あると便利! 海外旅行で役に立つ証明書・会員証
海外旅行に行く時に必ず持っていかなければならない証明書といえば、パスポートやビザですね。ですが、これ以外にも、持っていくと海外で何かと便利な証明書や会員証があるのをご存じですか?証明書や会員証には自分の年齢や職業、身分などでさまざまなものがありますが、その中でも比較的誰もが持っていたり、後から取得できるものもあります。
今回は、あると海外旅行先でトクする代表的な証明書や会員証を紹介していきましょう。 海外旅行で役に立つ3つの代表的な証明書・会員証をご紹介していきます。
国際運転免許証
海外旅行で最も一般的で役立つ証明書(証)として上げられるのが、国際運転免許証です。これは旅行先である海外の現地で車を運転するのに必ず必要となります。取得条件は日本の運転免許証があれば誰でも可能なので、海外でのレンタカー移動などを考えているのなら早めに取得しておくといいでしょう。
国際運転免許証の必要書類
・有効期限内の日本の運転免許証
・パスポートなどの渡航を証明する書類
・写真1枚(縦5cm×横4cm、申請前6ヵ月以内に撮影した証明写真)
・手数料:2,350円程度
・有効期限の切れた古い国際免許証(持っていれば)
・申請用紙(各運転免許センターなどで入手)
以上の書類を揃えて、自分が住民登録をしている都道府県の運転免許センター(公安委員会管轄)に行けば、基本的には即日発行して貰えます。
国際運転免許証の注意点
国際運転免許証の注意点としては、
・ジュネーブ条約加盟国でのみ有効
・国際運転免許証の有効期限は発行から1年以内(ただし日本の運転免許証の有効期限が1年未満の場合には、その期日まで)
また、海外旅行先では、国や地域によって期間や年齢による制限がある場合もあるので、事前にチェックしておくといいでしょう。 そして現地で運転するときには、日本と異なる交通法や外国車を運転することに十分注意しておくことが大切です。
国際運転免許証の詳細は、以下の警視庁サイトを参照して下さい。
警視庁・日本人が外国で車を運転するには
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai03.html
国際学生証・国際青年証
国際学生証・国際青年証は、ユネスコが承認した世界共通の学生身分証明書のことで、世界133ヵ国で約500万人以上の若者たちが利用しています。海外旅行でこの証明書を持っていれば、年齢などの身分証明書になり、万が一パスポートなどを紛失してしまった場合にも役立ちます。それだけではなく、世界遺産や美術館、映画館、ホテル、レストランなどの世界の様々な施設を割引きで利用出来ます。割引きの割合は学生証や青年証、地域によって変わってはきますが、かなりおトクに海外旅行を楽しめることだけは確かです。
国際学生証(ISICカード)の取得資格
学生証を発行して貰える学生であること。
留学予定者、留学先が1ヵ月前以降で政府や公的機関に公認され、15時間/1週、12週受け入れが条件。
国際学生証(ISICカード)の必要書類
・申請書(公式HPからダウンロード)
・写真1枚(縦3.3cm×横2.8cm、申請前6ヵ月以内に撮影した証明写真)
・手数料:1,750円程度(店舗発行時)/2,300円程度(現金書留で郵送時)
・学生証のコピー(名前・生年月日・発行年月日・有効期限の記載が必要)、または3ヵ月以内発行のオリジナルの在学証明書、またはオリジナルの休学証明書(休学期間の記載が必要)。
国際青年証(IYTCカード)の取得資格
12歳以上31歳未満(31歳の誕生日の前日まで)。
国際青年証(IYTCカード)の必要書類
・申請書(公式HPからダウンロード)
・写真1枚(縦3.3cm×横2.8cm、申請前6ヵ月以内に撮影した証明写真)
・手数料:1,750円程度(店舗発行時)/2,300円程度(現金書留で郵送時)
・年齢の確認が出来る公的書類。
※パスポート、運転免許証、保険証などの生年月日記載の証明書のコピー。ただし、マイナンバーカードは不可。
以上の各必要書類を揃えて、大学生協組合員は「大学生協ISIC発行店で取得できます。また、それ以外の人は「ISIC JapanのHP」でオンライン発行してもらえます。
証明書発行の注意点
証明書の発行は、店舗の場合には即日発行の所もありますが、それ以外では発行に約10日間くらいかかるので、早めの申請をしておくようにしましょう。また、割引きの内容などは地域によって異なるので、事前に渡航先での内容を確認しておきましょう。
国際学生証・国際青年証の詳細は、以下の公式サイトを参照して下さい。
International Student Identity Card 日本国
https://www.isicjapan.jp/
③ユースホステル会員証
ユースホステルとは、世界最大の宿泊施設ネットワークのことで、世界80ヵ国に4000以上もの施設が存在します。そしてユースホステルの会員になることで、世界の宿泊施設をメンバー価格で利用することが出来ます。その他にも美術館や博物館、飛行機や鉄道の料金なども割引きされる特典があるのです。ユースホステルの会員になるのに年齢制限はありません。海外旅行に行く前に取得しておくのもオススメです。
◎ユースホステル会員証の必要書類
・身分証明書(運転免許証、健康保険証、学生証など)
・申込書(日本国内のユースホステルまたは入会案内所で入手)
以上の必要書類を揃えて、ユースホステル協会や入会案内所に行けば即日発行して貰えます。また、公式サイトでのオンライン発行も可能です。
◎多種類あるユースホステル会員
ユースホステルの会員には、様々な種類がありますが、どの会員証でも日本国内、海外共に利用することが可能で特典などの機能も共通です。年齢などによって種類が変わってくるので、自分に該当する会員証を発行しましょう。
一般会員証
少年パス(4歳~中学生):新規登録1,500円/継続登録1,000円
青年パス(中学生終了年齢~満19歳未満):新規登録1,500円/継続登録1,000円
成人パス(満19歳以上):新規登録2,500円/継続登録2,000円
家族パス(夫婦、家族パス所有者と同行の中学生までの子ども):新規登録3,500円/継続登録3,000円
団体パス(10人以上の団体、機関の満18歳以上の引率責任者):新規登録5,000円/継続登録4,500円
また、一般会員証にはデジタルメンバーシップもあり、一般会員証以外にもモンベルカードやワールドホステリングカードなどがあります。
詳しくは、以下のユースホステル公式サイトを参照して下さい。
一般財団法人 日本ユースホステル協会
https://www.jyh.or.jp/
以上の3つの種類以外にも、職業などによって色々な証明証と会員証があります。もし興味があるようであれば、インターネットで検索してみるといいでしょう。自分に該当しなかったとしても、海外旅行に関する豆知識として役に立つかもしれません。