海外旅行というと、ある程度は長い休みがないと無理かも…と思いがちですが、そんなことはありません! 2泊3日や3泊4日、究極は1日あれば海外を楽しむことは十分できちゃいます。今回は、そんなプチ海外旅行…思い立ったら行ってしまう“弾丸旅行”について紹介していきましょう。

思い立ったら海外へ!プチ海外旅行の魅力

通常の海外旅行の場合はゴールデンウィークや夏休み、年末年始の休みを利用して考えますよね。ですがプチ海外旅行であれば週末や少しの有給休暇で海外へと行くことが可能です。そんな手軽なプチ海外旅行には、ならではの魅力が詰まっています。

プチ海外旅行のメリット

【短期間なので計画が立てやすい】前述したとおり長期の休みがなくても海外に行けるので、手軽に海外旅行計画を立てることができます。さらに家族や友人とのスケジュールも合わせやすいのがメリット。「週末に海外行っちゃう?」という手軽さも魅力です。

【諸費用が安く済む】繁忙期に行くことが多い通常の海外旅行では航空機代やホテル代がいつもより高額、さらに予約を取るのにも一苦労です。プチ海外旅行であれば週末の利用や有給休暇を取れば行けるのでスケジュールのハードルも低く、観光シーズン以外で予定を組めば諸費用もかなり安くすることが可能なのです。

【準備が楽にできる】日数の短い旅行なので必要最低限の準備でもOK。自分にとって必ず必要だと思うものだけをまとめればいいでしょう。

【ちょっとした海外で気分もリフレッシュ】仕事や私生活でのストレスを週末のプチ旅行で発散すれば日々の生活にもハリが出てきます。極端にいえば、月に2回の週末を利用して2ヵ所の海外へ、なんていう計画も実現できちゃいますよ!

プチ海外旅行の準備

短期間とはいえ海外に行くので、それなりの準備は必要です。忘れ物がないように気をつけましょう。

【納得の行く旅行計画】短期間で充実した海外を満喫するために、旅行先の気候などは要チェック。また、ショッピングやグルメが目的であれば、行きたい店が旅行中にやっているかも重要。オフシーズンを利用した旅行の場合、観光地などがオープンしていない可能性もあります。事前チェックを忘れずに。

【必要書類、荷物は事前に揃えておく】「あ、明日プチ海外旅行だった(汗)」と思い出したら準備がまだだった…これではせっかくの海外が台無しです。特にパスポートなどの重要書類を持っていなかったり、期限が切れているとその時点で旅行に行けません。取得には日数がかかるので早めに確認することです。荷物も前日に用意ではあまりに慌ただしくて忘れ物の可能性も高くなります。余裕のある準備を心がけましょう。

【航空チケットは往復分を計画的に確保】限られた時間で現地を楽しむように、行きと帰りの航空チケットはしっかりと予約しておきましょう。こうすることでダラダラせずに行動することになります。ある程度のバタバタ感は仕方ありません。なにせ弾丸旅行ですから!

【フライト時間の目安】2泊3日を基準として考えると、フライト時間は約5時間前後がおすすめ。行き帰りに時間がかかりすぎると、現地に居られる時間を削ることになってしまいます。長時間フライトが必要な国は、しっかり休みが取れる時期に回しましょう。

【目的によってフライト時間を調整】プチ旅行の目的によって調整したいのがフライトの出発時間です。早朝や夜の出発でもいいのであれば、航空料金や予約も低額で選びやすくなります。ポイントは、現地に着いたらすぐに目的の行動ができる時間を選ぶことです。ただし、あまり無理をして体調に影響がないようにご用心。

【プチ旅行ではお土産は二の次】お土産を選ぶためにわざわざ足を運ぶのは時間がもったいないです。ショッピングが目的でそのショップで同時に買えるのならいいですが、それ以外は空港で買うなど、なるべく時間をかけないようにするのがおすすめです。

プチ海外旅行でおすすめの国

最短日帰り、長くても3泊4日くらいをプチ海外旅行として、この短さで海外を満喫するポイントは、ハッキリとした目的を持って行動すること。現地で行ったり来たりは避けたいので、ショッピングならお目当てのショップの場所を確実に確認して、移動時間を考えて巡るようにする。レストランやカフェ巡りも同様です。観光地ならあまり移動はせずに1、2ヵ所に限定してゆっくりと楽しむのがいいでしょう。

短期間で行くおすすめの国

【ソウル/韓国】成田からの直行便で、約3時間半で行けるソウル。まるで国内の旅行みたいなお手軽感覚で行けます。韓国といえば屋台市場のグルメ。そしてコスメショップでの爆買いもワクワクです。グルメ&ショッピングを楽しむならソウルです。

【上海/中国】約3時間前後で行ける上海。美しい夜景を存分に堪能して、美味しい料理を楽しむためにも2泊は必要です。ですが無理をすればほぼ日帰りも可能。その際は体調を整えておき、万全な状態で弾丸旅行しましょう。

【台北/台湾】約4時間のフライトで行ける台北も魅力的。グルメ大国なので何を食べようかと目移り必至! 中でも外せないのは台湾スイーツの数々。特にマンゴーの美味しさは絶品。お腹がいっぱいになったらショッピングへGOです。

【グアム/アメリカ】グアムも約4時間で行ける常夏の島です。国内旅行並みの気軽さで常夏の島を満喫できるのが最大の魅力。美しい海でリゾート気分に浸り、ショップで掘り出し物を見つけたら満足度は大きいです。

【ウラジオストク/ロシア】遠そうでいて意外に近いのがウラジオストクで、フライト時間は約3時間。日本からいちばん近いヨーロッパです。美しい街並みや歴史を感じられるので、まさに週末の異世界体験といえます。早朝から営業している市場などもあるので、煮込み料理や絶品スイーツが堪能できます。ただし、現在の世界情勢から安全性やフライト予定などを事前チェックしましょう。

【セブ島/フィリピン】日本から約5時間前後なのがセブ島です。美しい教会やマゼランにまつわる観光スポットなど、見どころは満載。ビーチや街でのショッピングもお楽しみなので、敏速な行動が必要かもしれません。しっかりとした旅行計画で楽しみましょう。

【香港】約5時間前後のフライトで行ける香港では、倉庫を改造したリノベスポット巡りで最新トレンドをチェック。街がコンパクトにまとまっていて観光もしやすく、交通の便もいいので思いついたらお一人様プチ海外旅行とシャレるのもいいでしょう。

【ハノイ/ベトナム】バンコクも日本から約5時間前後で到着。ハノイの旧市街地では古い歴史を感じてカフェでひと休み。ウォールアートを見学して雑貨屋でショッピングをすれば帰国時間もすぐに…ここもまた弾丸旅行が体験できるでしょう。

【クアラルンプール/マレーシア】フライト約7時間のクアラルンプールは、日本からいちばん近くイスラム文化を体感できる国。資源も豊かで、自然からグルメ、ショッピングまでとさまざまな異文化体験ができます。最低でも2泊はしたいところですね。

【シンガポール】日本から約7時間のシンガポールは、海外旅行で人気の国。多国籍文化が交わっているので異世界感が楽しめます。観光スポットも多いですが、東京23区ほどの国土なのでプチ旅行でも十分満足感があります。軽く楽しんだら、長期滞在旅行計画を立てて再渡航するのもアリ。高い安全性&清潔感も魅力です。