旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

イギリス・ロンドン

あなたが旅行に行った年月

2017年5月

あなたが旅行に行った回数

50回

あなたの年齢、性別、職業

36歳、男、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

成田空港の銀行系両替所

トラブル内容

毎回、海外へ行く時の支払いはクレジットカードの利用がメインであるが、安心を買う意味も含めて信頼できる空港の両替所にて1万円程度は外貨両替してから渡航するようにしている。今回のイギリス渡航も成田空港の手荷物検査場横にある両替所にてポンドに両替をした。日本の窓口なら何も心配せずに大丈夫!と思っていたのだが、今回ばかりは違った。

イギリスに滞在して数日、鉄道でヨークへ行った帰りだった。ヨーク駅にて乗車予定の列車まで少し時間があったのでコーヒーを飲もうと思いコーヒースタンドにて5ポンド紙幣を出すと、店員の女性が険しい顔をして「他の紙幣ない?これ使えないよ」と言ってきた。「イギリスの紙幣なのになぜ?」と聞いてみると「5ポンド紙幣は新紙幣に変更されて今月から旧紙幣は使用できない」との事。10ポンド紙幣を差し出すと店員さんはニコっとして「これは使える」。

お釣りで貰った5ポンド紙幣をみると確かに違う。旧紙幣はどこかで交換できるのか聞いてみたら「銀行に行けば大丈夫」と言われたので調べて行ってみる事にした。銀行というので日本でいうところのUFJや三井住友のような都市銀行を想像していたのだが、ネットで調べると交換場所はロンドンのイングランド銀行。日本なら日本銀行にあたる銀行の総本山だった。普通なら中央銀行なんてなかなか行く用事はないし、海外の中央銀行となると一生に一度行くかどうかだと思うとなんだかワクワクしてきた。旅にトラブルは付きものだが下調べも重要だと改めて痛感した。

ロンドンに戻り翌日早速イングランド銀行に行ってみた。イングランド銀行の最寄り駅は「バンク」駅。なんともわかりやすい!さすがイギリスの中央銀行だけあってイングランド銀行の建物はとても重厚な造り。入口にはもちろん警備員が立っていて「何しに来た?」と聞かれるので古い紙幣を見せて「交換したい」と言うと「向こうへ行って」と窓口の方を指して誘導された。軽く手荷物検査はされたが意外とあっさりとした対応。窓口でも古い紙幣を見せて「新しい紙幣に交換したい」と伝えるだけで特に何も書くこともなく拍子抜けするくらい簡単に交換できた。空いている時間帯だったのかもしれないが、建物に入ってから5分程度で終わってしまった。

後から確認したのだが、イギリスの紙幣は一定期間ごとに新しいものに更新されて、半年の移行期間を過ぎると旧紙幣は使えなくなってしまうとの事だった。基本的にはイングランド銀行で紙幣を交換するのが旧紙幣を使う唯一の手段となってしまうのだが、地下鉄の券売機では紙幣対応が間に合っていないこともあるようで、移行期間を過ぎても使えてしまうことがあるそうだ。なのでイングランド銀行まで行くのが面倒という場合は、近くの地下鉄の駅で使えるかどうか試してみるのもありかもしれない。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

イギリスで今使える紙幣の種類を確認するべきであった(特に以前渡英して、そのまま所持している場合は注意した方が良い)