旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

オーストリア・ザルツブルグとドイツ・ミュンヘン

あなたが旅行に行った年月

2019年10月

あなたが旅行に行った回数

50回以上

あなたの年齢、性別、職業

68才、男性、無職(定年退職)

一緒に旅行に行った人の人数

妻と二人

旅行の目的

映画の舞台とお城巡り

旅行中にいった観光スポット

ミラベル庭園

列車でザルツブルグ中央駅に着くと、旧市街に向かう途中にあるのがミラベル庭園です。映画「サウンド・オブ・ミュージカル」の舞台となりました。ここから見るザルツブルグ城は、ザルツブルグを代表する景観になっています。庭園には、美しい花が咲き乱れる花壇や、水を噴き上げる噴水、石像、ペガサスの泉などがあります。映画「サウンド・オブ・ミュージック」では、家庭教師のマリアとトラップ家の子供たちが、ミラベル庭園で踊りながら「ドレミの歌」を歌うシーンが印象深く、愛好家たちの聖地になっています。私たちも「ドレミの歌」を口ずさみながら、散策しました。

 

ザルツカンマーグト

映画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭に登場する山々と湖は、ザルツブルグの郊外に広がるザルツカンマーグトで撮影されたものです。ピクニックのシーンに登場する「シャーフベルク登山鉄道」、主人公マリアとトラップ大佐の結婚式シーンに出て来る「聖ミヒャエル教会」など見どころは尽きません。またヴォルフガング湖の湖畔には、オペレッタ「白馬亭」の舞台となった老舗ホテルがあります。さらに、雅子皇后が英国留学時代に訪れ搭乗されたというロープウエイがありますので、乗ってみるのも一興です。ザルツカンマーグトはザルツブルグから半日の現地ツアーが便利で、一人60ユーロで参加できました。

 

ヘレンキームゼー城

19世紀バイエルン王国の王ルートヴィヒ2世は、三つの城を現在に残しました。その一つがヘレンキームゼー城です。ザルツブルグとミュンヘンの中間に位置するキーム湖の中の島に建てられています。ルートヴィヒ2世の憧れであった太陽王ルイ14世のベルサイユ宮殿を模して造られたと言われています。規模はベルサイユ宮殿に及ぶべくもありませんが、内装の豪華絢爛さは見事で、特に長さ約100mに及ぶ鏡の間は圧巻です。三つの城は、外観の美しさはノイシュバンシュタイン城に軍配があがるものの、内装はヘレンキームゼー城が一番です。城の正面から湖に連なる庭園は雄大で、時間をかけてゆっくり散歩することをお勧めします。島に渡る遊覧船からの景色も、木々が色づき綺麗でした。

 

リンダーホーフ城

リンダーホーフ城は、ルートヴィヒ2世が建造した三つの城の一つです。こじんまりとした城で、外形と内装はロココ様式や後期バロック様式が取り入れられています。王は人間嫌いが高じて、食事中召使に見られることを嫌いました。そのため、1階で調理した料理をテーブルごと2階に持ち上げる「魔法の食卓」を作らせました。大がかりな機械仕掛けを見ることができます。「ヴイーナスの洞窟」はワーグナーのオペラ「ターンホイザー」の場面を再現したものですが、改修工事中で見られませんでした。ミュンヘンから出発する現地ツアーに参加すると、ノイシュバンシュタイン城観光のコースに組み込まれていることが多いようです。

 

ノイシュバンシュタイン城

有名なノイシュバンシュタイン城の観光は、圧巻です。マリエン橋から見下ろすと、背後にシュバンガウの高原地帯が広がり、雄大な景観を楽しむことができます。「白鳥城」の名前のとおり、白亜の城は美しく、おとぎ話の世界を思わせます。城が建つ小高い山に登る方法は、ミニバス、馬車、徒歩があります。体力に応じて選択してください。入場は全て予約制になっています。見学は30人ほどのグループを作り、オーデイオガイドを聞きながら回ります。自由行動はできません。城内は事前に予習していくと、興味が湧いて楽しく見学できます。私はミュンヘン発着の現地ツアーに参加しました。リンダーホーフ城を含んだコースで一人89ユーロでした。

 

旅行にかかった費用

航空運賃:約60万円(ビジネスクラス)
列車、バス、船:約2万円
ホテル:約10万円
観光・観劇:約7万円
食費:約3万円
その他:約1万円
合計約83万円

観光へ行く人へのアドバイス

ミュンヘンやその近郊の観光は、オフシーズンになると、列車、バス、湖の遊覧船などが運航停止されたり、運航本数が極端に減ったりしますので、注意してください。また入場に予約が必要なところが多いので、日本からの予約がお勧めです。また、ザルツブルグカードやバイエルンチケットなどお得な割引制度がありますので、利用されるとよいと思います。