ですが、現在では電子ビザで入国も楽になりました。そして2025年にはTVゲームの世界的祭典「オリンピックeスポーツ大会」が開催予定。世界中の一流プロeスポーツプレイヤーが集結、スゴ技で魅せてくれます。

【アイスランド】2025年は太陽活動が活発化するという予想で、例年よりもオーロラが美しく見える年といわれています。オーロラといえばアイスランドは外せません。その他にも火山や氷河、温泉などのアクティビティも魅力です。大自然の魅力を思いっきり体感できる絶好のチャンスです。

【イタリア】「ナショナルジオグラフィック」の行くべき旅行先でも選出されたイタリアですが、こちらは首都ローマ。2025年はローマ市内のバチカン市国で25年に一度の聖年の年。聖年とはローマを訪れる信徒たちに大赦が与えられる特別な年のことで、神の赦しを求める人々で賑わうでしょう。希望の巡礼と名付けられた聖年の2025年、聖なる扉が開くこのチャンスを逃す手はありません!