インドネシア、バリ島の繁華街での両替トラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
インドネシア バリ島
あなたが旅行に行った年月
2005年10月
あなたが旅行に行った回数
8回
あなたの年齢、性別、職業
46歳 女性 スポーツインストラクター
一緒に旅行に行った人の人数
姉と二人
トラブル体験をした場所
クタ市街の店舗(雑貨店)
トラブル内容
以前インドネシアバリ島へ旅行に行った時のこと。
外貨両替は極力高レートで!と思うのが人の常だが、私もその例に違わず、高レートの両替所を探したいと意気込んでいたのだが。
インドネシアの通貨はインドネシアルピアで、私が旅行へ行った当時は1ルピア=0.0114円(現在は0.0080円)と、現在よりも多少高いが、そもそもかなり安く、すこしの日本円でたくさん遊べるので、買い物も、アクティビティも非常に楽しみにしていた。
ガイドブックもたくさん読み、空港や街の正規の両替所はやや手数料が高くレートが低い、また、普通の店舗でも両替をやっているところがあるのでそこを利用するのも一つと書かれていたこともあり、空港での了解はスルーし、バリ島で1番栄えていると思われる繁華街、クタの街で両替をすることに。
また、ガイドブックには、店舗での両替を利用するのも一つと書かれている一方で、両替時のトラブル(紙幣の枚数をごまかされて騙される事例)も多いため要注意と、記載されていたのを読んでいたため、かなり警戒しつつ、両替所を探していたところ、やはり正規の両替所のそばの商店で、高レートの両替可能と看板が出ているのを発見。
すこし綺麗そうな雰囲気のお店ということもあり、中に入り店員さんに両替したい旨を伝える。
日本円で3万円両替したいと話すと、オーケーオーケー!まかせてよ、うちは高レートだからね、絶対お得だよ!のようなことを調子良く、人懐っこい笑顔で捲し立ててくる。ちょっと心配、と思いつつも、こちらは二人、しかも詐欺にあうかもと臨戦態勢な訳で、騙されまいと目を光らせつつ両替がスタート。
先程も書いたが、当時のレートは1ルピア0.0114円。つまり3万円ということは相当な大金である。大丈夫かなと不安がよぎるも、とりあえず、一人はテーブルの上の札束、一人は店員さんの手元及びテーブルの向こう側、普通なら死角になるあたりに目を光らせることに。
じゃあ、いくよ、といって、10枚のルピアの紙幣を数えてテーブルにおく。こちらはそれをすぐさま手に取って本当に10枚あるかチェック。するとまた向こう側その札束を手にして数える。むむむ、その数え直しいらないし、なんかテーブルの下の方でやる感じが怪しい!ともう一人と目配せ。更に警戒心が強まりつつ、でも信じたい気持ちももちろんある。
しかし…やはり紙幣の枚数をあたかも十枚あるかのように見せかけつつ、束をテーブルの死角に引き寄せて抜き取る、という詐欺の手口でした。残念…やはり4つの目でしっかり見張って行ったので、そのごまかし行為をバッチリと目撃してしまったのだ。
向こうも、私たちに紙幣を極力触らせまいと躍起になっていたが、とうとう私たちが、いやいやいや、それはないよ、おかしいおかしい!!と指摘すると、最初はごまかしていたがとうとう小細工を認めて、ノー、こんなたいきん、うちでは両替できないよ、と諦めのポーズをしで、もともと渡してあった3万円を返してくれた。
これがガイドブックに載っていた両替トラブルか!まさか本当に自分が被害に遭いそうになるとは!と、衝撃だったが、しっかりとリサーチをしていたことで、その被害を免れることができ本当に良かったと思う。
やはり、そうとうな金額を、街の店舗がポンと出せるわけもなく、そばにある両替所よりもおいしい金額で両替なんてこともありえないのだと。そんな罠にはまりかけた自分が恥ずかしくもあったが、ある意味良い経験をしたと思っている。その後、正規の両替所で無事両替を終え、楽しい旅行の日々過ごすことができた。
現在はそのようなことがあるのかは分からないが、現地の情勢なども含め、あらがじめのリサーチが危険や被害を回避するためには必要不可欠なのだと、改めて感じた。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
レートだけで判断するのではなく、正規の両替所を利用するべきだった