博物館と美術館を巡るロンドンじっくり一人旅!
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
イギリス・ロンドン
あなたが旅行に行った年月
2018年1月
あなたが旅行に行った回数
2回
あなたの年齢、性別、職業
26歳、女性、新聞社勤務
一緒に旅行に行った人の人数
1人
旅行の目的
美術館、博物館巡り
旅行中にいった観光スポット
大英自然史博物館
植物、動物、鉱物、恐竜などありとあらゆる自然物が展示されている世界屈指の自然史博物館で、最寄り駅はサウスケンジントン駅です。イギリスの多くの国立博物館・美術館がそうであるように、こちらも入場無料で楽しめますが、寄付をすると館内の案内図をもらうことができます。中心のホールに吊り下げられたクジラの骨格標本をはじめ、ありとあらゆる鉱物や宝石が並べられた広大な部屋や、鳥類の標本を集めたガラスケースなど、どの展示品も自然好きにとってはとにかくたまらないものでした。また、博物館の建物自体の美しさにも非常に感動させられました。展示物だけではなく、柱の彫刻や天井のパネルに描かれた絵、床に敷き詰められたタイルのモザイク模様など、歴史を感じさせる装飾もおすすめの見所です。
国立科学産業博物館(サイエンス・ミュージアム)
イギリスの歴史的な産業大国としての側面や、科学の発展を感じることができる博物館です。車や飛行機、灯台などがそのまま展示されていることにも驚かされましたが、ワトソンとクリックのDNA二重らせん構造の模型や、グラハム・ベルが発明した世界で初めての電話のように歴史や科学の教科書で学生時代に学んだことがある物の『実物』がごろごろと展示されており、息をつく暇もありませんでした。博物館に併設のカフェで食事をとったのですが、つたない英語でも親切に対応してもらえました。オレンジジュースがとにかくおいしかったです。
ヴィクトリア&アルバート博物館
彫刻に服飾、工芸品と、なんでもありといった印象の、とんでもなく広大なデザインの博物館です。ロンドンの街中では一切道に迷わなかったのに、この博物館の中では迷子になりました。展示物のスケールも桁違いで、高さ10メートル近い巨大な遺跡の門がそのまま展示されているなど、異世界感に度肝を抜かれます。特に面白かったのは日本の工芸品が集められている展示室で、多種多様な刀の鍔や根付けなどを見ることができました。あれだけのコレクションを一挙に楽しめる場所は日本国内には案外ないように思います。曜日によるようですが、訪問した日は夜遅くまで開館しており、ライトアップされた外観がとても美しかったです。周辺は車通りや人通りが多く街灯もきちんとあるため、夜間の一人歩きも安心でした。
テートブリテン
テムズ河沿いに建つ美術館です。日本の美術館では絵画が広い空白をもって一枚一枚飾られているのが一般的ですが、この美術館ではミレーの『オフィーリア』のような世界的名画が壁という壁にぎっしりと、まるでモザイク画のように展示されていました。文化の洪水、という感じです。絵画を収める額縁もそれぞれが非常に緻密な作りになっていて、絵を見て額縁を見てと忙しかったです。学校の課外授業で訪れたらしい制服姿の子供たちがイーゼルを立てて絵を模写していたり、床に寝転んで絵画鑑賞を楽しんだりしているのがとても印象的でした。
キューガーデン
イギリスはガーデニング大国としても知られていますが、その素晴らしさを味わい尽くすならキューガーデンの訪問は外せません。園内は広大で全てを巡ることはとてもできませんでしたが、白鳥やガンなどの集う水景を楽しみながらのんびりと散歩をするだけで日常のストレスを全て忘れることができました。ホテルの最寄りのスーパーでお弁当を買って行き、野外のベンチで食べたのもとても気持ち良かったです。1800年代に建てられた有名な温室・パームハウスはかなり古びており、部分によっては多少廃墟めいた雰囲気が楽しめました。園内のお店には日本ではまず売っていない花の種や球根がたくさん売っており、それらを見ているだけでも本当に楽しかったです。
旅行にかかった費用
旅費:約15万円
ホテル:約5万円
観光・レジャー代:約1万円
食事代:約1万円
お土産代:約3万円
その他:
合計金額:25万円
観光へ行く人へのアドバイス
1月のイギリスはオフシーズンのようで、旅行代も安く、どこの観光地もあまり混んでいませんでした。寒さは日本と大して変わらない印象で、普段使いの防寒着で十分でした。美術館や博物館はどこもとても広く見ごたえがあり、館内には売店や喫茶店が併設されているため、簡単に丸一日過ごすことができてしまいました。ごく普通の街並みですら映画の世界のようで、ただ歩いているだけでも最高に楽しむことができます。また、イギリスの食事はおいしくないなんて言われてしまいますが、どこでなにを食べてもとてもおいしく、食事に関して心配することはないと感じました。