大航海時代の栄華に感動!ポルトガル一人旅
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
ポルトガル リスボン
あなたが旅行に行った年月
2018年10月
あなたが旅行に行った回数
50回以上
あなたの年齢、性別、職業
56歳 女性 フリーライター
一緒に旅行に行った人の人数
一人
旅行の目的
世界遺産巡り
旅行中にいった観光スポット
ジェロニモス修道院
ベレン地区に建つ世界遺産ジェロニモス修道院は、ポルトガル大航海時代の繁栄を色濃く残す建築物です。まず堂々たる白い大理石の外観に圧倒されます。入口の南門には、精巧に彫られた聖母マリア様と24人の聖人、エンリケ航海王子の彫刻があり、思わず見とれてしまう美しさです。回廊の柱や壁には「マヌエル様式」と呼ばれるロープや鎖、サンゴ、ヤシの木のモチーフの装飾が彫られていて、まるでレースのような繊細さです。内部のサンタマリア教会は、王家の霊廟の祭壇やヤシの木を模した列柱が何本もあり、とても荘厳な雰囲気です。当時のポルトガルの繁栄ぶりに、ただただ圧倒されました。
ベレンの塔
ベレン地区のもう1つの世界遺産が、ベレンの塔です。ジェロニモス修道院から歩いて10分ほど、テージョ川のほとりに立っています。1520年に完成したベレンの塔は、テージョ川を監視する要塞や税関として使われていました。内部には、大砲が並ぶ堡塁や礼拝堂がありますが、一番の見どころはテラスです。
当時の船乗りが航海の無事を祈った聖母マリア像が立っていて、マヌエル様式の壁の装飾がとても美しいです。発見のモニュメントと4月25日橋が遠くに見え、まさに絶景です。
アルファマ地区
「リスボンの下町」と呼ばれるのがアルファマ地区です。サンジョルジェ城の立つ丘からテージョ川にかけての一帯をいい、1755年のリスボン大地震の被害を逃れたため、当時の面影を残す、趣ある街並みです。サンタルジア展望台脇の細い道を下っていくと、パステルカラーの壁の家々が続きます。窓には洗濯物が干され、人々の暮らしを身近に感じることができます。家の壁にイラストが描かれた一角もありました。路地沿いあるレストランとカフェでゆっくり時間を過ごすこともできました。迷路のような路地を赴くままに歩く、それだけで楽しい場所でした。ファドが聴けるレストランが多いので、ぜひ次回は行ってみたいです。
サンジョルジェ城
リスボンの街を一望できるのが、サンジョルジェ城です。城内公園からは、茶色の屋根が重なりあう街並みが眼下に広がり、遠くにはテージョ川にかかる4月25日橋が見えます。この絶景を見たくてポルトガル旅行を決めたので、本当に感動しました。目に焼き付けておきたくて、いつまでもずっとこの景色を眺めていました。大パノラマを堪能した後は、残された城壁を見に行きました。城壁の上は歩いて回ることができ、そこから眺める教会や街並みも絶景でした。
シントラ
リスボンから電車で40分、世界遺産の街シントラにあるのがペーナ宮殿です。シントラ駅からバスでつづれ織りの山道を上がっていくと、奇妙な姿のペーナ宮殿が現れます。黄色やピンク、パステルグレーの外観、摩訶不思議なオブジェと、まるでおもちゃのようです。イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエル各様式の寄せ集めなのですが、なぜか心惹かれる建物です。ノイシュバンシュタイン城を建てたルードヴィヒ2世のいとこ、フェルディナンド2世が建てたと聞けば、妙に納得してしまいました。シントラには、王宮やムーアの城跡など見どころがたくさんあるので、1日ゆっくりかけて回るのがおススメです。
旅行にかかった費用
航空券代:167,000円
ホテル代:110,000円
食事代:30,000円
観光・交通費:20,000円
お土産代:10,000円
合計金額:337,000円
観光へ行く人へのアドバイス
ポルトガルは、比較的治安がよく、地方への電車・バスのアクセスがいいので、女性一人でも旅することができました。食事もシンプルな味付けが多く、とても美味しくて日本人の口に合うと思います。日本からの旅行先としてまだ多くありませんが、ヨーロッパ旅行リピーターの方にはおススメの国です。