北京の空港で優しそうなおばさんに騙された
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
中国、北京
あなたが旅行に行った年月
2017年12月
あなたが旅行に行った回数
15回目
あなたの年齢、性別、職業
27歳、男、自営業
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
空港のタクシー乗り場
トラブル内容
私は今回騙されるまで海外で絶対に騙されない自信がありました。なぜなら中国に留学していた経験があり、その他の国にも数十か国行ったことがあり、さらには英語と中国語を流暢に話すことが出来るからです。よくテレビで日本人が海外で騙された、トラブルに巻き込まれたというニュースを見ますが、私はほかの人は外国語が話せないからだろうと思っておりました。
今回もいつものように中国に住む友人に会うために北京を訪れました。いつも中国を訪れたときは空港の外貨両替所を使わず、街中の銀行で両替するようにしています。なぜなら空港で両替するよりも数倍手数料が安いからです。今回もいつものように銀行で両替をしようと思い、北京市内に出るため空港のタクシー乗り場へ向かいました。
タクシーを待っていると、一人の優しそうなおばさんが近づいてきました。おばさんは私に今から大阪に行くので、大阪の面白いスポットはどこだ等、普通の日常会話を楽しんでおりました。話が盛り上がってくるとおばさんは私に日本円と人民元を両替しないかという話を持ち掛けてきました。確かに今から中国で遊ぶ私と今から日本に行くおばさん、お互い通貨を両替すれば手数料はかからない、お互いにとって得ではないかと思い、おばさんの提案に同意しお互いの通貨を交換しました。6000元(日本円で約10万円)ほどだったと思います。
万が一後からトラブルが起こらないようにおばさんとwe chat(中国版のライン)を交換し、念には念を入れて偽札ではないかも確認しました。私は中国の偽札は何回も見たことがあったので、すぐに偽札を見分けられる自信がありました。おばさんと交換した人民元は質が良く、絶対に本物だと信じ切ってしまいました。
その後私はタクシーに乗り、北京市内へと向かいました。いつも通り中国の友人と買い物したり、お酒を飲んだりして、普通の旅行を楽しんでおりました。もちろんおばさんと交換した人民元も普通に使えておりました。しかし北京滞在3日目に高級北京ダックのお店でお会計を済ませようとしたところ、店員さんにこのお金は偽物なので使用出来ないと言われてしまいます。
私は絶対におかしいと思いました。なぜなら中国にはたいていの店にに偽札を発見するための機械が置いており、現金で払う場合は必ずその機械を通すからです。実際この北京ダックの店以外では機械に偽札と判断されず、使用しておりました。しかし北京ダックの店員曰く、質のいい偽札はほとんどの機械では検知されないとのこと。うちは最新の機械を導入しているので、質のいい偽札でも検知するとのこと。
その後公安を呼ばれ私は2時間以上の尋問をくらいました。当然おばさんの連絡先も偽物でした。最終的に解放していただきましたが、当然残っていた現金はすべて没収され、とんでもなく後悔しました。このようなトラブルに巻きこまれないためにも外貨の両替は絶対に空港あるいは大きな銀行で行うべきです。海外慣れしているからといって、初心を忘れていなければこんなことにはなりませんでした。外貨両替だけでなく、海外での個人間でのやり取りは絶対におすすめしません。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
信頼性の高い空港の両替所あるいは大きな銀行で両替するべきだった