芸術に酔いしれたヴェネツィア旅行

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

イタリア・ヴェネツィア

あなたが旅行に行った年月

2018年4月

あなたが旅行に行った回数

6回目

あなたの年齢、性別、職業

30歳、女、デザイナー

一緒に旅行に行った人の人数

夫と二人

旅行の目的

歴史散策と美術館巡り

旅行中にいった観光スポット

ドゥカーレ宮殿

観光客が多く集まるサンマルコ広場で海からの入り口に堂々とそびえるドゥカーレ宮殿。昔は政治の中心として使われていた豪華な建物を自由に見て回る事ができます。使用していた部屋もそのままに、見渡す限りの美術品も繁栄していた時代から時が止まったように楽しむ事ができます。また隣に構える牢獄もその当時のままひんやりとした雰囲気を保ち続け、ヴェネツィアの歴史の重さと凄みに圧倒されました。各部屋には英語での解説も丁寧に記載してあり、時間に余裕があるならばこの街の歴史に思う存分触れることのできるオススメの場所です。

 

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ聖堂

街の中心より少し上のあたり、散策していると建物と建物の間からひっそりと現れるミラーコリ聖堂。決して大きくはありませんが、私一番のおすすめの教会です。通称『ヴェネツィアの宝石箱』と呼ばれるこの場所は、サンマルコ寺院を建設した際の大理石の破片を寄せ集めて建てられました。入った瞬間に大理石でデザインされた構成のモダンさに魅了され、長い時間見とれてしまいました。写真が撮影できないのは残念ですが、イタリア語とフランス語の写真集を購入する事ができるのでお土産にも最適です。

 

スキアヴォーニ同心会館

サンマルコ広場の裏を少し歩くと小さな橋の横にスキアヴォーニ同心会館があります。一見見つけづらい上に扉もしまっており、少し開けてみても暗く入りづらいのですが、思い切って入ってみました。ここの目玉はカルパッチョによる『竜を退治する聖ゲオルギウス』という作品で私の大好きな絵画の一つです。中に入ると真っ暗な中に係の女性が一人いて、その人に見学代を支払うと見る事ができます。繁栄していた当時は時代遅れと言われた表現ですが、ただリアルを追求しただけではない作家ならではのセンスを感じます。ここでしか見ることのできない暗闇の中でじんわりと浮び上がる絵画は、美術館で楽しむのとはまた違う見応えがあります。

 

鐘楼

サンマルコ広場の真ん中にひときわ高く伸びる鐘楼があります。ここは街を見渡す人気のスポットですが、少し並んででも入ることをお勧めします。ヴェネツィアはとても小さい街なので上に登れば端から端まではっきりと街全体を望む事ができます。イタリアらしいオレンジ色の屋根と広がる海のコントラストはぜひ写真に収めたい絶景です。休日は少し混んでいますが、朝や夕方に時間をずらせばのんびりと楽しむ事ができヴェネツィアに来たならば絶対に外せないスポットです。

 

サン・ジェレミア教会

あまり注目されない教会ではありますが、ここには有名な聖人が眠っています。ヴェネツィアの唯一の列車駅であるサンタルチア。その名の通りサンタルチアのミイラに出会う事ができるのです。本来であればイタリアでも南の方に位置するシラクサの聖人ですが、戦いの戦利品として今もまだヴェネツィアの地で眠っています。わざわざ彼女に会うためにヴェネツィアを訪れる人もいるとか、故郷に戻る戻らないの話もあるので静かなこの場所で会えるうちに『希望の光』の意も持つ彼女にぜひ会いに行ってみてください。

 

旅行にかかった費用

旅費:約10万円
ホテル:約3.5万円(5泊)
観光・レジャー代:約3万円
食事代:約2万円
お土産代:約1万円
その他:約2万円
合計金額:18.5万円

観光へ行く人へのアドバイス

4月はとても過ごしやすく、水に囲まれたヴェネツィアでも寒さを感じることなく快適に過ごす事ができました。20時くらいまで昼間のように明るく安全に散策できるのもこの時期のいいところだと思います。最初は節約のためヴェネツィアの外の街に宿泊をしようと思っていましたが、せっかく行くのだからとできるだけ安いホテルを探していきましたが、大正解でした。電車賃などを考えれば金額はそこまで変わらない上に朝から夜までじっくりヴェネツィアの雰囲気に浸る事ができます。ホテルも安いと汚いところが多いと聞いていましたが、最近家を改造して始めた小さなところを選びましたがモダンでとても綺麗で満足でした。