公共交通機関で縦横無尽にバンコクを散策三昧
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
タイ、バンコク
あなたが旅行に行った年月
2018年12月
あなたが旅行に行った回数
31回目
あなたの年齢、性別、職業
50歳、女、会社員
一緒に旅行に行った人の人数
夫と二人
旅行の目的
バンコクを庶民価格でエンジョイしたかった
旅行中にいった観光スポット
トンロー通りからの夜景
BTSトンロー駅のあたりは、屋台村もあるし、洋風のカフェもあり、しかも日本食の店も多く、日本のコンビニまであるので便利です。でも、ここでご紹介したいのは、トンロー駅から歩いて2分くらいのところにある「バンコク・マリオットホテル・スクンビット」。駅前にそびえる高層ビルですが、ホテルの49階がルーフトップバーになっています。しかも、夜7時までならハッピーアワーでカクテルが半額なので、ちょうど夕暮れ時の日がかげり、街に明かりがともる瞬間、オープンエアのバーからバンコク市街をカクテル片手に見下ろせるのです。展望レストランやバーはほかにもありますが、眺めの良さとコストパフォーマンスのバランスではここがピカイチです。ただし、繁忙期は予約をとりませんので、夕方5時に早めに行くことで席をキープしましょう。ピーナッツのおつまみも出ますから、ゆっくりと時の移ろいを眺めていると時が経つのも忘れてしまいますよ。
アムパワー水上マーケット
バンコク郊外にある小さな漁村アムパワーでは、昔ながらの水上マーケットを楽しむことができます。2008年にユネスコからに文化遺産として表彰されたほど、まるで時が止まったように時間の流れがゆるやかで、商店の奥ではおばあさんたちが昼寝をしていたりします。旅行会社の1日ツアーに参加するのが便利ですが、自力で行ってみたいと思い、タクシーでバスターミナルまで向かって、そこから乗り合いミニバスでアムパワーまで80バーツで1時間半でした。アムパワーは運河になっていて、そこでとれた魚を焼いていたり、船の上で調理した麺類を購入したりできます。いまや人気観光地でもあるので、センスの良いカフェや本格的なタイ料理の店もありました。タイのお菓子、果物の形を模したルークチュップなどおみやげ物も充実していましたよ。運河から船で周囲をめぐるツアーもありますので、時間が合えば周囲の寺院などを回ってみることが可能です。バスで鉄道市場で有名なメークロン市場に寄ることもできるので、バスの時間は要チェックです。
ワットアルン
「暁の寺」とも呼ばれるワットアルンまでは、BTSサパーンタクシン駅から、チャオプラヤー川をチャオプラヤー・エクスプレスボートで行きます。20バーツと割安ですが、タイ語での案内なのでわかりにくく、周りの人たちにワットアルンの降り場を教えてと頼んでおいたほうがよいでしょう。「ラーマーキエン」というタイの古典に出てくる物語を描いており、ガルーダやエーラーワン像など不思議な石像が多くみられます。また、仏塔の表面は彩色された無数の陶器が、まるでタイルのように複雑な絵柄を構成していて、独特の空間にいる気がします。ここの大きい仏塔は登れるようになっているのですが、階段が急こう配でしかも狭いので、いくら近くで見た陶器の柄に感激しても、写真を撮るのは広いスペースに出てからのほうがよいでしょう。夕焼け時に対岸からワットアルンを見ると、とんがり防止のような大仏塔が赤く染まって美しく、それゆえ「暁の寺」と呼ばれるのも納得できました。
シーロムエリア
BTSサラデーン駅を降りて、シーロム通りをはさんで日本語が飛び交うタニヤ通りに向かうと、レートの良い両替商もあるので、まず両替をすませます。その後、歩道橋を上って反対側にあるオフィス街を歩いていると、このあたりは外国人が多いエリアのため、こぎれいなレストランやカフェが立ち並んでいます。ここでおすすめなのは駅から3分ほどで着くコンベント通りです。ここには屋台がずらっと並んでおり、お昼時には近隣のビジネスマンがはふはふとカオマンガイや麺類に舌鼓をうっています。どこもイートインスペースは清潔ですし、なにより一皿150円程度と安くておいしいのです。わたしのお気に入りは中華系の味付けの豚の角煮をご飯にたっぷりのせた一皿です。ゆで卵や青菜もついていて、上にさらに少しスパイシーになるたれを好みでかけるのですが、至福の味わい。チップもいらないし、料理人たちの手際の良さに見惚れてしまいますよ。コンベント通りのもう少し先には、緑にあふれた雰囲気抜群のルエン・ヌアット・マッサージ・スタジオがあります。日本よりはるかに安く、マッサージが受けられておすすめですよ。
下町サパーンクワイ
あまり観光客は行かない下町なのですが、BTSサパーンクワイ駅で降りて、ローカルエリアにも足を踏み入れました。高層ビルの立ち並ぶバンコク中心地とは全く別世界がそこにありました。昔ながらの雑貨屋や果物屋などが並び、目印らしいものがないのですが、人々が親切なので、道を聞けば教えてもらえますよ。映画「3丁目の夕日」に出てくるような、人々が片寄せあって暮らすような長屋の合間に、人気カオマンガイ屋「シールアンポーチャナー」があります。45バーツで本格的なふっくらチキンライスが食べられるとあって、バンコク市内から日本人もわざわざ来ていました。雑多な感じの店内ですが、ローカルな雰囲気がいいですね。帰りには駅から2分の「サムサラ・スパ」でアーユル・ヴェーダを受けてきました。額にオイルを垂らすシロダーラが市内よりもお手頃価格で体験できました。タイの健康食品店や映画館も近くにあったし、タイ庶民の暮らしに触れたのもいい想い出です。
旅行にかかった費用
旅費とホテルセットツアー:約5万円
観光・レジャー代:約1万円
食事代:約5千円
お土産代:約1万円
合計金額:7.5万円
観光へ行く人へのアドバイス
ワットポーやウィークエンドマーケットなど、定番のバンコクもいいけれど、今回はできるだけローカルの人たちと同じ交通手段を使うことをテーマにしました。タクシーに乗るのも「メーター使ってくださいね」と念を押さないと、たまにボラれることもあるそうです。しかし、地元の人と同じ公共交通機関を使ってみると、タイの金銭感覚に近づけるし、わからないことは訊いてみるしかないので、よりタイの文化と深くコンタクトした気分になります。マッサージも地元の人に評判の店だと、日本語は通じないけど庶民価格で、しかも一生懸命やってくれるので、ハマってしまいます。タイの人たちの生活を知りたい方は、地元の人たちの中に積極的に入ってみることをすすめます。旅人に親切なタイの人たちのやさしさを実感できるはずです。