台北市内の民営両替所でのトラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

台湾　台北

あなたが旅行に行った年月

2019年8月

あなたが旅行に行った回数

9回

あなたの年齢、性別、職業

27歳、男、フリーライター

一緒に旅行に行った人の人数

2名

トラブル体験をした場所

台北市内の両替所

トラブル内容

台湾の台北旅行に行った際に、個人経営の両替所で手数料を多めに取られてしまった経験をご紹介します。

事の発端は、食事に行こうとタクシーを拾ったことでした。タクシーの運転手は、日本語を話すことが出来る、気さくなおじさんであり、移動中の会話も弾み、有意義なものでした。話の流れで、その日一日チャーター利用をお願いすることになり、料金も通常より安くしてもらうことができました。上機嫌で観光名所を回る私は、次第に手持ちの現金が少なくなっていることに気付き、そのタクシーの運転手に、どこか外貨両替の出来る両替所に連れて行ってくださいと頼みました。すると、タクシーの運転手は、「近くに、知り合いがやってるいい所がある」と言って、観光客が来ないような市街地にタクシーを走らせ、薄暗く、人気のない民家に案内されました。

そこには、空港や銀行で見かける為替用の電光掲示板は無く、小さな黒板にぎりぎり読める薄さでその日の為替が記入されていました。また、出てきた両替所の男性はお世辞にも身だしなみが整っているとは言えない、タンクトップ姿のおじさんでした。私は、急な両替だったため、その日の相場を事前に確認していませんでした。また、Wi-Fiがつながらないため、スマートフォンで調べることもできませんでした。親切にしてくれたタクシー運転手が、知られていない穴場の両替所に連れてきてくれたと考え、そのまま両替をしました。

しかし、観光を終えて宿泊施設に戻ってきた際、周囲の外貨為替を扱う両替所がいくつか目に留まり、結局私が外貨両替を行ったレートは、その日の相場よりも1台湾ドル当たり5円ほど高く設定されていたようでした。せっかくタクシー代を抑え、スムーズな観光を楽しんでいた私は、一日の最後に少しだけ気分が沈んでしまいました。

旅行にトラブルは付き物ではありますが、いくつか注意しておけばよかったと思うことがあります。一つ目に、台湾は現金しか使えない店舗が多いことです。観光名所の土産物店や夜市の屋台など、現金でしか買い物できない所も多く存在します。いざとなればクレジットカードがあるから大丈夫と考えるのではなく、あらかじめ多めに現金を用意しておくべきでした。二つ目に、旅行中はこまめに為替レートを確認しておくことです。事前に相場を把握していれば、明らかに高いレートを提示されたとき、断ることができたからです。最後に、タクシーの運転手と仲良くなったからといって相手を信用しすぎたことです。日本語を話せる親しみやすい相手に対し、全幅の信頼を寄せてしまったため、連れていかれた両替所に違和感を覚えたものの、他と比較することなく外貨両替をしてしまいました。

タクシーの運転手に頼り切るだけでなく、銀行や大きな両替所に案内してもらえるようにすべきでした。こうした些細な準備や心構えが出来ていれば、より快適な旅行になっていたと思います。