ヤンゴンの市内の怪しい両替所でのトラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
ミャンマー、ヤンゴン
あなたが旅行に行った年月
2018年3月
あなたが旅行に行った回数
50回以上
あなたの年齢、性別、職業
21歳、女、学生
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ヤンゴン市内にある両替所
トラブル内容
2018年2月から4月の2ヶ月間、ミャンマー、ヤンゴンにあるIT企業で学生インターンとして働かせていただいていました。幼い頃から海外旅行には何度も行っていましたが、初めての東南アジアで、初めての単独での旅でした。それまでは、リゾートや留学で英語圏の国に行ったことしかなかったため、初の試みにワクワクしていました。幼い頃から、英語学習には力を入れていたこと、また、留学の経験もあったため、世界共通語の英語が話せたらどこの国でも、なんとかなるだろうと思っていました。(のちに自分の考えが甘かったことに気づきます。)
ミャンマー渡航前から、ヤンゴン市内の外貨両替所では、日本円からミャンマーチャットへの両替は受け付けていないから、あらかじめ日本でアメリカドルを用意してきてアメリカドルからミャンマーチャットへの両替をするのが一般的、ということを先方の会社から聞いていました。また、アメリカドルも古い(破れ、汚れがある)ものではなく、新札のもので、さらに20ドル札よりも50ドル札、100ドル札、のように数字が大きいほど両替レートがいいということも聞いていました。会社からお給料はいただくことができるため、それ以外もお金を準備しておこうと思い、100ドル札を7枚ほど持って行きました。
お給料は現地通貨のミャンマーチャットでもらうため、前払いにしてもらい、現地で使い切って帰ってくる予定でした。初めての東南アジア、空港に着いてからホテルまで移動してタクシーを降りて早々、犬に襲われるというトラブルもありましたが、(ミャンマーへ行く方、たとえヤンゴン市内の中心地でも犬だけにはご注意ください)初めての外貨両替は、ジャンクションスクエアというヤンゴンの中心にあるショッピングモール内の両替所で行ったため、身分証確認もしっかり行われ、外貨両替に関しては問題なく過ごせていました。(教えてもらった通りアメリカドルの金額が大きいほど、両替レートが良かったです。)
ミャンマーでの生活や仕事にも次第に慣れ、少しずつ簡単なミャンマー語も話せるようになり、友達と外出をする頻度も増えてきました。帰国が迫ってきた頃、家族と友人へのお土産を買おうと思い、市内の大通りから少し入った中の細い道を歩いていたところ、外貨両替の看板を発見しました。おばちゃんが2人、おじさんが3人ほど、薄暗い印刷屋のようなところで、レートだけ聞いてみようと思い、レートを確認。そのレートが、とても良い。初めてショッピングモールで両替した時のことを後悔するぐらいレートが良かったのです。(ミャンマーは日本よりだいぶ物価が安いため、数百円の差でも大きいです。)そこで私は100ドル分を交換しました。100ドルは10000チャットが約15枚になりました。
枚数だけ確認した私は、店を出て、ずっと行きたかった、少し高級なレストランに行きました。おいしいカレーと食後のデザートを楽しみ、お会計の時に、両替した10000チャットを出しました。お釣りを待っている私の目の前で店員さんは、何度もその10000チャットを透かしたり、レジの中にあった10000チャットと見比べています。その後、他の店員さんを呼んできて確認後、このお金は偽物だから使えないと言われました。
人生で初めて東南アジアに来て、不自由なかったため、ミャンマーも日本と変わらない、と思っていましたが、偽札という言葉がとても刺さりました。偽札なんかに出会ったことなかった私は、この世に偽札などないものだと思っていました。偽札って何、この世にそんなもの存在するの?という疑問が頭の中をぐるぐる回っていました。他の両替したお金も確認したところ、15枚中3枚、大きさは同じなのですが、たしかに本物と比べると印刷がずれていて、デザインの色が違うものがありました。
レストランを出て両替をしたお店に戻ったのですが、夜7時だったこともあり、既に閉まっていました。その両替所が故意にしたことなのか、小さい個人の両替所なため、彼らも知らなかったのか、本当のことはわかりません。そんなに大きな額ではなかったため、記念にと取ってあります。今ではいい失敗の思い出です。東南アジア、なめてはいけません、偽札ってものもこの世にはあるんです。
それ以降、どこの国に行っても必ず外貨両替は銀行か、ショッピングモールで行っています。レートの良さに誘われて怪しい両替所へ行くと、トラブルになることがあります。みなさんもお気をつけて。見慣れていないお金、知らない国では特に、注意を。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
少しレートが悪くても、信頼性の高い両替所で両替するべきだった