香港市内での換金所はオススメしない

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

香港

あなたが旅行に行った年月

2019年4月

あなたが旅行に行った回数

11回

あなたの年齢、性別、職業

28歳、女性、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

2名

トラブル体験をした場所

香港市内の換金所

トラブル内容

私が香港市内の換金所が集まる観光市街地で換金しようとしたときの換金トラブルをご紹介します。初めて、中国圏(今回は香港ですが)の旅行に出かけた時のことでした。私は、海外旅行はそれまでにも 10 か国以上、自らフライトやホテルを手配して経験があり慣れている方だと感じていました。中国圏の旅行は初めてでしたが、香港への日本人旅行者は多くいますし、治安も悪くないのではと安心していました。

海外旅行に行く際、外貨両替は必ず必要となりますが、欲しいもの買う Shopping とは違うため、できるだけ条件の良いレートで、かつ、できるだけ安い手数料で換金したいと思うのが当然ではないでしょうか。どこの紙幣に換金するにも、『日本国内の銀行や空港での換金はレートが高くて損』は常識的な話であり、もちろん、香港ドルへの換金にも当てはまります。できるだけ、換金を良い条件に抑えるため、【香港換金現地】などでインターネットでお得なレートで換金できる場所をあらかじめ旅行の前に調べておきました。

そこで多くの香港旅行経験者のサイトから情報があったのが、市内地の換金場所で、「重慶大厦」というところでした。民間の両替所でありますが、私自身は、旅行経験もそれなりにあり、英語は留学経験があり、日常的な会話は不自由なくできるため、困ることはないだろうと高をくくっていました。実際、中国語は話せません。(ただし旅行中は換金所では現地の言葉がわかったらな。と思うことがあったものの、観光している際は、中国語を話せずとも大きな不自由を感じることなく旅行はできました。パッケージツアーではなく、フライトもホテルもすべて自己手配です。英語を多少話せれば十分で、逆に、現地ではカタコトの日本語で話しかけてくれるくらいです)

換金の話に戻りますが、日本では1万円のみ換金して、あとは空港についたらすぐに市街地まで直行して、換金所へ行きました。いざ着いてみると、両替所の方は、アラブ系の方が多い印象で、訪れている人は、観光客が多いように見受けらました。私たちのことをすぐに日本人と分かったのか、日本語であちらこちらから話しかけられました。止まっていると、キャッチに捕まってしまうと思い、じっくりルートの掲示板を眺めたり、同じ場所を何回も往復したりする気分にはとてもなれませんでした。

実際にきちんと、換金表が掲示されている店舗もあれば、提示していない店舗もあり、比較するのはかなり難しい状況でした。何店舗も換金所はありましたが、あまりレートの差はない(あっても微々たる程度)ように感じました。私は電光掲示板でレートの表記のしてあり、女性が窓口にいるお店を選びました。

しかし、お店の人が、電卓で計算式を叩いて見せてくれるのですが、レシートを貰えませんでした。電卓の打つ手が早すぎて、どんな計算をしたのか、いまいちわからないままでした。対応もぶっきらぼうで、一度聞きなおしたものの、3 度目聞きなおす勇気も気力もなくて、わかったと頷いてしまいました。今思うと、私の理解できなかった計算式は手数料も加算していたのかもしれないな。と思います。

結局、あとからホテルへ戻って、落ち着いて自分で換金レートを計算したところ、空港での換金と比べると、数百円換金で節約できた程度でした。今回私が民間の換金所での換金を通して学んだことをまとめると、

・できれば現地の言語ができる人や、換金に慣れている人と一緒に行くこと
・電子版で換金レートが掲示されているお店を選ぶこと
・換金レートだけでなく、手数料も掲示してあるお店を選ぶこと
・電卓で金額を計算しているときによく計算式を注視して、疑問があったら根気よく聞くこと(この時に現地の言葉を少しでもわかるととても助かります)
・店員に紙幣を一枚ずつカウントしてもらい、できれば旅行の同伴者と複数の目で確認をすること
・換金後、疑念があればその場から離れずに、店員の目の前でダブルチェックをする
(一回、お店から離れてしまうと、「やっぱりおかしい」と思っても引き返すことはなかな
か躊躇してしまい、そのまま諦めてしまうものです。おそらく、多くの換金トラブル経験者はこのドキマギした経験があるのでは。と思います)
・必ずレシートを発行してもらう。

わざわざ直行で換金所まで行き、キャッチ(呼び込み)をかわしながら、換金所を精査して、ドキドキ換金するよりは(もしかすると、それも旅行の醍醐味と思う方もいるかもしれませんが)、特に一人旅などであれば、安心できる場所と方法で換金するほうがおすすめです。

「少しでも安く」という考えは付き物ですが、その場合は金券ショップなどもおすすめです。ただし、偽造通貨鑑定が行われているという保証がない点が、金券ショップのデメリットといえるでしょう。そのため、鑑定機を導入している大手金券ショップを選ぶことが重要です。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

海外旅行のトラブルと表現するには幸いながら、そこまで事態は大きくはなかったですが、不快な思いをしたというかダメージを負ったことに変わりありません。やはり、言葉が違く、土地勘もない場所という点で、国内旅行よりは、緊張感あり、いざトラブルが起きてしまったときの対処にも不安が募りますので、できる限りのリスクマネジメントをして安全な策を選んでいくことが、海外で気持ちよく・安心して、旅行をする秘訣かと思います。そういう面では、予め換金を済ませておく、最低でも現地の空港で換金を済ませておくことは、推奨できることの一つです。また最近では、クレジットカード決済がどこの国でも進んでいますので(日本は後進の方だと思います)、現金を両替するのは最小限にして、旅行中はできるだけクレジットカード払いにすると、防犯対策にも、帰りに香港ドルの現金の残りが出るのも避けられると思います。