モルドバ通貨を両替しようとした時のエピソード
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
モルドバ、ルーマニア
あなたが旅行に行った年月
2019年9月
あなたが旅行に行った回数
100回以上
あなたの年齢、性別、職業
39歳、女、専業主婦
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ルーマニア
トラブル内容
ウクライナから小国モルドバを経由して、ルーマニアへ抜ける一人旅をしていた時のことです。3か国をまたぎ、EUではないので毎回通貨も異なる国でした。ウクライナからモルドバに列車で到着した際は、駅からホテルへ向かう途中に立ち寄ったスーパーマーケットでの外貨両替が割とレートが良かったので、スムーズにモルドバ・レウを入手できました。その後モルドバからルーマニアへは長距離バスで向かったのですが、バスターミナルまではタクシーでしか行けず、また長距離バスの途中休憩の際の有料トイレや食事の為に現金を残しておく必要があったため、モルドバ・レウを使い切らないままルーマニアに入国しました。金額にして数千円分残っていたため、翌日からルーマニアの観光がてらモルドバの通貨を両替できる銀行や両替所を探すことに。隣国なのですぐに見つかると思っていたら、何件回っても、市の中心部の大きな銀行に行っても、どこでも両替してもらえません。こんなに見つからないと思っていなかったのでだんだん焦りも出てきました。結局、数日滞在していたブラショフという街ではなんの収穫もなかった為、ルーマニア最終日に移動して数時間滞在した首都ブカレストに掛けることにしました。首都ということでさすがに隣国の通貨の両替は出来るだろうということで、また観光がてら歩き回りながら大きな両替ショップやメジャーな銀行を攻めていきます。結果は惨敗でした。今までいろいろな国を訪れましたが、隣国の通貨を両替してもらえないというトラブルに見舞われたことはなかったので、けっこうなショックを受けると同時に、モルドバという国がいかにマイナーかということも痛感しました。友人や知人で近々モルドバへ行くという人がいれば、喜んで両替をお願いできますが、そんな人も周りにいません。結局最終手段として希望を残していたブカレストの国際空港でも両替を断られ、ただの紙切れとなりつつあるモルドバ通貨を持って帰るのか…それか数千円分寄付ボックスに入れるか、と考えながら搭乗ゲート付近のバーでカウンターで一杯飲んでいると、奇跡が起きたのです。隣に座っていたアメリカ人のおじいさんとなんとなく世間話を交わし、ことの成り行きを話したところ…。そのおじいさんが「友達に珍しい外貨コレクターがいるから、その人の為に買い取ってあげようか」と持ち掛けてくれたのです。またとない申し出に喜んでお願いし、全て米ドルに交換してもらえたのでした。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
小国の通貨は隣国でも通用しないと考え、最低限しか持ち出さないこと。