色々な国で現地の人たちとコミュニケーションを取るのも、海外旅行の楽しみのひとつです。最初のうちはショップなどで外国人と購入時の会話をするだけでもドキドキするものですが、慣れてくれば「もっと色々な人たちと話してみたい!」と思ってきます。今回は海外で外国人の友だちを作る方法をご紹介しましょう!

海外旅行の醍醐味ともいえる人々との交流

日本国内の旅行でも、現地の人や同じ旅行に来た人たちとの交流は楽しいものですよね。これが海外であればなおさらテンションも上がってきます。とはいえ“ちょっと怖いかも”という感情や言葉の問題など、それなりのハードルがあるのも事実です。それを飛び越えてしまえば交流関係はより拡がって行くと思います。

海外旅行先で異国の友だちを作るポイント

ポイント1「コミュニケーションの取り方」

【話しかける相手を探す】どんな場所でも同じですが、周囲にいる人で話しかけても問題なさそうな人を探します。複数で熱心に会話をしている人や何かに熱中している人は避けます。ひとりでいる人の方が話しかけやすいですが、人数がいても話しかけられる雰囲気であればいいでしょう。

【勇気を出して話しかけてみる】大切なのは、最初は自分自身の言葉で話しかけることです。「Hello(ハロー)」「Hi(ハーイ)」「Excuse me(エクスキューズミー)」など一般的な言葉が基本。丁寧なのは「エクスキューズミー」ですが、気軽に「ハロー」でもいいでしょう。相手の年齢や雰囲気によって使いわけるといいかもしれません。
英語などの現地語が話せないのであれば、その後に自動翻訳機やスマホの翻訳機能などで会話をすればOKです。以前とは違い、現在では海外の交流に困らないアイテムも多々あります。それらを上手く活用するのも、海外で友だちを作るポイントです。

【会話するときの基本】この時に大切なのは“相手の目を見て話すこと”です。外国人は、基本的に相手の目をしっかりと見て会話をします。日本人にはこの習慣があまりないのですが、海外では目を見て話すことが基本なので、目をそらさないように気をつけましょう。

【話しかける内容】話すきっかけとしては、海外旅行中だということを伝えてレストランやカフェ、交通機関の乗り場などの場所を訪ねたり、おすすめの観光場所を聞いたりするのが王道。親切に教えてくれて会話が続けられそうなら、日本から来たことや何を見たいのかなど自分のことを話しましょう。相手も色々と質問してくれれば話しが拡がります。そうなったらSNSのアドレス交換を頼んでみましょう。ある程度の会話の後にストレートに友だちになってくれませんか? と聞くのもありですが、これも相手の様子やその場の雰囲気を考えてする必要があります。
ただし、最初に話しかけた時点で相手があまり乗り気ではなかったり面倒くさそうなら早めに切り上げることです。

【“ポケGO”を使って話しかける】ピンポイントな話ですが、現在世界中で約1億人以上のプレイヤーがいるスマホゲーム“ポケGO(ポケモンGO)”を使った友だちの作り方もあります。“ポケGO”では限定地域でゲットできるポケモンがいるために、日本だけではなく世界中でプレイしている人が大勢います。外出先でプレイするのが基本なので、観光地や普通の街中でもプレイヤーを探すのにさほど苦労しないはず。相手のスマホがゲーム画面なら大チャンス。
複数人数で行なうポケモンバトルで盛り上がれますし、同じ趣味同士なので友だちになれる可能性も高いといえます。友だちになれば海外でしか手に入らないポケモンも交換できるから一石二鳥かも!

【友だち登録後の注意点1】これは日本を含めた全体でいえることですが、特に観光地などで突然親しそうに話しかけてくる人などには要注意。詐欺やボッタクリの可能性もあるので、怪しいと思ったらすぐにでも離れましょう。また、SNSで繋がって友だちになったとしてもしばらくは注意が必要。アドレス交換後に、後からやたらと個人的な情報を聞こうとしたりお金の話しをしてくる人は危険性が高いかもしれません。アドレスを消去して相手をブロックしておくといいです。

【友だち登録後の注意点2】もうひとつは、思想などの問題です。人種的差別や宗教観での差別がある場合、スルーできる範囲ならまだマシですが、嫌悪感を感じるようなら友だち解消したほうが無難です。また、自国の文化や思想などの違いで考え方がすれ違うこともありますが、そこは否定せずに寛容に流すようにしましょう。そして自分は異なる考え方だけど、相手を否定はしないことを伝えます。ここはハッキリと自分の意思を伝えることが大切です。これでダメなら友だち解消もやむを得ません。

【友だち登録後の注意点3】日本に帰国後はラインやメール、電話でのやり取りになると思いますが、日本から送る場合には相手国の時刻に気をつけましょう。例えば日本では昼間でも相手の国では夜中、ということも少なくありません。さらに相手が日本に遊びに来た場合などは、最大限におもてなしするのがベスト。ただし嫌がるものを強引に進めるのはNGです。逆に相手国に遊びに行ったら、意思表示はハッキリとしながらも、現地のしきたりや文化を尊重するといいでしょう。

ポイント2「友だちを作りやすい場所」

【空港】どんな国でも空港には搭乗時間を待つ人々が大勢いるので、コミュニケーションを取るのに適した場所ともいえます。さらに航空機内も同様で、特に相手がひとりの場合には退屈していることもあり、話しかければ気軽に応じてくれる可能性も高いです。勇気を持って話しかけてみましょう。

【宿泊施設】空港と同じように、宿泊先のホテル内も話しかけるチャンスは沢山あります。ロビーでくつろいでいる人や家族連れなどは気軽に話してくれることも多いです。同じ観光客であればなおさら話しが弾むことも! また、ある程度海外旅行慣れしているのであればゲストハウスに泊まるのも方法です。世界中の旅行者が集まる現地のゲストハウスなので、相部屋を選ぶことで自然と会話をする機会が作れます。

【観光地】大きい観光地なら世界の観光客が集まっているので、ここもチャンスが多い場所。同じアトラクションに乗ったり展示品を見たり、ショッピングをしている人に話しかけてみるといいでしょう。ただし、観光客を狙った詐欺師も多いので怪しそうなら敬遠しましょう。

【ライブ、スポーツ観戦、イベント会場】同じ目的を持った人が集まるこれらの会場も会話ができる大チャンス場所です。テンション爆上がり状態のライブやスポーツ観戦、特にアニメを始めとする日本に関連したイベント会場なら会話し放題になるかも! 知っている知識をフル活用して盛り上げましょう。

【ショップ&飲食店】ちょっと難易度が上がりますが、ショップで現地のお客さんに話しかけるのもいいでしょう。どれが良さそうかなどを聞いてみるのもいいかも…。また、大人の出会いを求めたいならお酒の場がおすすめ。お酒の力を借りればスムーズな会話ができそうです。ただし無理は禁物!

海外で外国人に話しかけるなら、共通の話題があるのがいちばん効果的です。音楽でも映画でも、ゲームでもなんでも構いません。さらに自分と同じ旅行者も話しが合いそうです。自動翻訳機を使いながらも、覚えたての外国語でコミュニケーションするのも大事なこと。自分勝手な言動や行動をせずに接するのが基本です。色々な国の人と友だちになれるように勇気を持って行動するといいでしょう。