太陽いっぱいの明るい南イタリア旅行
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
イタリア ナポリ、アマルフィ、ローマ
あなたが旅行に行った年月
2019年7月
あなたが旅行に行った回数
30回目
あなたの年齢、性別、職業
62歳、女、自営業
一緒に旅行に行った人の人数
妹と二人
旅行の目的
世界遺産、教会建築、街歩き、ビーチリゾート
旅行中にいった観光スポット
サンセヴェーロ礼拝堂
スパッカ・ナポリ、サン・ドメニコ・マッジョーレ広場近くにサンセヴェーロ礼拝堂があります。入場券は8ユーロでした。1590年頃に、サンセヴェーロ公家の堀に出現した聖母像が奇跡を起こし、礼拝堂を建立したとのことです。内部は写真撮影が禁止です。建物内部はそっけない外観と比べるととても美しく、中央に「ベールの掛かったキリスト」の彫刻が展示されています。その奇跡のような姿に感動のあまり立ちすくんでしまいました。1700年代半ばにサンセヴェーロ家当主より注文を受けてジュゼッペ・サンマルティーノが作りあげたそうです。目を閉じたキリストの上にふわりと掛けられたベールのやわらかい質感がなんとも言えないんです。そして壁に沿って10体の彫刻が配されていますが、どれも美しいもので、石で彫られたものとは思えないほどしなやかです。多くの芸術家を産んだイタリアの力強さを垣間見たような礼拝堂とキリスト像でした!
アマルフィ大聖堂
神話ではヘラクレスが若くして亡くなった愛する妖精のために美しい場所を探し、アマルフィに埋葬し、それ以来太陽が光り輝く美しい町が誕生したと言われています。アマルフィのドゥオモは聖人アンドレアに捧げられた大聖堂で、9世紀ころに建設されたそうです。ファサードが金色に輝いています。中央のブロンズの扉はコンスタンティノープルで作られたもので、海洋国家としていかにアマルフィが栄えていたか想像できます。内部には博物館もあります。アマルフィはコンスタンティノープルとの貿易があったとそうで、アラブ風の装飾もたくさん見られました。天国の回廊は白い柱と緑のコントラストが綺麗です。柱の間から鐘楼が見えます。アーチもアラブ風のデザイン。柱の間から差し込む光が幻想的です。7回も改修を重ねられたので、さまざまな時代の建築様式が混じっています。ロマネスク、バロック、イスラム、ロココ、ゴシック、ビザンチン。その複雑さが独特の美しさを作り上げています。ドゥオモのクリプタにはアマルフィの守護聖人、聖アンドレアが眠っています。美しい豪華な天井で中央に聖アンドレアが配されています。とても厳かな空間です。
エメラルドの洞窟
アマルフィの船着き場から約1時間のクルーズです。ボート代10ユーロと洞窟の入場料5ユーロ。船着き場で待っていると20人乗りくらいの小さな船が用意されました。朝一番の船だから、洞窟内の船頭さんも乗船。船が洞窟入り口に着くと、すでに他の船で来た人たちが待ってました。それぞれ10人乗りくらいの小さなボートに振り分けられて、洞窟内を見ていきます。船頭さんの説明はイタリア語と英語でされました。1932年に、偶然漁師さんが見つけたそうです。自然の光が差し込む所が、青緑色に輝いています。まるで下からライトで照らされているような不思議な感覚です。そして自然の彫刻のような鍾乳石がたくさん。ピサの斜塔のような長くて傾いた石や人の顔みたいな石もあります。船頭さんがカンツォーネを歌ってくれました。そして海底にはマリア像が沈められていました。「青の洞窟」に比べると華やかさはないけど、人も多くないしゆっくり見れるので時間があるなら行ってみてもいいと思いました。
サンタンジェロ城
サンタンジェロ城はローマの北西にあるお城です。お城と言っても要塞みたいな造りです。時代時代で牢獄や霊廟として使われたこともあったそうです。現在は国立博物館です。サンタンジェロ城はバチカンに近いので、テベレ川の橋向こうにサンピエトロ寺院が見えてきます。市内の喧騒と離れてなかなかいい雰囲気です。木々の緑の向こうに見えるサンタンジェロ城頂上にあるのは天使の像です。入場料を支払って、建物内へ進む途中に天使の像がありました。サンタンジェロとは「聖天使」つまり大天使ミカエルのことですね!ここでは何といってもテラスからのバチカン市国とサンピエトロ寺院の眺めが最高です!またここは映画の舞台にもなりました。「ローマの休日」でアン王女が船上パーティーに参加したシーン。「天使と悪魔」ではイルミナティのアジトとなっていて、さらわれた4人の枢機卿が監禁されていて、ラングドン教授と最後の攻防が行われた場所でした。テラスからは天使像も大きく見えます。振り上げた剣で悪魔の化身を懲らしめる姿が凛々しい!サンピエトロ寺院の眺めだけではなく、ローマの町も一望できます。
テスタッチョ市場
ローマにはいくつかの市場がありますが、移転して新しくなったというテスタッチョ市場へ行ってきました。地下鉄ピラミデで下車。駅名のとおりピラミッドがお出迎え。ピラミッドと城門のような建物の間の道を駅を背にして進みます。 via Aldo Manuzio とある交差点を左折してひたすらまっすぐ。この行き方が一番わかりやすいみたい。左手に市場が見えてきます。中に入るとお肉屋さん、魚屋さん、野菜や果物を売っているお店、日用品のお店、衣料品のお店などなど。買ったものを食べることができるコーナーもあります。チーズ屋さんでスカモルツァを2種類買いました。日本へ持ち帰るために、おじさんに頼んで真空パックにしてもらいました。手作りドライフルーツのお店では、オーナーの女性がたくさん試食させてくれました。もう一軒気になっていたお店は、ワイン屋さん。ここでは生ビールのように、グラスに直接注ぐ生ワインがあります。地元の方はペットボトルを持参してワインを量り売りで買えるのだそうです。市場はその土地の生活が見える楽しい所です。
旅行にかかった費用
旅費:約20万円
ホテル:約10万円
観光・レジャー代:約3万円
食事代:約3万円
お土産代:約2万円
その他:
合計金額:38万円
観光へ行く人へのアドバイス
真夏の南イタリアはかなり暑くなります。日差しも紫外線も強いので、帽子やUVケアのローションがあった方がいいと思います。街歩きの際は、熱中症防止のためにも飲料を持ち歩いた方が良いです。人気の町々ですが、残念ながらスリの被害も多く報告されていますので、自分のバッグは自分の目と手を離さないことが大切です。現地の方たりは明るく親切なので、少し気を引き締めて気を付けるだけでとても楽しめると思います。