人々の優しさに触れたブータンの旅

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ブータン、パロ

あなたが旅行に行った年月

2002年8月

あなたが旅行に行った回数

20回以上

あなたの年齢、性別、職業

47歳、女性、主婦

一緒に旅行に行った人の人数

友人と二人

旅行の目的

チベット仏教の国に住む人に触れる旅

旅行中にいった観光スポット

パロ・ゾン

ゾンとは17世紀前半にチベット仏教の高僧のシャブドゥンがブータンの各地に建設したお城です。現在は各県の県庁兼寺院として使用している建築物です。パロ・ゾンとはパロ県にあるゾンで、パロの中心地にあります。正式名はリンプン(宝の山)・ゾンと言います。映画「リトル・ブッダ」のロケ地となったことでも有名です。白い城壁の建物、広い中庭やゾンの中心に堂々とそびえ立つウツェ、壁に描かれた六道輪廻などの仏画などに目をうばわれます。

キチュ・ラカン

キチュ・ラカンはチベットの古い経典によると、7世紀にチベットを支配していた羅刹女(魔女)を封じるために13のツボに寺院を建てるよう助言して建立された寺院の1つと伝えられている。新旧の2つのお堂があり、旧堂は7世紀に建立されたもので、釈迦を中心に複数の十一面千手観音が安置されている。チベットのポタラ宮と同じ釈迦の仏像がある。新堂は1968年に建立されたものでチベット仏教では釈迦と同様に敬まれるパドマサンババの巨像が安置されている。

チェレラ峠

チェレラ峠はパロの中心地から車で曲がりくねった道を走り1時間ほどの所にある峠です。峠と言っても、富士山より高く3,900mほどあります。チェレラ峠からは天候が良ければ、ブータンで2番目に高く7,314mあるチョモラリ(ジョモラリ)というヒマラヤの山が見えます。3月~5月にはシャクナゲの花が咲き、6月~8月には高山植物の花が咲き美しい景色が見られます。ブータンの国の花であるブルーポピーも見られます。峠には経典が書かれたダルシンという旗が無数にはためいていてブータン人の祈りを感じられます。

タ・ゾン国立博物館

タ・ゾン国立博物館はパロ・ゾンの背後の山の斜面にあります。昔はパロ・ゾンを見張るための建築物でした。その建物を利用した国立博物館です。半円を組み合わせたような複雑な作りの構造で建物自体に価値があります。展示物は各時代の仏画や王室の銃器や壺、飾りなどのコレクション、ブータンにいる野生動物の剥製、いろいろな切手(ブータンは切手で有名です)があります。そして一番上の階には四天王の仏像があります。パロ谷のビューポイントとしても有名です。

タクツァン僧院

タクツァン僧院はブータンに仏教を広めたと伝えられるパドマサンババが8世紀に虎の背に乗って舞い降りたとされる断崖絶壁にあります。およそ3,100mの高地にあります。パドマサンババが瞑想を行ったと伝えられる洞窟はタクツァン・センゲ・サムドゥプと呼ばれ、チベット仏教の聖地として知られています。1998年に火事で全焼して2004年に再建されました。車道から徒歩で3時間ほど掛かります。途中のタクツァン僧院の展望カフェテリアまではホーストレッキングもできます。

旅行にかかった費用

航空運賃:約15万円
現地滞在費:約12万円(公定料金制度で詳細がわかりません)
お土産代:約2万円
合計金額:29万円

観光へ行く人へのアドバイス

公定料金制度で旅費が決まっているため、アジアの国への旅行として考えると料金は高いですが、現地では滞在中ずっとスルーガイド、ドライバーがつくので、サービスからすると結果的には満足できる旅になると思います。幸せの国として知られるブータンです。ブータンがどうして幸せの国と呼ばれるのかをガイドを通して現地の人々と触れあうと人生観が変わる旅となると思います。