海外旅行に持って行くべき荷物のポイント~衣類編~
海外旅行に持って行く荷物の中で、衣類はいちばんかさばる物のひとつでもあります。
かといって何も考えずに少なめにすると、現地に着いてから「持ってくれば良かった…」というハメになることもあり得ます。
そこで、あると安心で便利な衣類を、最小限の負担で持って行くためのポイントをご紹介しましょう。
海外旅行に行く前にしておく前準備
当たり前のことですが、持って行く洋服の種類は海外旅行先によって変わってきます。
出発する前に、現地がどのような状態なのかを事前に調査しておくことが大切です。
また、滞在日数によっても、持って行く衣類の枚数を考える必要も出てきます。
現地の気候や天候などをチェックする
極端に言うと、北に行くのか南に行くのかによって持って行くべき衣類は全く変わってきます。まずは海外旅行先の場所と平均的な気候や天候を調べてみましょう。
この時には、国全体ではなく、行く予定の場所や都市の状態をチェックします。
また、覚えておくと役立つのが「天気・天候・気候」の違いです。
・天気
数時間から数日間の気象状態のこと
・天候
1週間から1ヶ月ほどの気象状態のこと
・気候
1年や季節を周期として繰り返される、大気の総合的な状態のこと
これを理解しておくと、データなどをチェックするときに便利です。
気候
気候によって総合的な気温や天気が変わってくるので、まずは現地の気候を調べておきましょう。
晴れる日が多い、雨が降りやすいなどの特徴を知っておけば、持って行くべき衣類も解ってきます。
標高
例えば、暖かい気候の現地に行ったとしても、標高の高い場所を観光する予定であれば寒さ対策が必要になります。ホテルなど現地での活動拠点だけではなく、観光で行く場所の標高や天候なども要チェックです。
標準天候
天候は時期によって異なるので、現地に滞在する時期の標準天候をチェックしておきます。
最低・最高気温
これも時期によって違うので、標準天候同様に現地に行く時期の最低気温と最高気温もチェックしておきましょう。
現地に行く季節
夏に行くのと冬に行くのでは衣類も変わってきます。ただし、海外では季節による違いが日本ほどハッキリしていない場所もあります。旅行先の季節の特徴もしっかりとチェック、その上で旅行に行く季節によって持って行く衣類を考えましょう。
種類別で持って行く衣類を揃える
海外旅行先の環境を把握したら、それに対して持って行く衣類を準備します。なるべく多くならないようにするのがポイントです。基本的には、衣類は全体の荷物の3分の1以下くらいがいいでしょう。
下着・靴下など
下着や靴下などは、生地も薄いのでさほど荷物としての負担にはなりません。短期間であれば日数分持って行けばいいでしょう。
1週間以上などの長期間だったり、同じホテルを連泊する場合などは、現地でクリーニングをして着回し、持って行く枚数を少なくするといいでしょう。
肌着・シャツなど
肌着やシャツも下着同様に短期間であれば日数分、長期間ならクリーニングで着回すようにします。この時にはメッシュ生地など薄くて軽い素材、速乾性のある物にすると負担が減らせます。ただし寒い場所や季節に行くのであれば、ある程度厚手の生地のシャツを1、2枚持って行くと重宝します。
普段着・おしゃれ着など
普段着の上着やズボン、スカートなどは、短期間でも日数分持って行くとかさばってしまいます。日本から着ていくものの他に1枚、多くても2枚程度にしておきます。
この時には、シャツなどの組み合わせによって変化をつけられるようなものにするのがポイントです。あまり派手すぎるデザインや色ではなく、何にでも合うような落ち着いたものを選びましょう。女性の場合には、ワンピースにすると荷物の負担が減るのでオススメできます。
おしゃれ着も、オシャレが必要な場所や高級レストランなどに行く時用に1枚あれば十分です。国にもよりますが、これらの場所に行く予定がないのであれば必要ないかもしれません。持って行く他の衣類の枚数を考えて決めればOKです。
その他の暑さ&寒さ対策として
前述した衣類以外の暑さ&寒さ対策として、持って行くと便利なグッズもあります。
海外旅行先によって何を持って行くのかを考えておきましょう。
暑さ対策グッズ
帽子/サングラス/日焼け止め/サンダル/冷えピタなど
さらに扇子もバカに出来ません。扇子は荷物にもならないし、ちょっとした暑さ対策にオススメです。
寒さ対策グッズ
帽子/マフラー/ストール/手袋/カイロ/防寒着など
寒い場所や季節の場合には防寒着は必須ですが、かなりかさばるので軽くて丈夫なものを1着用意しておきましょう。
また、ストールはちょっとした冷えなどの時にとても便利です。夏場でもクーラーの効いた場所で役立つので、地域や季節に関係なく1枚持っていくといいでしょう。
衣類のカバンへの詰め方を工夫する
衣類はカバンへの詰め方を考えれば、ある程度かさばりを防ぐことも出来ます。
圧縮袋を使う
下着や靴下、肌着、かさばる衣類などは圧縮袋に入れることで、かなりカバンに詰めやすくなります。ただし、圧縮袋に入れるとシワになってしまうので、シャツやおしゃれ着などはNGです。ズボンもチノパンなどのシワが気にならないものだけにしておきましょう。
防寒着はコンパクトにまとまるものに…
最近ではコンパクトに畳める防寒着も多く見られます。寒冷地域に行くなら別ですが、ちょっとした防寒着が必要な地域であれば、小さく畳める防寒着を持って行けば負担も軽減できるでしょう。
カバンには丸めて詰めるのがコツ
衣類をカバンに詰める時には、丸めて詰めるのがコツです。丸めることで衣類を詰める範囲も減らせるし、シワにもなりにくいでしょう。そして出来るだけ小さく丸めることがポイントです。絶対にシワをつけたくないおしゃれ着以外の他の衣類は、丸めてカバンに詰めるようにしましょう。
例外として現地調達もアリ?
持って行った衣類ではどうしても足りないなら、お金もかかるし荷物も増えてしまいますが現地調達という方法もあります。下着や靴下などのちょっとした物であればこの方法もいいかもしれません。現地調達するなら、帰るときに捨ててきてもいいようなものを選ぶのがポイント。覚えておきましょう。