インド・アグラでの両替トラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
インド・アグラ
あなたが旅行に行った年月
2015年2月
あなたが旅行に行った回数
20回以上
あなたの年齢、性別、職業
2人
一緒に旅行に行った人の人数
29歳、女、旅行会社営業
トラブル体験をした場所
アグラの駅にて
トラブル内容
2015年、大学の卒業旅行として幼馴染と2人でインドのゴールデントライアングル、ネパールを2週間かけてバックパックを背負って旅をしました。トラブルが起こったのは、インドでの旅の途中です。
現在は旅行会社で添乗員をしているので、今振り返れば非常に危機管理の低い旅をしていたと思うのですが、若かったのでそれもまたよい思い出として捉えています。
事の発端は、タージマハルで有名な街・アグラを訪れた時でした。それまでも何度か騙されかけての旅だったのですが、アグラの街でどうしようもなく途方にくれるトラブルが起こったのです。
アグラの街を立つ夕刻、何故か商店街やキオスクなどがパタパタと店じまいを始め、妙に移動する人が多くなっていました。なんとなくお祭りのような雰囲気を感じ、もしやと思って地球の歩き方を開くと、ちょうど「ホリ」と呼ばれる大きなお祭りの前日であるということがわかりました。皆、そのために店を早くに閉め、帰省する人で溢れていたというわけです。
ホリはインドで非常に有名なお祭りで、カラフルな色の粉を掛け合う独特の風習があります。そのお祭りに立ち会えた事自体は非常に貴重な体験なのですが、しかしなぜ出発前に気づかなかったのか…
そして、もちろん両替所も閉まっていました。運の悪いことに、私たちの手元には50円程度のルピーしか残っておらず、あとは全てドルと日本円。かろうじて一つ空いていたお店を見つけたものの、ドルは受け取ってもらえませんでした。そして追い込みをかけるように、夕刻に到着予定の電車が1時間、2時間、3時間と遅れます。インドでは良くあることで、最終的には7時間待ちました。
お腹もすいてひもじく、私たちは近くにいた白人のおじさんにドルとルピーを交換してもらえないか頼みましたが、ドルは要らないと断られてしまいました。他の人たちも、同じでした。
どうしようもなく困っていたところ、インド人の男に話しかけられて、困っているたら、ドルとルピーを交換しても良いと言います。その時の外貨両替のレートを控えていたので、男の提示したものと比べると、とんでもないぼったくりの値段でした。
その場でもう少し安くならないか交渉しましたが、嫌なら良いとあしらわれ、私たちは空腹に負けてルピーとドルを交換しました。少量でよかったのに、50ドルからしか受け付けないと言われ、仕方なく50ドルを払いました。
キオスクのパンで腹を満たし、遅れる電車を待ちながら睡魔と戦い、夜中の2時にやってきた電車に乗り込み、次の街であるジャイプールに到着しました。
今思えば、あまり沢山のお金を持つのは危険だし、いつでも両替はできるだろうとたかを括っていたこと、お祭りのことを下調べしなかったこと、たくさんの後悔が浮かんできます。
インド旅行といえばトラブルが付き物と言いますが、事前に防げるものは防ぎたいものです。その旅以降はインドを訪れていませんが、次回訪れることがあれば、絶対にもっと上手に旅行してやる!と思っています。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
現地の情報を下調べする、困らない程度のお金を持っておく