両替紙幣の確認はその場で、忘れずに!
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
アルゼンチン、ブエノスアイレス
あなたが旅行に行った年月
2017年2月
あなたが旅行に行った回数
2回目
あなたの年齢、性別、職業
19歳、男、学生
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ジョン・F・ケネディ空港内の換金所
トラブル内容
私がそのことに気がついたのは、南米旅行開始から2週間ほど立った頃でした。アルゼンチン旅行中だった私は、手持ちのアルゼンチンペソが不足してきたため、外貨両替を行うことにしました。
「Hola!」私は受付の男性に挨拶をしながらアメリカドルを手渡しました。すると彼はチラリと紙幣を見ただけですぐに私にその紙幣を返してきました。これまでも紙幣が汚れていたり、角が少し折れているだけで受け取ってもらえないことがあったので、私は気にせずもう一度紙幣を差し出しました。
今度はスペイン語で何か言いながら紙幣を返してきます。何を言っているのかよく聞き取れなかったので、彼にゆっくりともう一度言ってくれるように頼みました。彼の言うところによると、これは偽札だから受け取ることはできないとのことでした。
そんなはずはないだろうと私はその紙幣に目を落としました。なんとそこにあったのは、コピー用紙にプリントしましたというような、いかにも偽札らしいアメリカドルでした。おままごとで使う紙幣の方がまだ本物らしいと思えるほど
です。
私は恥ずかしさでいっぱいになりながら自分を責めました。なぜ今まで気がつかなかったのか。いつトラブルに巻き込まれていたのか。そこで私は一つのことに思い至りました。この偽札をつかまされたのはトランジット時に行なった換金時に違いない、と。
なぜなら、ここまでで日本円をアメリカドルに換えたのはその時しかないからです。それなりの額だったので、渡された紙幣の束の中に紛れ込まされていたのでしょう。
乗り換え空港のジョン・F・ケネディ空港への到着が遅れて、乗り換え便搭乗口へ急いで向かってる途中に換金したこともよくなかったかもしれません。紙幣の枚数があっているかぱらぱらと確認するのみで、紙幣自体の確認を怠っていました。結局私は偽アメリカドルの換金を諦めざるを得ませんでした。
幸いなことにその後の旅程はほとんどをアルゼンチンで過ごすことになっていたので、ATMで国際キャッシングを行うことにしました。
「南米は日本円を換金できるところがほとんどない。」「カードが返ってこなくなるからATMは信用できない。」そんな話を聞いていたため、トランジット時に換金していたのにまさか換金時にトラブルに遭うとは思ってもいませんでした。
確かに日本円を換金できるところはほとんど見かけませんでした。一方でATMは地元民の方々も普通に使っていたので、この話は旅人界隈でありがちな武勇伝の一環として誇張されたものだったのかもしれません。
ともあれ、この一件で私も考えを改めることになりました。空港の換金所だからといって確認を怠っていいわけではない。お金が絡むことはきちんと確認するべきである。これが私がこの一件で学んだことです。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
1.換金紙幣の確認はその場で確実に行う
2.出国前に換金を行なっておく