カンボジアで円からUSドルに両替をしようとした時のトラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
カンボジア、プノンペン
あなたが旅行に行った年月
2020年2月
あなたが旅行に行った回数
3回
あなたの年齢、性別、職業
22歳、男、会社員
一緒に旅行に行った人の人数
2人
トラブル体験をした場所
プノンペン、セントラルマーケット近く
トラブル内容
友人と大学の卒業旅行で東南アジアを訪れた際の話。
私と友人は、卒業旅行として東南アジア周遊旅行を計画した。日本の成田空港からタイのドンムアン空港に行き、タイ、ベトナム、カンボジア、そしてまたタイの順番で旅行した。17日間の旅行だったため、8万円を日本円で持っていった。
この旅自体、宿や食事場所をその場で決めることが多かった為、現地の通貨が足りなくなったらその都度外貨両替をするという方法をとっていた。学生でお金もなかったため、両替所のレートはかなり気にしていた。空港のレートは高いという噂は有名だが、我々の訪れた場所は観光地が多かったため、空港も観光地もあまりレートに差はなかったのが印象的だ。
タイ、ベトナムでは、ほとんど外貨両替に伴うトラブルはなかった。
カンボジアの首都、プノンペンには、ベトナムからバスで移動した。バス代はベトナムの通貨、ドンで支払い、カンボジア現地に着いたらカンボジアの通貨に両替しようと考えていた。カンボジアの通貨は、基本的にUSドルでそれ以下の小さい単位はリエルというカンボジア独自の通貨を使っている。バスはプノンペンのセントラルマーケットという、プノンペンで一番大きな市場近くに到着した。
我々はまず両替所を探したが、全く見当たらなかった。正直、タイ、ベトナムではバスの泊まるような観光地や首都には必ず両替所があったのでこの時点でかなり焦った。カンボジアは東南アジアでも特に貧困な国であり、治安も悪いと言われているが、その言葉通り、アスファルトはガタガタで人の雰囲気も他の国とは違う、カンボジア特有の緊張感があった。
我々はとりあえず宿まで15分ほどかけて歩き、荷物を置かせてもらった。その後再び街の中心に行きらやっとの思いで両替所を見つけた。細い路地で痩せこけたおばあちゃんがやっていた。遠くから見るとただの屋台のようにしか見えないため、見落としていたのだろう。
さっそく、日本円をUSドルに変換してもらった。ベトナムやタイのしっかりした両替所では、パスポートを見せたり、サインを書くことがあったが、この両替所では、何も言われず、おばあちゃんが電卓で計算し、そのまま現金を渡された。この時点で何か胡散臭い雰囲気は感じていた。Googleでレートと現金の値段を確認してみると、しっかり正規の値段だったので、安心して宿に戻った。
宿代を支払おうとUSドルをだした際、受付のお兄さんが、「これは偽札だから使えないよ。」と言われた。我々は衝撃すぎて何も言えなかった。偽札など漫画や映画の世界のものだと思っていて、現実で偽札に出会すなど思っていないからだ。
受付のお兄さん曰く、カンボジアでは偽札が流通しており、何もわからない日本人が正規でない両替所などで騙されるケースが多いそうだ。見分け方としては、右下に印刷されている数字の部分を触ってみると、ツルツルなのが偽札で、ぼこっと浮き出てるのが本物のお札らしい。
宿代をひとまず払って、先ほどのおばあちゃんのところへ戻り、「宿の人に偽札と言われたんだ」と言うと、何も言わず僕の手からお札を取り新しいお札に変えて渡してきた。正直文句を言ってやりたかったが、新しく渡してきたお札は確認するとぼこっと浮き出ていたので、宿に戻ることにした。
カンボジアという国は、やはり他の国と比べて貧困な為、偽札やひったくり、すりが多いのだという。もし皆さんもカンボジアに行く機会があれば、気をつけて欲しい。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
信頼性の高い両替所を利用すべき。また、宿によっては、フロントで両替可能なところもあるので、予約する際に確認してみるといいかもしれない。