カンボジアの街中の両替所でトラブルになりかけた話
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
カンボジア、シェムリアップ
あなたが旅行に行った年月
2016年9月
あなたが旅行に行った回数
4回
あなたの年齢、性別、職業
27歳、女性、医療職
一緒に旅行に行った人の人数
2人
トラブル体験をした場所
シェムリアップ市内の両替所
トラブル内容
海外旅行は私は2回目、一緒に行った彼氏は初めてでした。2回目といっても1回目は友達について行っただけだったので、ほとんど初心者の2人でカンボジアに行きました。到着してすぐに空港の外貨両替所に行ったのですが、「空港は両替レートが高いので宿泊する宿などで両替をした方がいい」という事前情報があったため、必要最低限の額だけ両替して街中に向かいました。
宿に到着しフロントで両替をお願いしたところ、なんとガイドブックに載っていた情報と違って「うちで両替はしていないよ」と断られてしまいました。それでも数日分は十分に足りる額は両替してあったので、足りなくなったら両替すればいいよね、くらいの考えで2、3日は観光を楽しみました。
旅も終盤の頃、思ったよりもカンボジアの雑貨が可愛くお金を使ってしまい、私たちは街で拾ったトゥクトゥクのドライバーに「両替所に連れて行って」とお願いしました。すると、ドライバーは「レートが低い良い両替所を知っているからそこでいいか」と聞いてきました。そのドライバーとは前の日から一緒に行動しており、時間もきちんと守ってくれるし信頼できる態度だったため、私たちはそこに連れて行ってもらうようお願いしました。
両替所自体は飲食店が立ち並ぶストリートの道沿いにあり、周囲に観光客らしき姿も多く見られたため、特にトラブルに巻き込まれることもないだろうと判断し、私たちは日本円で一万円ずつ追加で両替をお願いしました。すると、当時のレートがいくらだったのかは忘れてしまいましたが、返ってきた外貨は明らかに空港で両替したものより少ない額でした。おそらく、空港の2分の1に近いくらいの額だったと思います。
不審に思った私たちは空港での両替額を伝えると、「この数日でレートが大きく変動したんだ」というような説明をされました。当時、ポケットWi-Fiを持っておらずリアルタイムのレートを確認する術も持っていなかったのですが、明らかにぼったくられている雰囲気を感じた私たちはつたない英語で「レートのわかるサイトなどを提示してほしい」というようなことを伝えました。
すると、それまで後ろで待機してくれていたドライバーがカウンターにやってきて、何かを繰り返し行ってきました。聞き慣れない言葉ですぐには理解できなかったのですが、何かタバコを吸うような仕草をしながら「ハッパ、ハッパ」と言っているのが聞き取れました。「両替額は上げられないけど、ハッパ(おそらく麻薬)を売ってあげようか」と言っていたと思います。
私たちは身の危険を感じ、両替額に関してはそれ以上何も言わず、ドライバーにその日の運賃を渡し、急いで近くの観光客が多くいる土産物店に駆け込みました。それ以上のトラブルはなかったのでよかったのですが、やはり知らない土地でお金に関するやり取りをするには慎重になる必要があるということを痛感した出来事でした。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
信頼性の高い空港の両替所で全日分を両替するべきだった。現地の人に聞く前に、信頼できる両替所の情報をネットやガイドブックで調べておくべきだった。