海外旅行でノートパソコンを持っていく時の注意点まとめ

現代人にとって欠かせないツールであるパソコン。中でも近年のノートパソコンは高機能&軽量化で持ち運びも楽になったので、どこに行くにしても手放せないものになっています。 今回は、“海外旅行にノートパソコンを持っていく”ということについてです。

ノートパソコンを持っていくメリットとデメリット

最初にノートパソコンの進化について書きましたが、それ以上にどんどん高機能になっているのがスマホです。外出先での写真や動画の撮影、SNSへの書き込みなどは、手軽に持ち運べるスマホの方が便利に思えます。そこで、まずは海外旅行などにノートパソコンを持っていくメリットとデメリットを考えてみましょう。

ノートパソコンを持っていくメリット

ちょっとした撮影やSNSへの書き込み、情報収集であればスマホで充分でしょう。 ですが、撮影した写真や動画の細かい加工や、忘れないうちに現地でしっかりと整理保存したい場合などは、様々な専用アプリを入れられるノートパソコンの方が便利です。 そしてSNSなどの書き込みにしても、長文の場合にはやはりパソコンのキーボードの方が書きやすいでしょう。 また、海外旅行先で無料WiFiなどを使って、映像通信で日本に居る家族や友人と連絡をする時などもノートパソコンが便利です。これらの作業を同時に出来るマルチタスク、というのもノートパソコンならではの利点といえます。

ノートパソコンを持っていくデメリット

ノートパソコンを持っていくとなると、やはりいちばんのデメリットは“荷物がひとつ増えてしまう”“荷物が重くなる”ということです。そして移動中にぶつけたり落としたりしてしまうことで破損する可能性もあります。また、盗難被害に合わないように十分な注意が必要になってきます。 盗難被害はノートパソコンに限ったことではありませんが、荷物が増えることでさらに気をつけなければならないでしょう。

見るだけであれば、スマホでも十分

以上がノートパソコンのメリットとデメリットですが、これを考えると、情報収集などの閲覧が主で書き込みなどはちょっとしたものだけであれば、スマホ(最近ではタブレットも)で十分にその役割を果たしてくれるでしょう。 ですが、画像加工やある程度の量の書き込みなどの作業をしたいのであれば、ノートパソコンが必要になってくる、と考えるといいかもしれません。

海外旅行にノートパソコンを持っていく時のポイント

それでは、何のアクシデントもないようにノートパソコンを持って行くにはどうすればいいのか? そのポイントを見ていきましょう。

海外旅行前の準備として

まずはノートパソコン本体の準備です。

電圧とプラグ形状を確認する

海外では日本と電圧が異なりますが、最近のノートパソコンは100Vから240Vに対応しているものがほとんどです。ただし、ノートパソコンの電源アダプターが旅行先の現地の電圧に対応しているかの確認が必要です。また、コンセントの形状や、有線での通信の場合などは電話線のモジュラージャックの形状をチェックしておきましょう。

プロバイダーが海外ローミングサービスをしているか?

自分が加入しているプロバイダーが、現地で海外ローミングサービス(海外アクセスポイントの有無)をしているかも事前に確認しておきましょう。もしサービスをしていない場合には通信することができません。ちなみに、国内と海外ではIDとパスワードが異なる場合もあるので、この部分も確認しておくといいでしょう。

パソコン内のソフトやファイルを整理しておく

ソフトはネットからインストールすることも出来ますが、海外では回線が重い場合も多いので、あらかじめインストールをして余計な手間を省きましょう。 そして海外旅行に不必要なファイルなどはUSBや外付けハードディスクなどにコピーをしておき、削除しておくといいでしょう。これはスペックが低いノートパソコンの中身を軽くすることと、万が一盗難に遭った場合に大事なファイルまで盗まれないようにするためです。さらに海外旅行先で何かがあった時のためにも、全てのデータをバックアップしておくことも大切です。

衝撃に強いパソコンバッグを使う

ちょっとした衝撃でも、データが破損することもあるのがノートパソコンの怖いところ。そうならないためにも安心して持ち運べるようにしておくことが必要です。オススメは衝撃や振動を吸収する素材で出来たパソコンバッグに入れておくことです。もし専用バッグが邪魔なようであればスーツケースやブリーフケースなどにノートパソコンを入れることになりますが、この時には弾力性のある素材でノートパソコン本体を包んでおくようにしましょう。その際、ケース内に隙間が出来てグラグラしないようにきっちりと詰めておくことがポイントです。

海外旅行での移動中のポイント

次は移動中のポイントですが、ここも重要なので要チェックです。

飛行機に乗る時、預けるか機内に持ち込むか?

海外旅行での移動中にいちばん気にしたいのが、飛行機に乗る時にどうするか? ということです。 空港で預けるか? 機内に持ち込むか? のどちらかとなりますが、1度でも飛行機に乗ったことがある人は解ると思いますが、空港で預けた場合、荷物を乱暴に扱われることが少なくありません。また、ベルトコンベアーに乗せて荷物を流すためにそれなりの振動が加わってしまいます。これらは、衝撃に弱いノートパソコンには致命的になる可能性もあるでしょう。ですので、パソコンバッグやパソコンを入れたケースなどは、機内に持ち込んだ方が無難といえるでしょう。どちらにしても、ノートパソコン本体をしっかりと保護することが重要ですが、特にどうしても空港で預ける場合には、かなり厳重に保護しておくことです。

そしてもうひとつは、機内に持ち込める条件を調べて対応しておくことです。航空会社や座席の種類によって異なってくるので、あらかじめ調べておくといいでしょう。 基本的にノートパソコンやカメラなどは機内に持ち込みOKですが、飛行機に持ち込める荷物の種類については本コラムの別項を参照して下さい。

海外旅行の飛行機内への手荷物持ち込みの注意点まとめ
https://www.interbank.co.jp/column/6425/

電車やバスでも振動に注意

飛行機以外でも、乗り物に乗るときには振動に注意しましょう。電車やバスではなるべく膝の上に置くなどしておきます。また、タクシーの場合、うしろのトランクに入れる際には空港で預ける時と同じように十分に保護しておくことが大切です。

海外旅行で無駄なく安全にノートパソコンを使うには、
※“見る”が主ならスマホやタブレットのみでもOK、“作業”が主ならノートパソコンが便利
※ハードディスク内を軽くしておく
※現地でのパソコンを使う環境を事前に確認
※振動や衝撃に強いバッグやケースに入れて持ち運ぶ
※飛行機では出来るだけ機内に持ち込む などです。覚えておきましょう。