要注意!海外旅行のキャンセルについて

海外旅行に行く場合、個人にしろツアーにしろ大体は数週間から数ヵ月前に旅行会社などに申し込みをするものです。 そして旅行までの期間は楽しみにしていると思うのですが、当日までの日数が長いだけに何か不測の事態が起こることもあるかもしれません。 突然の用事だったり病気だったりと、様々な理由で海外旅行をキャンセルせざるを得ないとき、どうやってキャンセルするのか? 既に払い込んでいるはずの旅行代金などはどうなるのか?

今回は海外旅行のキャンセル時のことについて解説していきます。

キャンセルするには、キャンセル料がかかる

海外旅行をキャンセルする場合、とにかく早めに各所に連絡を入れることが必要です。 キャンセルするとキャンセル料がかかりますが、その金額は旅行当日までの日数などによって変わってくるのが大半です。なので、海外旅行へは行けない、と解った時点で早急に連絡することが大切なのです。

キャンセル料とは?

キャンセル料とは申し込んだ旅行をキャンセルした場合にかかる取り消し料のことで、その金額などは各旅行会社によって定められていて、これは航空券などでも同じです。 前述したとおりその金額は旅行当日までの日数、また、旅行する予定だった時期によっても変わってきます。

旅行会社や航空券のキャンセル料の主な例

キャンセル料はツアーを組んだ各旅行会社や航空会社によって変わってくるのですが、ここではだいたいのキャンセル料の例を紹介します。 万が一、海外旅行をキャンセルするときには目安にして下さい。

ツアーの場合

◎旅行開始日の前日から数えて40日目以降……………………無料

◎旅行開始日の前日から数えて30日目に当たる日より………旅行代金の20%

◎旅行開始日の前々日(2日前)以降……………………………旅行代金の30%

◎旅行開始日当日…………………………………………………旅行代金の50%

◎旅行開始後の無連絡不参加……………………………………旅行代金100%

以上がツアーの場合の目安で、ほぼどこの旅行会社でもこれに準じています。 ただし、海外旅行の出発日が国土交通省の定めたピーク時の特定期間の場合は、 旅行開始日の40日前から10%のキャンセル料がかかりますので注意しましょう。

特定期間

◎4月27日から5月6日まで

◎7月20日から8月31日まで

◎12月20日から1月7日まで

航空券の場合

海外旅行のツアーではなく、個人で行く場合の航空券でも、キャンセルするときにはキャンセル料の規定があります。 その代表的な例として、海外格安航空券(IT運賃)の場合だと、

◎60日より前………無料

◎60日前以降……5000円

◎30日前以降……20000円

となります。 要は2ヶ月前からのキャンセルにはキャンセル料が発生するということです。 また、航空会社からの正規割引航空券(PEX運賃)では、航空券を発券した時点で一律30000円のキャンセル料がかかることもあります。 ただしこれらは航空会社によって差があるので、利用したい航空会社を要チェックです。

ホテルの場合

ホテルなどの宿泊施設でもキャンセル料がかかることがあります。 海外旅行の場合、ほとんどがインターネットからの予約だと思いますが、ネット予約でのクレジットカードの決済方法は、

◎予約した時点で決済 ◎決められた日程を過ぎると決済 ◎宿泊当日に現地払い

の主に3種類のパターンがあり、キャンセル料はこの3種類全ての場合で発生します。

◎宿泊の2日前…………20%~50%

◎宿泊前日………………50%~80%

◎宿泊当日の連絡あり…80%

◎宿泊当日の連絡なし…100%

というのが一般例です。 ただし、場所によっては前日のキャンセルでも100%のキャンセル料がかかることもあるので注意です。 航空券などと同様に、事前にチェックしておくといいでしょう。

まとめ

ツアーも航空券やホテルも、ここで紹介したのはあくまでも一例ですが、はっきりといえることは旅行日が近づけばそれだけキャンセル料が多くかかってしまうということです。 どうしてもキャンセルするときには、なるべく早く連絡をしておきましょう。