香港で両替をしたときの小さなトラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
中国・香港
あなたが旅行に行った年月
2016年2月
あなたが旅行に行った回数
30回
あなたの年齢、性別、職業
45歳、女、事務職
一緒に旅行に行った人の人数
2人
トラブル体験をした場所
香港市内の両替所
トラブル内容
これはトラブルと表現するには小さく、不快な思いをしたというほどにはダメージを負った内容ではありません。しかし、気持ちよく旅行をするうえでは遭遇しないほうがよい、やはり気をつけるのに越したことはないと思いお知らせしたい、そういった内容です。
私が小さなトラブルにあった場所は、香港市内の繁華街、チムサーチョイ地区のチョンキンマンションと呼ばれる小さなお店やゲストハウスが入っている古いビルです。外貨両替のレートがよいことが、ネット上でも紹介されている有名なスポットです。大きな買い物はクレジットカードで決済するので、ちょっとした食事などで使うため30000円ほど両替しました。
空港や銀行での両替ほど安全かどうかはわかりませんが、銀行での両替は難しく、ホテルでの両替はレートが悪いということで、ガイドブックや旅行のサイトでも多数紹介されているし大丈夫かなという気持ちで、チョンキンマンションに向かいました。ネットで建物の外観も見ていましたし、古くて少し雰囲気が怖い感じがすることは事前に承知して行ったのですが、中東系の方や中華系の方がセールスのように声をかけてくることに辟易してしまい、そういった方たちをかわしながら建物の奥まで入っていくことが面倒に思えてしまいました。
両替で有名なところだしどこでもいいかという気持ちになってしまい、入口付近の両替所はレートが悪いということは知っていたので、そちらを避けて適当な両替所で両替をしてしまいました。店の外観は他の両替所と変わらず、その日のレートを記載したディスプレイがあり、当然ですがことさらにおかしな雰囲気などはありません。30,000円を両替して、店員が紙幣を一枚ずつカウントし、端数のコインと一緒に渡されました。私もその場で紙幣を確認し、簡単にですが手数料などの齟齬がないかどうかなどを確認して、足早にチョンキンマンションをあとにしました。
小さなトラブルに気づいたのは、フードコートで食事をして、財布のなかを整理していたときです。硬貨に見慣れない絵柄のものが数枚含まれています。漢字がかかれているし、アメリカの25セントコインでは発行した州によって絵柄が異なる硬貨が発行されていますし、そういったことかと思い、ネットで確認してみたところ、それはマカオの硬貨でした。香港のおとなりマカオでは、香港の通貨がそのまま使えます。しかし、香港ではマカオの通貨は使えないのです。つまり、マカオに行く予定のない私は、その硬貨は使えないということになります。廉価のコインが数枚ですし、その金額は微々たるものです。
もしかしたら、両替所の人が間違えたのかもとも思いましたが、日々通貨を扱う両替所の店員が、自国の通貨を複数枚間違えるということは考えにくいという考えに至りました。私の確認不足のせいですが、紙幣と違い、通貨は絵柄に馴染むまでに時間がかかり、渡航したばかりでは、なかなか違うものを渡されても気が付きにくいということも言えると思います。この件は、大きなダメージとはなりませんでしたが、あまり後味のよいものではありませんし、もし使いにくいから日本人に渡してまえと渡されたのなら、腹立たしい気持ちになります。ささいなことですが、両替などの大事なことは、気の逸った状態でしてはならないという教訓になりました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
両替後に細部まできちんと確認するべきだった。