旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インド・プネー

あなたが旅行に行った年月

2016年11月

あなたが旅行に行った回数

30回以上

あなたの年齢、性別、職業

40歳、男、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

プネー

トラブル内容

インドが大好きな私は、3-4年に一度、家族から一人旅の時間をもらって旅に出させてもらています。今まで北インドをメインに旅行していた私は、今回は初めて少し南の方まで足を延ばして、エローラとアジャンタ遺跡に行くことを決めました。

通常、ムンバイから入りますが、航空券が安かったこともあり、入りの都市をプネーという聞いたこともない街にしました。プネーへは、デリーで乗り継いで、約12時間くらいだったと記憶しています。飛行機を降り、入国審査を終え、荷物をピックアップして、さっそくインドルピーを少しだけ両替しようと外貨両替所を探して向かいました。

プネーは地方空港なので、大都市のような客引きがまとわりついてくるようなことはありませんでした。外貨両替所へ着きました。誰も人は並んでおらずラッキーと思って覗くと、クローズ。次の外貨両替所を探して、中を覗くとクローズ。次もクローズ。なんだか様子がおかしいです。外貨両替所がすべてクローズしています。

周りの人に聞いてみると、「政府が一週間後に500Rp1000Rpは使用できなくなることを発表して、そのためにみんなが銀行に殺到している。だから銀行や両替所が全部しまっているんだよ。だからあなたも両替できないよ」と。正直、私は、急にお札が使えなくなるという世界で生活をしていたことがないので、はっきり言って何がおきているのかピンときませんでした。

その時は、やはりインドのトラブルの洗礼は強烈だ!とちょっとうれしかったことすら覚えています。日本で例えたら、明日から、新しいデザインの一万円札になるので、今もっているものは使えなくなりますと政府が発表しているような形です。確かにそれはすごいです。そして、換金で人が押し寄せることを避けるために、クローズしてしまう銀行もスゴイです。

一旦、私は、空港での両替をあきらめ、ドルを受け取ってくれるタクシーを探して街中に向かいました。ホステルならなんとかしてくれるだろうと思ったのです。しかし、ことはそんなに甘くなく、ホステルのフロントの人でさえ、手の施しようがないと簡単に「Sorry」とされてしまいました。その日は疲れていたので、近くのカードが使えるカフェで食事をすまし眠ろうとしましたが、現地通貨がない!恐怖にさいなまれなかなか眠れませんでした。

翌朝、ホテルの人に泣きつくと、俺の友達が外貨両替所をやっているからそこへ行ったら替えてくれるかもと住所を教えてくれました。昨日と同じように、ドルが使えるタクシーで紹介された両替所へ行きました。なんだか、雑居ビルの奥にあり、この上なく怪しいところ、かつ、レートも恐ろしく悪かったですが、一文無しは悪夢以外のなにものでもないので両替をしました。本当に、デノミは恐ろしいトラブルです。インドに行く方は、こんなこともあるかもしれないと思った方が良いと思います。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

正直、デノミに巻き込まれない対策は無理だと思いますが、トランジットのデリーの空港では両替所がやっていたので、デリーで両替をしておけばよかったと思っています。