旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インドネシア バリ島

あなたが旅行に行った年月

2006年1月

あなたが旅行に行った回数

10回以上

あなたの年齢、性別、職業

36歳、男性、農家

一緒に旅行に行った人の人数

大学の同級生3人

トラブル体験をした場所

インドネシア、バリ島クタ地区の街中

トラブル内容

十数年以上前、私がまだ二十歳の大学生だった頃、同級生達とアジアの有名リゾートバリ島へ旅行へ行った時の体験談です。当時の私は英語もあまり話せず、海外旅行も初めてに近い状況で、旅慣れた友人に誘われるまま旅行へ出かけました。

バリのデンパサール空港に着くなり、東南アジア独特の蒸し暑さで異国に来た感覚で心底浮かれていました。事前情報によると空港の両替はレートがあまりよくないとの事で、街までのタクシー代のみ両替して、早速予約していたホテルに無事到着、友人が問題なくチェックインしてくれました。ウエルカムドリンクやフルーツを楽しみ、ホテル内のプールで涼んだ後は、街中へ腹ごしらえをしに出掛けました。

事前に用意していたアメリカドルを両替すべく、街中を散策していると日本では考えられないほどたくさんの両替所がありました。どの両替所も店先にレートを掲げており、少しでも高いレートで両替しようと街中を汗だくになりながら隈なく歩き回っていました。そこで友人が見つけた両替所が今まで見てきた中で最も高いレートを掲げていました。歩き回った疲れもあり、もうここで両替しようと決めました。その時はまさか自分があんなトラブルに巻き込まれるとは思っていませんでした。

早速、中へ入ると鉄格子のあるカウンターとその向こうに座る男性。旅慣れた友人は、カタコトの英語で話しかけます。もちろん外貨両替も何度も経験しています。念の為に両替のレートを確認してから、300ドルを取り出しました。先に渡す事はせず、両替商の男性が300ドル分の現地通貨を用意してから交換するように渡しました。現地通貨を受け取る前にも男性は手慣れた手つきでお札を数えて、間違いなく店先に掲げられていたレート分の札束を受け取ったはずでした。

無事両替のミッションも終わり、意気揚々と現地のレストランへ向かい異国の味を楽しみ、お会計の時に財布を確認すると、明らかにお金が少ない。落としたわけでも、何かに使ったわけでもないのにお金が300ドルの半分ぐらいしかない。あれこれ考えましたが、どう考えても両替所でだまされたと思い、すぐに両替所へ駆け込むも知らぬ存ぜぬ、あなたの目の前でお札も確認したとの一点張り。

らちがあかないので、旅慣れた友人は道端にいた警察のなにやら話を始めました。どうやら警察にチップを渡す代わりに一緒に両替所に来てもらうように手引きしていました。さすがの両替商もこれには少し動揺したようで、なぜが300ドルの両替の不足分半分を渡してきました。到底納得はできませんでしたが、いつまでも揉めていてもつまらないので、これで手を打ちました。

後日談ですが、再度街中で明らかにレートが他よりも高い両替所を訪れた際は、友人とみんなで騙されまいと必死に両替商を凝視していたら、こちらの注意をそらそうと居合わせた客(グル?)がしつこく話しかけて来たり、現地紙幣を数えるふりをして実は床へ落としている姑息な手段を使って旅行者を騙していることがわかりました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

事前にどんな外貨両替でどんなトラブルがあるか調べたり、多少レートが悪くても銀行や空港等の信頼できる場所で両替するべきだった