スペイン国王のレコンキスタを追いかけて、アンダルシア地方の旅
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
スペイン、セビリヤ、コルドバ、グラナダ
あなたが旅行に行った年月
2022年12月
あなたが旅行に行った回数
11回
あなたの年齢、性別、職業
34歳、女性、主婦
一緒に旅行に行った人の人数
友人と二人
旅行の目的
アンダルシア地方のキリスト教とイスラム教の入り混じった文化を見るため
旅行中にいった観光スポット
アルカサル
現在もスペイン王室が使用している王宮で、入場料は13.50ユーロ。イスラム文化に傾倒したキリスト教の王が作った宮殿なので、建築様式はイスラムの文化を色濃く模されています。ジオメトリカルなモザイク調のタイルが敷き詰められ、細かい模様が彫られた壁は圧巻です。また、中央の中庭にある池は、砂漠地帯にあるオアシスのようでとても幻想的な雰囲気があります。庭園もとても広く、1日で回りきるのは大変です。QRコードを読み取ると音声ガイドがダウンロードできるので、各部屋の説明を聞くことができました。
スペイン広場
広大な公園の敷地内にある、広場です。ここでもイスラム教とキリスト教の文化が混ざり合ったムデハル様式の建築がとてもきれいです。建物の外壁に沿って、スペインの各県ごとにデザインの異なるベンチが並び、各県での歴史的出来事を紹介しています。青や黄色を基調としたデザインで、とても鮮やかです。歩き疲れたので、スペインでお気に入りの都市、マドリードのベンチに座って一休みしました。建物の中央部分ではフラメンコのショーが行われており、目も耳も存分にスペインを堪能することができました。
メスキータ
キリスト教の聖堂です。入場料は10ユーロ。イスラム教のモスクとして建造された建物を、レコンキスタ後にキリスト教の教会として改築、増築されてできた建物なので、二つの文化の融合がとても興味深かったです。イスラム様式の建造物の中に急にイエスがはりつけにされた十字架やステンドグラスが出てくるので、とても不思議で幻想的な空間でした。いくつもの赤と白のアーチが連続した大きな空間は終わりのない世界にいるようでした。
ユダヤ人街、花の小道
アンダルシア地方はユダヤ人が迫害された歴史もあるので、当時ユダヤ人が寄り集まって住んでいた街や通りは現在もその外観を保って存在します。花の小道は、なんてことのない短く細い、両側が建物の外壁に囲まれた通りなのですが、鮮やかな青い小さな鉢が細い小道の両壁にいくつも飾られ、その中には赤を基調としたお花が植わっています。観光したのが冬だったこともあり、植物はあまり元気ではありませんでしたが、初や夏にはきれいなお花で飾られた小道を歩くことができると思います。また、子の小道はなだらかな坂になっていて、坂の頂上から小道の隙間を通して先ほどのメスキータの等を望むことができます。
アルハンブラ宮殿
アルカサルはこのアルハンブラ宮殿をまねて作られたらしいです。とても広いので、観光するのに丸1日必要でした。入り口には多数のガイドの申し出がありますが、公式のオーディオガイドを借りるのが一番コスパがよいでしょう。日本語も選べます。敷地内にはカフェやレストランもあるので、疲れたら立ち寄ることができます。また、場所によっては事前予約をしないと入れない区画もあるので、予約を忘れずに。こちらもモザイク調のタイルや彫刻のような内壁がとてもきれいで、荘厳な雰囲気があります。中庭も広く、いたるところに噴水があり、水が流れる音で涼しさを感じられます。
旅行にかかった費用
旅費:約25万円
ホテル:約3万円
観光・レジャー代:約1万円
食事代:約3万円
お土産代:約1.5万円
合計金額:40万円
観光へ行く人へのアドバイス
南スペインなので二中は比較的暖かくコートがなくても外を散策できます。ただし、太陽が沈むと寒くなります。寒さ対策には日本で着用している冬のコートで問題ありません。そこまで治安がいいとは言い切れないので、特に観光名所を散策するときは貴重品の管理にはしっかり気を付けましょう。