海外旅行でスマホを賢く使う方法を知ろう！

日常生活でも毎日欠かせないのがスマホ。どこへ行くにも何をするにもスマホがないと始まらないですが、これは海外旅行でも同じ。たとえ異国の地であろうと、スマホがあれば「見知らぬ場所での目的地探し」「おすすめショップ&おいしいレストラン、カフェの検索」もできちゃいます！今回は、あらゆるシーンで役に立つスマホの活用法をご紹介していきましょう。

海外でスマホを使うための準備

まずは海外旅行先でスマホを使えるようにする準備が必要です。スマホは、日常で使っている状態では海外では通信不能だったり不正アクセスの餌食になったり、膨大な使用料がかかったりと安心できる設定ではありません。海外でも日常同様に安心で手軽に使えるようにする必要があります。

海外でスマホを使う準備

最初に必要なのが、スマホを通信する方法を選ぶこと。この方法によって使用料金も大きく変わってくるのでとても重要です。大きく分けると“海外用モバイルWiFiレンタルルーターを借りる”“海外ローミングサービスを使う”“SIMカード、eSIMを使う”“現地のフリーWiFiを利用する”などがあります。

【海外モバイルWiFiレンタルルーター】おすすめなのが、モバイルWiFiルーターのレンタル。これはレンタル会社からモバイルルーターを借りて、現地でこのルーターを使ってWiFi通信をする方法です。WiFiを使えば通信料はかからないので、レンタル料金だけですむのも安心。また、近年では空港でレンタル申込みや返却ができるのでより便利になっています。
もうひとつのメリットは、複数の人で利用可能なこと。レンタル料もシェアすれば安くすむし、短期日数が大半の海外旅行では最適といえます。
注意することとしては「ルーターを持ち歩く必要がある」「ルーターの充電は小まめに」「シェア状態だと別行動不可」ということです。現地で別行動の予定があるなら、ルーターも複数レンタルしておきましょう。またWiFiが繋がらない場所に行く予定があるならスマホは使わないか、WiFi以外の通信方法を考える必要があります。

【海外データローミングサービス】データローミングとは、ドコモやau、ソフトバンクなどの各キャリアが提携している通信会社の電波を使って海外で通信できるサービスで、現在は定額サービスがあるのでお得です。利用するには事前に自分のキャリアに申込みが必要で、契約がすめばルーターも必要なく現地ですぐに通信が可能となります。また、毎月の携帯使用料金と合算での請求なのでここも安心。ただし長期滞在の場合だと割高となり、さらに通話は対象外なので発着信の際には別途料金がかかります。

【SIMカード、eSIMを使う】これはスマホに装着してあるSIMカードの交換やネットで申し込めるeSIMの書き換えを利用した通信方法ですが、慣れていないと利用までの準備が大変。この方法を使いたいのであれば、まずは自分のキャリアの店舗に行って詳細を聞いた方が良いでしょう。

【現地のフリーWiFiを利用】現地でフリーWiFiに繋いで通信する、いちばん手軽な方法です。接続もフリーWiFiの看板がある所でネットワーク名（SSID）をタップしてパスワードを入れればOK。パスワードはWiFiを設置しているショップなどのスタッフに聞けば教えてくれます。
ただし現地フリーWiFiは、地域にもよりますが不正アクセスやウイルス感染の危険が大きいのも事実。また、接続環境や通信速度が不安定なのでどうしても使う必要があるなら使用後はすぐに削除しておくこと。通信関係が苦手な人は利用しない方が無難です。

海外でのスマホ利用の注意点

通信方法が決まったら現地ですぐにでもスマホが使えますが、いくつかの注意点も頭に入れておきましょう。

【重要事項は紙に書いて持つ】ほとんど万能なスマホですが、突然電源が入らない、通信できない、などの故障もあり得ます。そんな万が一のために、スマホのキャリアやホテル、航空会社、大使館&領事館などの連絡先と住所はスマホの中だけではなく、紙にも書いて持っおくことをおすすめします。

【現地のデータローミングに注意】現地で提携外の通信会社に接続すると、高額な通信料金が請求される事になりかねません。レンタルWiFiやSIMカードを使う際にはデータローミングをオフにしておくといいでしょう。

【その他】
掲載した通信方法は現地空港に着陸した後から。機内で通信するなら各航空会社のWiFiサービスに申込みしましょう。また、現地での通話は国際通話扱いでどこにかけてもかなり割高。“LINE”や“Skype”などのアプリで通話するのがおすすめです。

旅行先で役立つ超便利アプリ

現地で役立つアプリは多々ありますが、その中でも代表的なものをご紹介しましょう。ですがその前に、スマホの容量に余裕があるかを確認しておくこと。アプリ入れすぎでパンパンだと使えなくなってしまいます。画像や動画を始め、逃がしておくことのできるものは他の機器に保存しておき、帰国後に入れ直すようにしましょう。

【1、海外安全アプリ】本コラムの他ページでも何回かご紹介した外務省提供の必須アプリ。GPS機能を利用した旅行時の地域の海外安全情報をはじめ、各国や地域の緊急連絡先の確認など、海外にいる日本人の安全をサポートしてくれます。

海外安全アプリ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

【2、たびレジ】同じく外務省提供の海外旅行時に安心できるアプリ。出発前から旅行先の安全に関する最新情報が見られるほか、もし現地で事件や事故に巻き込まれた場合には支援してくれます。旅行前に世界の最新情報で安全性を要チェックです。

たびレジ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

【3、Google Maps】アンドロイドスマホでもiPhoneでもプレインストールされているGoogle Mapsは日常で多くの人が利用していますが、全世界に対応しているので海外でもそのまま役立ちます。ショップや施設の検索のほか現在地からその場所までのルート検索まで、海外でも神アプリ健在といえます。

【4、MAPS.ME】Google Mapsと同じく地図アプリのMAPS MEですが、決定的な違いは、オフラインで使えることです。通信不能な場所でも現地のマップを利用できるのはかなり心強いはず。音声ナビまでついている親切さですが、難点はスマホの消費電力と容量をかなり使うことです。使い時を考えたいアプリ。Google PlayやApple Storeからダウンロードできます。

【5、NABTIME】NABTIMEも日常でよく使われているアプリで、色々な移動手段を組み合わせて入力した目的地までの最適ルートが探せる総合ナビゲーションサービスです。海外での不安のひとつに交通手段を使うときの駅探しがありますが、これがあればかなり安心できます。

NABITIME
https://www.navitime.co.jp/

【6、Uber-Request a ride】日本でも海外でもタクシーを呼べる配車サービスアプリです。行き先を入力すると、どこからでも簡単に配車が可能。事前予約もできるほか、車種まで選べます。料金が利用前に解り、ドライバーが違う道を走っていないかの確認も可能。Google PlayやApple Storeからダウンロードできます。

【7、Open Table】料理のジャンルを選んで通知機能で人気席を予約できる、食べログ同様のレストラン検索予約アプリです。さらに予約の確認が直接できる機能が嬉しいところ。Google PlayやApple Storeからダウンロードしましょう。

紹介したアプリのほかにも、お役立ちアプリは多数あります。旅行の目的などから検索してみるといいでしょう。その際には、使っているのがアンドロイドスマホなのかiPhoneなのかを確認すること。アンドロイドならGoogle Playから、iPhoneならApple Storeからアプリがダウンロードできます。スマホの使い方次第で、快適な海外旅行が堪能できますよ！