ナポリの外貨両替、帰り道でのトラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
イタリア、ナポリ
あなたが旅行に行った年月
2008年10月
あなたが旅行に行った回数
8回
あなたの年齢、性別、職業
35歳、女性、専業主婦
一緒に旅行に行った人の人数
1人
トラブル体験をした場所
ナポリ市内の銀行
トラブル内容
イタリア全土を友人と周りながら旅をしていた私は、ナポリでのトラブルが一番衝撃を受けました。
私は、学生時代に友人たちと、イタリア旅行に行くことを約束していました。それは社会人になってからの、仕事へのモチベーションに繋がっていて、旅行本を見てはニヤニヤする日々でした。本当は3人で行く約束をしていましたが、プライベートの都合で2人で行くことになりました。
イタリアといっても、20の州・110の県があり、どこに行こうか迷った私たちの行き先は、全土。ツアーは含めず、2人の行きたいところを1ヶ月程かけて廻る計画を立てました。私は今回が初めての海外旅行で、ドキドキワクワクが止まりませんでした。
初めてイタリアに着いた地はミラノ。そこからベニスやフィレンツェなど観光しながらナポリやシチリアへと南に下っていき、最後にローマから日本に帰国するプランでした。当時トラベラーズチェックにて外貨両替をしていたので、ナポリに着いてからも対象の銀行を探していたときの出来事。Wifiや現地で使えるスマホなどなかったので、日本から持ってきた資料を元に、都市部で両替できた銀行をナポリでも頼って行きました。
何日か観光や散策して、やっと銀行を見つけた私は、友人と共にドアを開きました。観光用の本を手に、何とか片言で話したところ、この銀行では外貨両替を出来ないことが分かりました。次の旅先はローマ、ナポリで両替出来なくても、フィレンツェならきっと出来ると思い、銀行を後にした私は、この行為の危険性を何も感じていなかったのです。
銀行から、拠点にして連泊しているホテルまでは徒歩圏内でした。ふと後ろから何人かの男の子の声が聞こえました。振り向くと、小学校高学年〜中学生くらいの背格好で、10月なのにTシャツ・短パン・ビーチサンダルと、真夏のような服装でした。私たちの周りを囲むように通りすぎるときに、イタリア語で何か会話しているようでした。
友人が「バッグ!」ととっさに話したと同時に、私が持っていたバッグに一人の男の子が手をかけてきたのです。一瞬のことで思考が停止しましたが、引っ張られたバッグは無事でした。なぜなら私は肩から斜めがけに持っていたことと、バッグの紐部分が太めでしっかりした布地だったからです。バッグを肩にかけてから上着を羽織っていたので、外見からは分からなかったのでしょう。布地だったので、体への跡など負担なく事が済みましたが、もし刃物を持って切られたら、と思うとゾッとします。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
後ろから通り過ぎる人が来たら、出来る限り避ける。