旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

オーストラリア

あなたが旅行に行った年月

1997年1月

あなたが旅行に行った回数

3回目

あなたの年齢、性別、職業

50歳、女性、無職

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

メルボルン空港内の両替所

トラブル内容

オーストラリアでワーキングホリデー体験後、帰国する前に外貨両替を済ませておこうと、両替所に立ち寄って豪ドル紙幣を差し出したときの事です。
窓口の女性が恐らく「両替の内訳はどうしますか?」と言ったのだと思いますが、相手の言うことは何となく理解できたものの、こちらは当時とにかく語彙力がなくて、
「(よくわからないから)あなたのいいようにやって下さい」というつもりで、「It’s up to you」と言ったところ、相手が顔を真っ赤にして怒り出し、
(ニュアンスで何となく)「何ですって!? それはこちらが言うことよ。バカにするのもいい加減にして!」
キレまくるのみならず、近くにいたガタイの良い男性まで呼びに行かれてしまい、どうなる事かと冷や汗をかき、息を飲みました。
ささいなひと言が原因で、ここまでモメるのであれば、両替しようとしていたのはごく少額だし、
当時は大阪に住んでいたので、該当する都市銀行で両替してもらおうかと、紙幣を引っ込めようかとも思いましたが、
(え~ん、メンドくさ~い!)と心の中でボヤきつつ、どうにかNHKの語学番組でやっていた会話を思い出し、
「え~と、●ドル札が△枚~」とつっかえながら伝えていったところ、相手はプリプリしながらも相当額の日本円を出してくれたので、それで事なきを得ました。
当時のオーストラリアはまだ、『白豪主義』の風潮を色濃く残しており、もちろん親日家の人も多い一方で、有色人種というと一緒くたに下に見る人もいたので、
そういう傾向を持っている現地人には特に、フラットでそこそこ礼儀正しい会話表現をする事が重要だったと思っています。
それと仮に何か言い間違いをしたり、マズい事を言ってしまって、雲行きがあやしくなっても、理解してもらおうとする姿勢を崩さない事ですね。
まるっきり沈黙してしまわずに、「ごめんなさい、そういう意味ではなくて…」とか、「悪気は全くない。私はただ両替してほしいだけ」など、
つたない英語表現でもいいので、会話と意思表示をやめてしまわない事が大切だと思います。
日本では「察してくれる文化」が当たり前ですが、それが世界のどこでも通用すると思っていると、「この程度の事が!?」と思うようなトラブルに巻き込まれます。
外国へ行く際に、現地の言葉を完ぺきにしておくまでの必要はないですが、空港に入ってから出るまでに使いそうな会話文、型どおりの挨拶、あと現地のタブーなどもざっと調べておくほうが無難です。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

雲行きがあやしくなりかけても、「言い方がわからない」とか「失礼な事を言ったならごめんなさい」など、こちらの状況や心情を表現するのをあきらめない事ですね。