海外旅行に行く時に荷物を減らすための8つのポイント
待ちに待った海外旅行! 旅先でどんな楽しみが待っているのかと期待に胸が膨らみますよね。と同時に、持っていく荷物も脹らんでしまうもの。ですが、荷物が多ければ多いほど旅行先での負担も重くなってしまいます。 「旅行上手は荷物が少ない」といいます。本コラムでは、いかに荷物を減らすか? 軽量化するかについてお話ししましょう。
荷物を減らす、ということの意味
海外旅行へ持っていく荷物を減らすための究極は、ひと言でいってしまえば“必要最低限のものだけを持っていく”ということです。ただしこれは、何度も海外旅行を体験している人だから出来ること、ともいえます。 海外旅行初心者やまだあまり旅慣れていない人の場合、「アレもコレも必要だから持っていかなくちゃ」と思いがちですが、せっかく持っていったのに使わなかったというパターンも多いです。
海外旅行、特に観光で行く場合に大切なのは、よりフットワークを軽く現地を楽しむ、ということですが、荷物が多いとそうもいかなくなります。 旅行先で快適に過ごすために持っていった荷物が、逆に負担となることも少なくありません。
荷物が多かったり重い場合のデメリットとしては、 ・航空運賃にプラス荷物代が必要になる ・宿泊先の移動の時に、無駄にタクシーを使う ・何を持っていったのかが解らなくなる ・忘れ物が多くなりがち ・出発時や帰国時、観光時の移動が困難になる などが考えられますが、荷物を減らして軽くすることでこれらは解決です。自分にとって、旅行先で本当に必要な物は何か? を考えることが大切でしょう。
特に女性は荷物が多くなることも…
女性の場合、旅行先でオシャレするための衣服や小物、化粧品、アメニティ、生理用品など、 男性よりも必要だと思われる物が多いでしょう。ですが、これもやり方によってかなり減らせます。時には、最低限の身だしなみで海外旅行をエンジョイする、という考え方も必要だと思います。
項目別、荷物の減らし方&軽量化のポイント
スーツケース&カバンなど
スーツケースやカバンは、基本的には小さめで軽い物がオススメです。 購入時に考えがちなのが、“念のために大きめを…”ということですが、ヘタに大きいケースなどを買ってしまうと、色々と詰め込みたくなって荷物が増える要因にもなります。最低限これだけは持っていきたい、と思う物を事前にピックアップしておくと、ケースを買う時の大きさの目安になるでしょう。 また、より軽い製品を選ぶのも重要です。現在では、軽量化されながらも丈夫な物も多数あるのでチェックしてみましょう。
次にカバンですが、これはバックパックやリュックが断然オススメ。移動時に両手が空くので便利です。もちろんこれらもより軽い物を選びます。
ここがポイント!
スーツケースやカバンのどちらにもいえるのが、なるべくなら良質な物を買っておくことです。値段は高くなりますが、安物だと壊れてしまう可能性も高くなることにもなります。
衣類&靴など
荷物が多くなる最大の原因は衣類。海外旅行先によって変わってはきますが、なるべく枚数を少なくすることがポイントになります。 衣類は出来るだけ小さく畳んで収納すること。どうしても服を多めに持っていきたいなら服の素材も軽くて乾きやすいポリエステルなどの化学繊維の服、そして2weyや3weyタイプを選ぶことで持っていく枚数をさらに減らすことが出来ます。 もし、現地でドレスコードがあるようなレストランに行く予定があるなら、ドレスやスーツを1着持っていけばいいでしょう。 場所や季節によって防寒具が必要なら、軽量ダウンジャケットがオススメ。ユニクロなどにある小さく畳める物なら軽いしかさばらないですみます。
靴も出発時に履いていく靴とドレスアップ用のものを1足で事足りるでしょう。常時履く靴としては、より動きやすい物がベスト。スニーカーなどがいいかもしれません。
ここがポイント!
最低限の話しとして、下着類は10日間程度の旅行であれば3枚程度で、洗濯しながら着ればOK。洋服に関しては、出発時に動きやすい服を着ていき、その他に1、2着程度。スボンは出発時のものが1本あれば十分です。 また、捨ててもいいような物を持っていき、着た後に捨てて来るというのも方法です。現地調達するというのもアリですね。
アクセサリーなど
これは主に女性の場合ですが、アクセサリーも洋服同様についつい多めに持っていきたくなるものです。“小さいし”と思いがちですが、意外とかさばるものです。出発時に付けていく物の他に数点あれば十分です。収納には外から見えるジッパー付き透明の袋を使うと便利です。
ここがポイント!
アクセサリーはあまり高価な物は持っていかない方が無難です。海外で盗難や紛失する可能性もあります。極端にいえば、無くなっても構わない程度の物にしておきましょう。
アメニティ&化粧品
アメニティグッズは必需品ではありますが、ホテルにあるシャンプーやボディソープ類は持っていかなくてもいいでしょう。どうしても自分の物を、というなら、トラベルセットやミニボトルに小分けで入れて持って行き、帰国時に捨てれば荷物になりません。また、バスタオルもホテルのものでOK。ハンドタオル数枚でいいでしょう。 女性の場合の化粧品は種類も多くなるでしょうが、よく使う化粧品はミニポーチに集約させて、その他はミニボトルで持っていくようにしましょう。試供品などを持っていくのも手です。
ここがポイント!
ハサミや爪切り、ナイフ、缶切りなどは、多機能型の物をひとつ持っていけば便利。これだけでも小物を入れるポーチの数を減らすことが出来るでしょう。
パソコン&カメラなど
ノートパソコンやカメラなどを持っていく人も多いと思いますが、これらは幅も取るし重いしで大荷物になるハズ…それらは本当に現地で必要ですか? 仕事でどうしてもというなら別ですが、最近のスマホはかなり高性能なので、写真を撮ってSNSにアップするのが主ならスマホやノートパッドで十分だと思います。
ここがポイント!
スマホやノートパッドを不安無く使うには、携帯充電器を持って行くことやWiFiの設定をしっかりしておきましょう。
詳しくは以下のコラムを参照して下さい。
海外旅行で安心してスマホを使えるようにする方法
https://www.interbank.co.jp/column/6323/
貴重品
パスポートや現金、クレジットカードなどの貴重品は、荷物という概念とは別に考えておくことが必要です。カバンなどに入れるのではなく、肌身離さずに持っていることが大切です。
ここがポイント!
貴重品は1ヵ所に集中して入れず、分散して持つようにしましょう。こうすることで万が一の場合にすべてを無くさずに済みます。
現地調達
最後に、荷物を減らす&軽量化の全体的なポイントをご紹介します。 衣類のところでも話しましたが、現地調達を考えれば持っていく荷物は減らせます。 Tシャツや洋服、靴下、アメニティグッズなど、色々な物が現地でも買えます。また、女性の場合は化粧品や生理用品を最低限数だけ持っていき、足りなくなったら現地で買うというのがいいでしょう。ただし、日本製の物に比べると品質は落ちるので覚えておきましょう。
超便利なスカーフ類
意外と便利なのがスカーフ類です。風呂敷代わりに荷物をまとめたり、ちょっと寒い時に羽織れば防寒グッズにもなります。スカーフ類なら薄いしかさばることもないので、数枚持っていくといいでしょう。