旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ベトナム、ダナン

あなたが旅行に行った年月

2017年3月

あなたが旅行に行った回数

4回目

あなたの年齢、性別、職業

30歳、女、ライター

一緒に旅行に行った人の人数

2人

トラブル体験をした場所

ベトナムの国際空港付近の両替所

トラブル内容

姉と2人で、東南アジア周遊の旅に出かけたときの体験談です。
ベトナム→カンボジア→タイ→台湾と4か国を旅したのち、日本へ帰国する1か月間の旅。旅慣れていなかったので、バックパッカーのように、着の身着のまま旅をすることには抵抗がありました。

事前に各国の飛行機やホテルを予約して周遊する、冒険要素は少なめの旅を選んだわたしたち。とにかく安全に旅をして各地を楽しみ、無事に帰ってこようと話し合いました。トラブルこそが旅の醍醐味だという旅人からは批判されるかも知れませんが、安全に越したことはありません。女2人だけでの長期旅行をとても心配していた両親に、安心してもらうためでもありました。

でも、見知らぬ地でなにも起こらないほうが不思議ですよね。
問題は、カンボジアで使う通貨(USドル)へ両替するときに起こりました。

 1.予定よりもたくさんのドン(ベトナム通貨)が余ってしまったので、ドンをUSドルに両替したい
 2.それだけでは足りなさそうなので、日本円→USドルに両替したい

この2点をベトナムにいる時点で済ませておきたかったのですが、思いがけず苦戦することになったのです。
(注:本来であれば日本にいるうちに日本円→USドルに両替しておいたほうがお得ですが、当時は気がつきませんでした…。)

わたしたちが訪れた両替所は、2つ店舗が並んでいて、一方の店舗のスタッフが客引きをしているところでした。
「二ホンエン、できるヨ!レートいいヨ!」
と、なかなか怪しい誘い文句で、片言の日本語を繰り出しながら話かけてくるベトナム人のお兄さん。
声をかけられると無視できないタイプのわたしたちは、断るスキもなく客引きお兄さんが誘うほうの店舗へ案内されました。

不安を感じつつも「USドルに両替したいです。」と、つたない英語で伝えたところ「OK、OK!!」と元気に答えてくれました。
ホッと安心していたのも束の間、スタッフが渡してきたのは、

 1.ドン→日本円に両替した金額
 2.日本円→ドンに両替した金額

でした。つまり、欲しかったUSドルは1枚もありません。
あれ、わたしの英語が通じなかったかな…?さっきの「OK!!」の返事はいったいなんだったんだ…と思いながら、
もう一度、「ドンじゃなくて、USドルがほしいの。」と伝えてみました。

そうすると、なんと「それには追加の手数料が必要だ。」とのビックリ発言が。
じっくり聞いてみると、

 1.ドン→USドルに両替:追加手数料が発生する
 2.日本円→USドルに両替:追加手数料は発生しない

と言っているのです。そんなワケないでしょう!と食い下がったのですが、「手数料が払えないなら両替できないよ。」の一点張り。
ちなみに手数料とはいくらかかるのか尋ねると、これまたビックリ!

「両替する金額の30%が手数料でかかるよ。」とのこと。

なんですと!!そんなに高い手数料はさすがに怪しい!!
とりあえずドンは両替しなくていいから、日本円だけUSドルに両替してほしい、と言うと、その後は特に突っかかってくることもなく、無事に両替してくれました。結局あとから調べてみても、『ドンを日本円以外に両替するときには、追加で手数料が発生する』といった情報は見つからずじまいです。

もし1人で訪れていて、もう少し高圧的に迫られていたら、払ってしまっていたかも…と考えると少し怖いですよね。
言語に慣れていなかったりすると特に、質問することが億劫になりがちです。
でもトラブルを防ぐためには、少しでも疑問に感じたら、しつこく聞き直すことが大切だと思います。

もうちょっとでナゾの追加手数料を払うところだった、外貨両替のトラブルでした。

ちなみに余ってしまったドンは、近くのスパで存分に楽しみ、うまく使い終えることができました。
結果的には、思わぬ出費も良い思い出となっています。

海外で両替をする際は、色んな手法で手数料を吹っ掛けられる場合があります。
皆さんも十分に気をつけながら、思いっきり旅を満喫してくださいね。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

空港の両替所だからといって気を抜かずに、しっかりと確認するべし。